SPIRIT OF A TREE 〜 西陽子ハンガリー・ドイツ公演

~ SPIRIT OF A TREE ~西陽子ハンガリー・ドイツ公演

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国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、2009年秋、ハンガリーとドイツの計5都市において、日本を代表する若手筝奏者の西陽子さんによるソロ・リサイタルを実施します。

筝は古来日本人に愛されてきた伝統的な楽器です。ごくシンプルな造りのこの弦楽器が内に秘めている大きな可能性を追求し続けている西さんの、卓越したテクニックと深い音楽性、それに、思いがけない、しかし奇をてらわず自然な、独自の演奏上の工夫とが生み出す、不思議なほど様々な色合いを持つ音の世界は、ハンガリーとドイツの皆さんにも深い喜びをもたらすことと期待しています。

プログラムには「現代に生きるひとりの人間としての立場から、より本質的な日本の『伝統』を探りたい」という西さんならではのレパートリーを揃え、その中では日本でもなかなか演奏の機会のない復元古楽器、箜篌(くご)も紹介されます。

日程

ブダペスト公演

日・ドナウ交流年2009事業の画像日・ドナウ交流年2009事業

日時: 2009年10月28日 水曜日、29日 木曜日 19時から
会場: メルリン国際劇場
共催: ドイツ銀行グループ、メルリン国際劇場
協力: ルフトハンザドイツ航空

ベルリン公演

日時: 2009年10月31日 土曜日 19時から
会場: ベルリン日独センター
共催: ドイツ銀行グループ、ベルリン日独センター、ベルリン独日協会
協賛・協力: トヨタ・ドイチュラント、JTインターナショナル、ルフトハンザドイツ航空
後援: 在ドイツ日本大使館

ケルン公演

日時: 2009年11月3日 火曜日 19時から
会場: ケルン日本文化会館
共催: ドイツ銀行グループ
協賛・協力: 西ドイツ放送協会、トヨタ・ドイチュラント、JTインターナショナル、ルフトハンザドイツ航空

後援: ケルン独日協会
フランクフルト公演

日時: 2009年11月5日 木曜日 20時から
会場: フランクフルト国際劇場
共催: ドイツ銀行グループ
協力・協賛: ヘッセン放送協会、トヨタ・ドイチュラント、JTインターナショナル、ルフトハンザドイツ航空
後援: 在フランクフルト日本総領事館、日本語普及センター

ミュンヘン公演

日時: 2009年11月7日 土曜日 19時から
会場: ミュンヘン・フィルハーモニー・ガスタイク ブラック・ボックス
共催: ドイツ銀行グループ、バイエルン独日協会、ミュンヘン市
協力・協賛: バイエルン放送協会、トヨタ・ドイチュラント、JTインターナショナル、ルフトハンザドイツ航空
後援: 在ミュンヘン日本総領事館

演目(予定)

♪鳥のように(筝) 曲:沢井忠夫
♪みだれ(箏) 曲:八橋検校
♪青森蛙 (箏+歌) 詩:藤井貞和/ 曲:高橋悠治
♪サザンクロス(筝) 曲:江戸信吾
♪即興演奏(箏) 曲:西陽子
♪箜篌のための「蝉の法」 (箜篌) 曲:三輪眞弘
♪鹿(のうた... (箏+歌) 詩:藤井貞和/曲:高橋悠治
♪楽(箏) 曲:沢井忠夫

プロフィール

西 陽子 (にし ようこ)

西 陽子

箏曲家。和歌山県出身。4歳より生田流箏曲の手ほどきを受け、12歳より沢井忠夫・沢井一恵の両氏に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。卒業と同時に皇居内桃華楽堂にて御前演奏。1993年度文化庁芸術研修員に選ばれる。1993年、東京にてソロ・デビュー・リサイタル開催。その後、国内はもとよりアジア・欧米の各地で演奏活動を行ない高く評価される。
2008年1月、スイスにおいて世界経済フォーラム(ダボス会議)のTOKYO NIGHT(東京都主催)で演奏を行なう。同年6月、英国ロンドン・チェルシー・フェスティバルより招へいを受けリサイタル開催。同年10月、ソロ・コンサート「SPRIT OF A TREEYOKO NISHI KOTO CONCERT~」による米国ツアー(ワシントンDC・ニューヨーク・シカゴ)を行なう。2009年、今ツアーに加え、インド(アーメダバード)、中国(香港、上海)、ブラジル(サンパウロ)等でも演奏。
新作初演、国立劇場における古代の復元楽器(瑟(しつ)、箜篌(くご)、エジプトのアンギュラーハープ)の演奏、オーケストラとの共演、国内外のアーティストとの即興演奏、他分野の邦楽家や美術家、作家、詩人とのコラボレーション、自作自演等、ソロ活動は多岐にわたる。これまでに2枚のソロ・アルバムをリリース。  
伝統と現代の間でより根源的な視点に立って箏を見つめ、自由な発想と感性で箏の音楽を追究している。関西大学客員教授。

現在の箏は、奈良時代に中国から伝わったままほとんどかたちを変えないで現代に至っています。また、奈良時代以前にも、「コト」と呼ばれる弦楽器があり、それは主に祭祀の道具として神託を得るものでした。その原始性は、今も強く楽器の中に残っていると私は思います。箏は、寿命があり、生き物としての有機的な部分を色濃く残している楽器です。だからこそ、楽器と一緒に年を重ねていくという楽しみもあり、また、原始的な部分では、機能的でないところが逆にたくさんの可能性につながってさまざまな顔を持つことができるように思います。それは、ジャンルのみならず国籍や時代をも超えるしなやかさという強さです。かすかな響きの中に永遠を見出したり、時には激しく心を揺さぶる音楽も奏でたりすることができる・・・・そういう深さを持った楽器であるからこその音楽を追究していきたいと思っています。今回、そういった箏の多面的な魅力をお伝えできれば幸いと存じます。 

2009年秋  西陽子

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 文化事業部 舞台芸術チーム
担当: 大内 E-mail
Tel. 03-5369-6063 Fax. 03-5369-6038

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