茂山狂言ヨーロッパ公演

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国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、 茂山千之丞率いる狂言グループをヨーロッパ5カ国(ロシア、ドイツ、フランス、イタリア)へ派遣し、公演およびレクチャー・ワークショップを実施します。

*「デンマーク児童演劇祭」招待参加として、ヴィボルク(デンマーク)での公演も予定されています。

茂山千五郎家 公式Webサイト

演目

棒縛り

『棒縛り(ぼうしばり)』 太郎冠者、主人、次郎冠者 25分

主人が留守になると、太郎冠者と次郎冠者が酒蔵の酒を盗み飲みするので、太郎冠者を棒に、次郎冠者を後ろ手に戒めて、主人は出掛けます。不自由な格好で留守をするはめになった二人は、「こんな格好をさせられれば、いよいよ飲んでやろう」と色々と工夫を重ね、ついに酒にありつきます。二人が騒がしく酒宴をしているところに、用事を終えた主人が戻ってきて…。

最も有名な狂言の一つにも数えられており、不自由な格好で酒を飲む所は、言葉無しでも理解できるほどで、海外公演では必ずと言ってよいほど上演されます。

漕ぎ川

『濯ぎ川(すすぎがわ)』 男、女房、姑 25分

毎日、嫁と姑に追い使われる養子の男、この日も裏の川ヘ洗濯に行けといいつけられます。まだろくろく時もたたぬうち、やれ蕎麦を打て、やれ水を汲めと次々に用事を言いつけられ、男は「用事を忘れぬよう、紙に書き付けてくれ」と言い出します。嫁と姑は、朝から晩までの用事のことを次々と文にしたため、聟に渡します。聟は「文に書いて無いことはしなくてもよい」と約束をとりつけ、ほんのささやかな反抗を試みますが…。

昭和28年、飯沢匡作・武智鉄二演出。男=茂山千五郎(現千作)、女=茂山千之丞、姑=茂山千作(先代)で初演。もはや古典といわれる昭和の新作狂言です。

*パリ公演では、サミュエル・ベケット生誕100年記念事業として、ベケット作品『言葉なき行為 I,II 』を上演します。

茂山千之丞

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1923年 十一世茂山千五郎の次男として京都に生まれる。
1925年 『以呂波』のシテで初舞台。
1946年 二世茂山千之丞を襲名。以後『三番三』『釣狐』を披く。
1948年 能楽会の数百年来のタブーを破って能狂言師としては初めてラジオ・ドラマに他のジャンルの俳優と共演。
1951年 京都能楽会常任理事として「京都薪能」の創立に携わる。
1960 年ころよりオペラ・新劇などの作・脚色・演出を始める。代表作として万博協会委嘱によるオペラ(三島由紀夫原作)『地獄変』や、創作オペラの会“葦”上演による創作オペラ『芦屋乙女の詩』『鬼娘恋首引』(千之丞作・演出)など。いくつかの作品は、パース(オーストラリア)及びシアトル(米国)のオペラハウスでも公演している。
日本能楽会会員。重要無形文化財総合指定保持者。
京都能楽会相談役・狂言協議会幹事。

茂山あきら

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1952年 二世茂山千之丞の長男として生まれる。
1956年 『以呂波』のシテにて初舞台。
1975年 『三番三』を披く。同年、大曲『釣狐』を披く。
1976年 花形狂言会を発足。従兄弟の正義(現千五郎)、眞吾(現七五三)と主宰する。
古典狂言のみならず、小松左京作SF狂言『狐と宇宙人』他、『木竜うるし』(1978)『死神』(1981)等の新作狂言や千年ぶりの復曲『袈裟求』など演じ、狂言の大衆化に力を注いできた。多才な演劇人である父・千之丞の影響を受けテレビ、ラジオ、新劇、実験劇に参加。またアメリカ人ジョナ・サルズと共に「NOHO(能法)劇団」を主宰。ベケット・イエイツの不条理演劇、英語狂言など国際的に公演活動を行っている。

茂山童司

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1983年 茂山あきらの長男として生まれる。父及び祖父二世茂山千之丞に師事。
《狂言の活動 》
1986年 「NOHO(能法)劇団」の『魔法使いの弟子』にて初舞台。
1986年 狂言『以呂波』にて初シテを勤める。
1995年 「花形狂言少年隊」に入隊。
1997年 『千歳』を披く。
2000年 「心・技・体、教育的古典狂言推進準備研修錬磨の会=TOPPA!」を千三郎、正邦、宗彦、茂、逸平と共に主催し、活動。
《狂言以外での活動 》
1998年 『かわら版忠臣蔵』に大石主税役で出演。
1999年ラジオドラマ 『ビート・キッズ』
2000年ひとり芝居”Sence Discone”企画・制作・演出・主演のひとり四役をこなす。

丸石やすし

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1950年生まれ。二世茂山千之丞に師事。
1974年 初舞台。
1990年 茂山狂言団の一員として 東南アジア・韓国公演参加。『三番三』披く。
1992年 『釣狐』を披く。
1994年 『花子』 を披く。

概要
日程 2007年3月23日 土曜日 から 4月15日 日曜日
派遣者 茂山千之丞、茂山あきら、茂山童司、丸石やすし
ロシア/モスクワ 【レクチャー・ワークショップ】
「狂言とは?」
3月23日 金曜日 15時
【公演】
3月24日 土曜日 開場: 18時 開演: 19時
3月25日 日曜日 開場: 18時 開演: 19時
会場:ストラスノイ劇場
問い合わせ先: 在ロシア日本国大使館
ロシア/
サンクトペテルブルク
【公演】
3月28日 水曜日 開演: 19時
3月30日 金曜日 開演: 19時
会場:ミュージック・ホール劇場
問い合わせ先: 在ロシア日本国大使館
ドイツ/ケルン 【公演】
4月3日 火曜日 開演: 19時
会場:ケルン日本文化会館
問い合わせ先: ケルン日本文化会館
フランス/パリ 【公演】
4月6日 金曜日 開演: 20時
4月7日 土曜日 開演: 20時
会場:パリ日本文化会館
問い合わせ先: パリ日本文化会館
イタリア/ボローニャ 【公演】
4月11日 水曜日 開演: 21時15分(予定)
会場:テアトロ・ディ・ヴィータ
問い合わせ先: ロ-マ日本文化会館
イタリア/ローマ 【公演】
4月15日 日曜日 開演: 19時
会場:ローマ市立オーディトリアム(サラ・ペトラッシ)
問い合わせ先: ロ-マ日本文化会館
主催 ジャパンファウンデーション
お問い合わせ ジャパンファウンデーション 芸術交流部 舞台芸術課(担当:山下)

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