上妻宏光韓国公演 ― AGATSUMA & PURI

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国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2009年5月に韓国・春川(チュンチョン)市で開催される「春川ジャパン・ウィーク」に合わせ、津軽三味線奏者の上妻宏光(あがつま・ひろみつ)さんを派遣します。
今年の「ジャパン・ウィーク」は、ソウルから北東に約100km、江原(カンウォン)道の道都、春川市での初の開催です。春川はドラマ「冬のソナタ」のロケ地として一躍脚光を浴び、食通からは「ダッカルビ(鶏の焼肉)」発祥の地として注目が集まっています。大学も多く、若者のエネルギーがあふれる街です。

地図

ジャパンファウンデーションが「春川ジャパン・ウィーク」で焦点を当てるのは、津軽三味線です。毎年、全国各地でコンテストが開催され、新たな才能を輩出する津軽三味線の世界。伝統音楽としての再評価の動きに加え、他ジャンルの音楽とも積極的に関わりながら新たな境地を切り拓こうとする動きからも目を離すことができません。しかし、韓国で津軽三味線が紹介されることはこれまで多くなく、「民謡の伴奏楽器」として認識されるに留まっています。

今回は、日本を代表する若手津軽三味線奏者のひとり、上妻宏光さんが、津軽三味線の世界の「今」を発信します。古典曲はもちろん、上妻さんのオリジナル曲、さらには韓国で活躍を続ける音楽グループ「PURI(プリ)」のメンバー、ウォン・イルさんチョン・ジェイルさんとのコラボレーションを通じ、津軽三味線の新しい可能性を韓国の皆さんにお届けします。
また、春川公演後、ソウル、チェジュ(済州)の2都市でも公演を行ないます。

公演日程: 2009年5月22日 金曜日 から 25日 月曜日

チュンチョン(春川)公演
日時

2009年5月22日 金曜日 19時30分から

会場 春川文化芸術会館
主催 ジャパンファウンデーション
共催 在大韓民国日本国大使館
後援 春川市
ソウル公演
日時

2009年5月24日 日曜日 16時から

会場 麻浦(マポ)アーツセンター・ART HALL MAC
主催 ジャパンファウンデーション
共催 麻浦(マポ)文化財団
後援 在大韓民国日本国大使館公報文化院、ソウルジャパンクラブ、ワーナーミュージックコリア
チェジュ(済州)公演
日時

2009年5月25日 月曜日 19時から

会場 済州漢拏(ハルラ)大学ハルラアートホール
主催 ジャパンファウンデーション
共催 在済州日本国総領事館、済州特別自治道、済州特別自治道韓日親善協会

出演者プロフィール

上妻宏光(あがつま ひろみつ)

上妻宏光(あがつま ひろみつ)

1973年茨城県出身。6歳より津軽三味線を始める。幼少の頃より数々の津軽三味線大会で優勝を重ね、純邦楽界で高い評価を受ける。
その一方で、ジャズやロック等ジャンルを超えたセッションで注目を集め、2001年EMIミュージック・ジャパンより『AGATSUMA』にてメジャーデビュー。同アルバムは「第16回日本ゴールドディスク大賞 純邦楽アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞。2002年アルバム『BEAMSAGATSUMAII』をリリースし、同アルバムは2003年に全米にてDomo Recordsより発売され、アメリカ東海岸ツアーを行なう。その後3枚のアルバムをリリースし、2008年10月、スタンダードナンバーを収録した最新アルバム『AGATSUMA PLAYS STANDARDS』をリリース。
マーカス・ミラー(B)、ハービー・ハンコック(Pf)など海外アーティストとの共演も多く、日本の伝統楽器と西洋の音楽との融合を行なう他、音響システムを一切使用せずに民謡を演奏する「生一丁!」ツアーを行なうなど、独自のアプローチで高い評価を得ながら“津軽三味線の伝統と革新”を追求し続けている。さらに日本全国の小学校に出向き日本の伝統音楽の魅力を伝える活動「生一丁!出張授業」を始めるなど、次世代への文化伝承にも力を注いでいる。

ウォン・イル(Won Il、元一)

ウォン・イル

パーカッショングループ『プリ』のリーダーであり、演奏家、作曲家、プロデューサーとして幅広く活躍している韓国最高峰の音楽家。1967年生まれ。韓国の伝統音楽を専門に教える国楽高校に入学、伝統音楽を始める。基本的な伝統楽器を全てこなし、サムルノリの創設メンバーの一人であるキム・ヨンベから学んだケンガリ、人間国宝のチェ・ジェグクから学んだピリ、テピョンソの演奏は韓国国内でも評価が高い。演奏者として全国国学競技大会大賞をはじめ、多くの賞を受賞する。現在は、重要無形文化財第46号「大吹打およびピリ正楽」履修者であり、韓国芸術総合学校の専任教授をつとめている。映画音楽や舞台音楽の作曲も多く、韓国の最も権威ある映画賞でもある「大鐘賞」の音楽賞を3回受賞したほか、多くの音楽賞を受賞している。

チョン・ジェイル(Jung Jaeil、鄭在日)

チョン・ジェイル

1982年生まれ。2歳のときにピアノを習いはじめ、中学生のときからギターを弾きはじめる。10代のころから、ベーシスト、アレンジャーとして、多くのアーティストのアルバムやステージに参加。アコースティックギター、エレキギター、ピアノ、ドラム、ベース、コントラバス、ターンテーブル、シンセサイザー、パーカッションなど、10種類の楽器を自由自在に操るだけでなく、コンピュータプログラミングやミキシング、オーケストレーションもこなし、映画音楽・ポップス・伝統音楽・クラシック・舞台音楽など、ジャンル不問で演奏、作曲、プロデュースをする「超・マルチミュージシャン」。ソロアルバム『涙の花』を2003年にリリース。同年、第一回韓国大衆音楽賞・新人賞受賞。2002年から韓国のスーパーユニット〈PURI(プリ)〉に参加、伝統音楽のエキスパート3人とともに「世界に通じる伝統音楽」をめざして活動中。

「ジャパン・ウィーク」とは
1998年10月の日韓首脳会談において、両国の地域レベルでの交流促進の重要性が認識されたことを契機に、韓国の地方都市において日本文化を紹介するという趣旨で日本政府(外務省)が開始したイベント。これまでに、クァンジュ(光州、1998/2001年)、プサン(釜山、1999年)、チェジュ(済州、2000/2004/2008年)、テグ(大邱、2002年)、テジョン(大田、2003年)、コンジュ(公州、2006年)、ウルサン(蔚山、2006年)、チョンジュ(全州、2007年)、チェジュ(済州、2008年)で開催され、日本文化に直接触れる機会が少ない韓国の地方都市における日本への理解と関心の向上に貢献しています。

*「春川ジャパン・ウィーク」では、ジャパンファウンデーションはこのほか、津軽三味線音楽の基礎を作ったと言われる仁太坊(にたぼう)の生涯をアニメ化した映画『NITABOH 仁太坊-津軽三味線始祖外聞』を上映します。また、日本人形展、浮世絵展、日本映画の上映会もあわせて主催します。

お問い合わせ先

ジャパンファウンデーション 文化事業部 舞台芸術チーム
担当:武田 E-mail
東京都新宿区四谷4-4-1 Tel: 03-5369-6063 Fax: 03-5369-6038

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