国際シンポジウム2008 Count 10 Before You Say AsiaAsian Art after Postmodernism― パネリスト略歴

国際シンポジウム2008 Count 10 Before You Say Asia ―Asian Art after Postmodernism―

パネリスト略歴

林 道郎(はやし・みちお)
上智大学国際教養学部教授
1959年北海道生まれ。1999年コロンビア大学大学院美術史学科博士号取得。2003年より上智大学にて教鞭を執る。専門は、西洋美術史、美術批評。主な著作に『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』(全7冊、『ART TRACE』、2003年)、「零度の絵画―RRの呟き」(川村記念美術館「ロバート・ライマン―至福の絵画」展図録、2004年)、「光跡に目を澄まして―宮本隆司論」(世田谷美術館「宮本隆司写真展」図録、2004年)などがある。アジアの美術に関しては、アジア3カ国の共同企画でアジアの近代を検証する「アジアのキュビスム」展(2005~07年)に参画。東京在住。

パトリック・D.・フローレス
フィリピン大学ディリマン校美術学部教授
1969年マニラ(フィリピン)生まれ。フィリピン大学ディリマン校で人文科学、美術史、フィリピン学を修める。近年、東南アジアにおける植民地時代美術と現代美術のキュレーションの歴史を調査研究。アジア7カ国9名による共同企画展「アンダー・コンストラクション」(国際交流基金フォーラムほか、2002~03年)、フィリピン国立博物館(2004~08年)、第7回光州ビエンナーレ(2008年)の企画展など国内外の展覧会にキュレイターとして携わる。『Remarkable Collection: Art, History, and the National Museum』(National Museum of the Philippines、2008年)、『Past Peripheral: Curation in Southeast Asia』 (National University of Singapore Museum、2008年)など著作多数。マニラ在住。

加治屋健司(かじや・けんじ)
広島市立大学芸術学部准教授
1971年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程、ニューヨーク大学大学院美術研究所博士課程を経て、2007年より現職。専門は、アメリカを中心とした近現代美術史、美術批評史。主な著作に、「誤作動する武器―クレメント・グリーンバーグ、文化冷戦、グローバリゼーション」(『アメリカ研究』37、2003年)、「大浦信行の《遠近を抱えて》はいかにして90年代的言説を準備したか」(『あいだ』112、2005年)、「笛吹き男としてのアーティスト―貨幣、アンフォルム、創造都市」(『旧中工場アートプロジェクト』、広島アートプロジェクト、2007年)。主な訳書に、『アンフォルム―使用の手引き』(近藤學・高桑和巳との共訳、月曜社、近刊)。広島在住。

范迪安|ファン・ディアン
中国美術館館長
1955年福建省生まれ。中央美術学院卒業後、同学院教授,副院長を歴任し、2005年12月より現職。専門は20世紀の中国美術史、美術評論。企画に参加した国際展としては、2002年上海ビエンナーレ、2005年サンパウロ・ビエンナーレ、第50回(2003年)、第51回(2005年)のヴェネツィア・ビエンナーレの中国館等があり、ポンピドゥー・センターの「中国当代芸術展」にも参画。著作としては『当代文化情景の中の水墨の本質』(河北教育出版社、2001年)、『中国当代美術:1979-1999』(編著、浙江人民美「术」の画像出版社、2000年)、『当代芸術と本土文化』(編著、福建美「术」の画像出版社、2002年)など多数。北京在住。

黒田雷児(くろだ・らいじ)
福岡アジア美術館学芸課長
1961年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1985年より福岡市美術館に勤務し、2003年より現職。専門は戦後日本の前衛美術。「九州派展 反芸術プロジェクト」(1988年)、「ネオ・ダダの写真」展(1993年)(以上、福岡市美術館)のほか、「イー・ブル展」(2001年)「ライオネル・ウェント写真展」(2003年)、アジア美術展/福岡アジア美術トリエンナーレなどを企画。韓国やインドを中心にアジア美術を調査。1991、95年バングラデシュ・ビエンナーレ日本の部コミッショナー。1995年日本文化藝術財団より日本現代藝術奨励賞受賞。現在、第4回福岡アジア美術トリエンナーレ2009の準備の傍ら、1960年代日本美術におけるパフォーマンス史の執筆中。福岡在住。

前田恭二(まえだ・きょうじ)
読売新聞社記者 
1964年、山口県生まれ。1987年東京大学文学部美術史学科卒業後、読売新聞社入社。水戸支局などを経て、1993~96年、1998年以降は文化部で、主に美術記事を担当。著書に『やさしく読み解く日本絵画―雪舟から広重まで―』(新潮社、2003年)がある。横浜在住。

キム・ボッキ
art in culture』『art in ASIA』編集長
1960年 大邱(韓国)生まれ。 ソウル大学美術学部絵画科卒業後、同大学大学院美学科修了。専門は韓国近代美術史研究。1984年より 『季刊美術』を皮切りに美術雑誌の編集に関わり、『月刊美術』、『art in culture』等の編集長を勤める。 2005年より(株)aMart 代表理事。2007年より英字の美術雑誌美術『art in ASIA』を発行。編集者として活動する傍ら、ソウル大学や高麗大学で教鞭を執る。著作としては、『韓国現代名画鑑賞』(共著、知耕社、2000年) 『祈祷の美術』(美術舎廊、2001年)、『批評集 : 私は美術で世の中を変えたい』(美術舎廊、2008年)等がある。ソウル在住。

