「近代日本工芸 1900-1930 ― 伝統と変革のはざまに」展

杉林古香「鶏梅蒔絵文庫」明治39年の写真
杉林古香「鶏梅蒔絵文庫」明治39年
所蔵:京都国立近代美術館

日本の工芸には、現在まで続く長い歴史があり、約一万年前の縄文時代にすでにその片鱗を見ることができます。工芸は、その歴史の中に現れた幾多の名工たちによってその水準を日々高められ、時にその優れた作品は、ヨーロッパをはじめ世界の国々に紹介され、評価されてきました。

本展は、1900年から1930年の間に制作された作品約70点を、陶芸、染織、漆工を中心にパリ日本文化会館にて紹介するものです。明治、大正、昭和という3つの時代に渡るこの30年間は、海外からの影響を受けながらも、日本独自の個性も含みながら国内で多くの作品が制作され、まさしく近代日本工芸における躍動の時期でありました。一方、同時期のパリでは、1900年にアール・ヌーヴォー絶頂期のさなかで万国博覧会が開かれ、1925年には現代装飾美術産業国際博覧会、通称アール・デコ博覧会が開催されます。

今回の展覧会では、この2つのパリで開催された大きな博覧会の狭間における近代日本工芸を、現代の日仏文化交流の拠点であるパリ日本文化会館において紹介します。これまでまとまって紹介されることのなかった近代の優れた工芸品が、欧州で初めて本格的に紹介されるきわめて貴重な機会となります。

概要
会期

2010年10月13日 水曜日 から 12月23日 木曜日

会場

パリ日本文化会館 (Maison de la culture du Japon à Paris)
101 bis, quai Branly, 75015 Paris, France
アクセス
Tel.+33-(0)1 44 37 95 00  Fax.+33-(0)1 44 37 95 15

主催

国際交流基金、パリ日本文化会館、パリ日本文化会館支援協会

企画・監修

松原 龍一(京都国立近代美術館主任研究員)

協力

京都国立近代美術館

協賛

全日本空輸株式会社

関連プログラム

本展監修者・松原龍一氏(京都国立近代美術館)によるレクチャー
2010年10月13日 水曜日 18時30分から 於 パリ日本文化会館

「近代日本工芸1900-1930―伝統と変革のはざまに」展記念国際シンポジウム“東西文化の磁場”
2010年11月18日 木曜日(日仏同時通訳) 於 パリ日本文化会館

※本シンポジウムは日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(A))による研究課題「東西文化の磁場―日本近代建築・デザイン・工芸の脱-、超-領域的作用史の基盤研究」の採択研究の一貫として開催されています。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 文化事業部造形美術チーム
担当:金子美環 E-mail
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-1
Tel: 03-5369-6062  Fax: 03-5369-6038

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