八王子車人形南米公演

八王子車人形南米公演の画像

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日本コロンビア外交関係樹立100周年および日本・エクアドル外交関係樹立90周年を記念して、西川古柳(八王子車人形五代目家元)、鶴賀若狭掾(浄瑠璃新内節鶴賀流十一代目家元)の両氏を中心とする公演団をコロンビア、エクアドル、ペルーの3カ国4都市に派遣し、八王子車人形の公演とワークショップを開催します。

公演の様子の写真

車人形は、「ろくろ車」という、前に2個、後ろに1個の車輪がついた箱型の車に腰掛けて、一人の人形遣いが一体の人形を操る、一人遣いの人形芝居です。江戸時代の終わり頃、現在の埼玉県飯能市に生まれた初代西川古柳が考案し、その後、近郊の神楽師(神事芸能を専業とする人)を中心に分布し、農山村や八王子織物の生産に関わる人々の娯楽として親しまれてきました。ろくろ車の発明は、それまでにあった江戸系の三人遣いの人形芝居を合理化したもので、少人数の座員による簡易な舞台での公演を可能としました。西川古柳座は、このような車人形の特長を活かして、他の芸能との共演も積極的に行なっています。

南米公演日程: 2008年6月11日 水曜日から 26日 水曜日
ペルー公演: 日時: 2008年6月11日 水曜日、12日 金曜日
会場: 日秘文化会館大ホール(リマ)
主催: ジャパンファウンデーション、在ペルー日本大使館、ペルー日系人協会
入場無料
エクアドル公演: 日時: 2008年6月16日 月曜日、17日 火曜日
会場: グアヤキル市芸術センター劇場(グアヤキル)
日時: 2008年6月21日 土曜日、22日 月曜日
会場: スクレ劇場(キト)
主催: ジャパンファウンデーション、在エクアドル日本大使館、日・エクアドル外交関係樹立90周年記念事業実行委員会
コロンビア公演:
日時: 2008年6月25日 水曜日、26日 木曜日
会場: ロス・アンデス大学附属マリオ・ラセルナ講堂(ボゴタ)
主催: ジャパンファウンデーション、在コロンビア日本大使館

上演作品

『二人三番叟』の写真
『二人三番叟』

『東海道中膝栗毛』の写真
『東海道中膝栗毛』
赤坂並木から卵塔場の段

『雪』の写真
『雪』

出演者プロフィール

■西川古柳(にしかわ こりゅう)八王子車人形五代目家元

八王子に160年以上続く国・選択無形民俗文化財である伝統人形芝居『八王子車人形』の五代目。幼少より祖父(三代目)、父(四代目)に指導を受け、文楽研修生として三人遣いの操作も学ぶ。
地元八王子での定期公演のほか、日本各地で公演。また、各地の伝統人形劇団の指導にあたる他、1995年からは「受け継がれていく伝統人形芝居」を主催し、日本の伝統人形を継承するための諸活動を続ける。
海外公演も多く、1987年よりスウェーデン国立人形劇団、スウェーデン人形劇学校で車人形の指導にあたる。2000年の国際交流基金主催南米公演(ブラジル、チリ、ウルグアイ)により、ウルグアイ演劇祭にてフローレンシオ賞(外国演劇部門特別賞)受賞。
2004年より八王子市観光大使。2006年八王子市文化功労賞。

■鶴賀若狭掾(つるが わかさのじょう)新内節浄瑠璃鶴賀流十一代目家元

東京・神楽坂生まれ。幼少の頃より、父の鶴賀伊勢太夫に新内節浄瑠璃の手ほどきを受ける。鶴賀伊勢路太夫、二世鶴賀伊勢太夫を経て、2000年に新内の始祖で新内界の一代名跡である鶴賀若狭掾を襲名。新内協会理事長として、新内を継承するための後継者の育成に努める。また、宣伝普及のため、聴いて見て楽しい新内、分かりやすい新内をモットーとして、新内芝居、八王子車人形との共演、一人芝居と新内等々の諸活動にも取り組む。
日本各地はもとより、海外公演も多数。2001年、重要無形文化財保持者(人間国宝)の認定を受ける。

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