平芳幸浩(ひらよし・ゆきひろ)
京都工芸繊維大学美術工芸館准教授
1967年大阪生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程修了。2004年京都大学にて博士号取得。国立国際美術館研究員(2000~08年)を経て、2008年より現職。専門は近現代美術。国立国際美術館での主な企画展覧会として「マルセル・デュシャンと20世紀美術」(2004年)、「現代美術の皮膚」(2007年)。『アヴァンギャルド・チャイナ 中国当代美術20年』展(国立新美術館ほか、2008~09年)では、中国におけるコンセプチュアル・アートを担当。主な論文として「像と視線―ポップ・アート以降のイメージについて―」(『現代芸術論』、武蔵野美術大学出版局、2003年)、「自己演出する芸術家-マルセル・デュシャンの同一性―」(『西洋美術研究』No.13、三元社、2007年)ほか。大阪在住。

金井 直(かない・ただし)
信州大学人文学部准教授
1968年福岡県生まれ。1991年京都大学文学部卒業、1999年同大学にて博士号取得。豊田市美術館学芸員(2000~07年)を経て、2007年より現職。専門は新古典主義および近現代彫刻。豊田市美術館にて「イメージの水位:ナルキッソスをめぐる変容と反射」(2004年)、「アルテ・ポーヴェラ/貧しい芸術」(2005年)ほか、インド2都市において日本の現代美術を紹介する「消失点:現代日本の美術」(2007年)を企画。著作としては、「彫刻の内・外」(『美学』196、1999年)、「野村仁 トピカ」(「野村仁 移行/反照」展図録、2001年)、「白のバロック―アンドレス・セラーノ」(岡田温司編『カラヴァッジョ鑑』、人文書院、2001年)、「イメージの水位」展図録(2004年)など。松本在住。

神谷幸江(かみや・ゆきえ)
広島市現代美術館学芸担当課長
神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科美術史専修卒業後、デ・アペル(アムステルダム)のキュレトリアルプログラム修了。2003~06年ニューミュージアム・オブ・コンテンポラリーアート(ニューヨーク)のアソシエイト・キュレイターを経て、2007年より現職。主な展覧会としては、「スペース・ジャック!」(横浜美術館ほか、2001年)、「Extension」(IASPIS、2002年)、アジア7カ国9名による共同企画展「アンダー・コンストラクション」(国際交流基金フォーラムほか、2002~03年)、「Adaptive Behavior」(New Museum of Contemporary Art、2004年)、「Thermocline: New Asian Wave」(ZKM、2007年)などがある。現在「ヒロシマ賞受賞記念・蔡國強展」、マーティン・クリードの個展を準備中。広島在住。

保坂健二朗(ほさか・けんじろう)
東京国立近代美術館研究員
1976年茨城県生まれ。2000年慶應義塾大学大学院修士課程修了。2000年より同館にて現職。専門は近現代美術。東京国立近代美術館にて、「建築がうまれるとき―ペーター・メルクリと青木淳」展(2008年)や、アジア・中近東の作家のドローイングをテーマに「現代美術への視点6 エモーショナル・ドローイング」展(2008年)を企画。フランシス・ベーコンや現代建築に関する著作多数。東京在住。

田中正之(たなか・まさゆき)
武蔵野美術大学造形学部准教授
1963年東京生まれ。1987年東京大学文学部美術史学科卒業、同大学修士課程を経て、1990~95年ニューヨーク大学美術史研究所に学ぶ。国立西洋美術館の主任研究員(1996~2007年)を経て、2007年より現職。専門は西洋近現代美術史。国立西洋美術館にて「ピカソ:子供の世界」展(2000年)、「マティス」展(2004年)、「ムンク」展(2007年)などを企画。主な論文としては、「マン・レイにおける女性の目の表現と〈不気味なもの〉」(『美学』、1999年)、「アリアドネー・ポーズとウォルプタス」(『西洋美術研究』、2001年)がある。東京在住。

フロリナ・H.・カピストラーノ=ベーカー
アヤラ美術館海外展ディレクター
マニラ(フィリピン)生まれ。コロンビア大学にて博士号取得。スキッドモア大学(ニューヨーク州サラトガスプリングス)講師。専門は、大洋州・東南アジア島嶼部の美術史。著作に『Art of Island Southeast Asia: The Fred and Rita Richman Collection in the Metropolitan Museum of Art』(MMA、1994年)、「Containing Life: Basketry Traditions on the Cordillera」(Roy Hamilton編『Basketry of the Luzon Cordillera, Philippines』、UCLA Fowler Museum of Cultural History、1998年)、『Multiple Originals, Original Multiples: 19th-century Images of Philippine Costumes』(Ayala Foundation、2004年)など。ニューヨークとマニラで活動。

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