中東沖縄音楽公演 結(ゆい)―Vibes from Southern Islands

中東沖縄音楽公演

ジャパンファウンデーションはシリア、ヨルダン、イエメンの中東3カ国4都市にて、沖縄音楽と沖縄古典舞踊の巡回公演を実施します。派遣アーティストは西表島出身の若手唄者池田卓をはじめ、次世代の沖縄音楽シーンと沖縄舞踊界を担う実力派の面々です。ダマスカスでは2008年アラブ文化首都音楽月間に、アンマンではアンマン・サマー・フェスティバル、サヌアではサヌア・サマー・フェスティバルに参加します。
沖縄の精神を象徴する方言“結(ゆ)いまーる(助け合い、協働)”に因み、「結(ゆい)Vibes from Southern Islands―」と名づけた本巡回公演は、古典舞踊を織り交ぜ八重山民謡、沖縄民謡を中心とした構成で中東の人々に日本文化の多様性と魅力を伝えることが期待されます。

中東公演日程: 2008年7月23日 水曜日から 8月3日 日曜日
シリア公演:

7月23日 水曜日 ダマスカス小公演 Dummer Cultural Complex
7月24日 木曜日 ダマスカス公演 Dummer Cultural Complex
7月26日 土曜日 アレッポ公演  Kevork Yessayan Hall

ヨルダン公演:

7月29日 火曜日 アンマン公演(1) フセイン文化センター
7月31日 木曜日 アンマン公演(2) フセイン公園特設会場

イエメン公演:

8月2日 土曜日 「日本週間」オープニングレセプション小公演 在イエメン大使公邸
8月3日 日曜日 サヌア公演 サヌア文化センター

派遣アーティスト 一覧

一部楽曲紹介

日本の最南端の県である沖縄。数々の島からなる沖縄諸島そして八重山諸島。芸能の島といわれ実に多くの踊りや音楽に満ち溢れています。そのほぼすべての音楽に伴奏楽器として活躍するのが三線です。独特の沖縄音階で唄い奏でられる南国情緒溢れる沖縄民謡、八重山民謡の代表曲をお届けします。

『鷲ぬ鳥節(ばすぃぬとぅるぃぶし)』 八重山民謡 
石垣・西表島で繁殖しているカンムリ鷲「山奥の大きな木の枝に巣を作った鷲が産んだ卵から、美しい羽を持ったヒナがかえって、元旦の朝早く、東の空、太陽に向かって飛び立った」という内容の八重山で最も代表的な曲。石垣島では結婚式や祝事には座開きとして唄われます。

『繁昌節(はんじょうぶし)』 八重山民謡

石垣島・崎枝(さきえだ)村の豊かさと若者たちがイキイキと農作業に勤しむ姿を歌っている。崎枝村の繁昌を歌った祝い歌であり土地賛歌でもある。明治期の作(1850年前後)。一般には早調子で歌われている。八重山からは遠く離れた沖縄本島の方言が混在している曲で、八重山諸島と琉球王朝との関係を伺い知ることができることも興味深い。縁起のよい曲として人々に愛されています。

『デンサー節』 八重山民謡
「昔から歌い継がれているデンサー節に乗せて、私の心を歌うから聞いて下さい。島の統治と家庭の平和は一緒だよ。船頭と船子のように、親と子も協力し合わないとね…」もともと、西表島へ、泣く泣く親兄弟、恋人等と生き別れてきた強制移住者たちを激励・指導するため、役人によって作られた教訓歌といわれてますが、その後、様々な歌詞が作られ八重山を代表する曲として人々に愛されています。

『加那(かな)よー』 沖縄民謡
テンポも速く大衆的な俗謡が多く歌い込まれている庶民の生活の中からうまれた舞踊である「雑踊り(ぞうおどり)」のスタンダード曲です。「加那よー」とは「愛しい人よ」の意味。「愛しい人よ、あなたのことを思うと家でじっとなんかしてられない。」その浮き浮きした曲調が人気の沖縄民謡を代表する曲です。

『島の人よ』 池田卓 作詞作曲
島で生まれ島で育った池田卓が、島への想いと島を離れて暮らす人へ贈ったメッセージを託した曲。沖縄のTVCMに使われるなど、現代沖縄音楽を代表する楽曲の一つとして多くの人たちに親しまれています。

出演者プロフィール

■池田 卓 (いけだ すぐる)  唄・三線

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池田 卓氏写真

1979年生まれ。沖縄・西表(いりおもて)島船浮(ふなうき)出身。
人口42人の船浮という小さな集落で生まれ育つ。中学・高校は野球に没頭し、沖縄水産高校の投手として活躍するも、19歳の夏、島の芸術祭に参加したのをきっかけに本格的に音楽活動を開始。 2000年「島の人よ」でCDデビュー、TV天気予報のBGMに起用され脚光を浴びる。2005年CD「心色(こころいろ)」で全国デビュー。八重山民謡アルバムを含め、これまで7枚のCDを発表。それらの楽曲はCMにも数多く起用され、沖縄で広く親しまれている。
現在、沖縄を拠点に全国で活動する傍ら、ラジオパーソナリティーや講演活動、執筆、映画の主演(『えんどうの花』)を演じるなど多方面で活躍中。県内外で催される音楽祭、沖縄音楽コンサート等では、すでに欠かせられない人気歌手として多数出演。次代の沖縄音楽を担う若手として最も注目されている存在。

■ 仲宗根 哲 (なかそね さとし)  島太鼓・囃子

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仲宗根 哲氏写真

沖縄・石垣島白保出身。琉球・八重山の古典音楽および民謡の島太鼓による囃子、また伝統的奏法をベースにバンド・パーカッショニストとして幅広く活躍中。現代沖縄音楽シーンを牽引する島唄歌手、新良幸人(あらゆきと)とともに沖縄を代表するバンド・パーシャクラブのメンバーでもある。
従来の島太鼓とはひと味違う演奏スタイルとステージにおける存在感より、多くのミュージシャンから厚い信頼を集め共演している。国際交流基金主催の中国、モンゴルの海外公演等にも参加。

■ 山内 昌也 (やまうち まさや)  唄・三線・箏・琉笛

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山内 昌也氏写真

1973年生まれ。沖縄出身。小学5年生の時に、島袋英治(しまぶくろえいじ)師範に師事。
琉球新報社主催琉球古典芸能コンクールで、三線の部新人賞を中学3年生で受賞。その後、コンクール最高賞を20歳で受賞する。
現在、野村流音楽協会師範および琉球古典音楽湛水流(たんすいりゅう)保存会師範。沖縄県立芸術大学で非常勤講師を勤めるほか、文化センターなどで初心者を中心に指導、これまでに、沖縄県内外や海外においても公演活動を行なっている。

■ 志田 真木 (しだ まき)  琉球舞踊

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志田 真木氏写真

琉球舞踊 重踊流(ちょうようりゅう)二世宗家。沖縄伝統舞踊保存会伝承者。
3歳より母である琉球舞踊家・志田房子(沖縄県指定無形文化財「沖縄伝統舞踊」保持者)に師事。1994年沖縄県立芸術大学邦楽専攻卒業、同年、沖縄タイムス芸術選奨・琉球古典舞踊部門「グランプリ」並びに琉球古楽(器楽)太鼓部門「最高賞」受賞。1996年同大学院修士課程、1998年研究生(音楽学)修了。以降、主要なコンクールでの受賞も多く、振付創作活動も積極的に行なう。2005年文化庁芸術祭舞踊部門 新人賞受賞。

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