松田美緒、ヤヒロトモヒロ、ウーゴ・ファトルーソ 南米公演 TRANS-CRIOLLA 〜響き合う地平の向こうへ〜

松田美緒、ヤヒロトモヒロ、ウーゴ・ファトルーソ 南米公演 TRANS-CRIOLLA ~響き合う地平の向こうへ~

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国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、ラテンアメリカの音楽をこよなく愛す注目の若手歌手:松田美緒、実力派パーカッショニスト:ヤヒロトモヒロ、ウルグアイの巨匠ピアニスト:ウーゴ・ファトルーソのトリオによる、南米3カ国(アルゼンチン、ウルグアイ、チリ)公演を実施します。

2010から2011年はアルゼンチン、ウルグアイ、チリを含め、多くの南米の国々が建国200周年を迎えます。苦痛を伴うさまざまな歴史背景の中で、さまざまな要素が混ざり合って生まれてきた南米の音楽はまさに「クレオール(混血)」の文化。そこに3人の奏でる音楽が溶け合って、力強くスケールの大きな「クレオール」の音の世界が広がります。

公演日程: 2010年8月6日 金曜日 から 8月14日 土曜日

■ アルゼンチン
[ブエノスアイレス公演]
日時: 2010年8月6日 金曜日 会場: アウディトリオ・インマクラーダ・コンセプシオン
[コルドバ公演]
日時: 2010年8月8日 日曜日 会場: コルドバ大学 物理・数学・自然科学学部 大講堂

ヨーロッパ、中近東、日本からも多くの移民が移り住んだ国、アルゼンチン。同時に、貧しさや政治的な理由で、この地を去り行く移民たちもいます。彼らを見送り、いつか戻ってこいと力強く語りかける名曲『Las Golondrinas(つばめ)』の作者:エドゥアルド・ファルー(Eduardo Falu、情感豊かにケーナやフルートを奏でる:マルセロ・チオディ(Marcelo Chiodiをブエノスアイレス公演に、天才的ギタリスト:オラシオ・ブルゴス(Horacio Burgosをコルドバ公演のゲストに迎え、アルゼンチンと日本の音とリズムが羽ばたきます。ブエノスアイレス公演には、ヴァイオリン奏者:会田桃子も友情出演予定です。

■ ウルグアイ
[サン・ホセ公演]
日時: 2010年8月10日 火曜日 会場: マッチョー劇場 [モンテビデオ公演]
日時: 2010年8月11日 水曜日 会場: アウディトリオ・ネリ・ゴイティーニョ

ウルグアイ独特の音楽、カンドンベ。奴隷として連れてこられたアフリカ系住民が創り出し、禁じられながらも演奏され続けられ、今ではウルグアイを代表する音楽になっています。カンドンベのユニット:レイ・タンボール(Rey Tamborによるエクサイティングで重層なリズムと、カンドンベ『Templando Momentos(時を暖めて)』の作者:ニコラス・イバルブル(Nicolas Ibarburuの味わい深いギターと声が、3人の音楽にさらなるエネルギーを加えます。

■ チリ
[バルパライソ公演]
日時: 2010年8月13日 金曜日 会場: バルパライソ大学文化センター [サンティアゴ公演]
日時2010年8月14日 土曜日 会場: ペニャロレン区文化センター

軍事クーデタ、ファシズム、弾圧、迫害…そんな時代背景の中に生まれたのが「ヌエヴァ・カンシオン(新しい歌)」運動です。人々の間で歌い継がれるフォルクローレを、生きた現在の表現として歌い創作する、この力強い音楽の代表的歌手:ヴィクトル・ハラの歌と思想に幼少期から触れてきた松田美緒が、ヌエヴァ・カンシオンの流れを汲むチリの国民的人気歌手フランチェスカ・アンカローラ(Francesca Ancarolaとともに、力強く伸びやかな歌声を届けます。

■帰国公演開催決定!
各国を代表する音楽家とともに奏でられ、各地で絶賛の嵐を浴びたTRANS-CRIOLLA公演が、日本で再演されます!いずれも初来日の、ウルグアイの一流カンドンベグループ:レイ・タンボール、チリを代表する歌手:フランチェスカ・アンカローラを迎える、一日限りのスペシャル・コンサートです。
詳細は追って、ホームページ上でお知らせします。

日時: 2010年11月10日 水曜日 18時0開場、18時30分開演
会場: Hakuju Hall (渋谷区富ヶ谷) 03-5478-8867
料金: 前売り3,000円、当日3,500円 (全席自由)
問い合わせ: Votre (ヴォートル)チケットセンター TEL:03-5355-1280
主催: 国際交流基金  協賛: Hakuju Hall / 株式会社 白寿生科学研究所

公演曲目(一部)のご紹介

※解説:松田美緒

Las Golondrinas つばめ
アルゼンチンのフォルクローレを代表する歌い手、作曲家のエドゥアルド・ファルーの名曲。「つばめ」は移民の比喩として、貧しさや政治的な理由で、国を出ていく移民たちを見送り、いつか戻ってこい、と力強く語りかけるメッセージが込められています。今回、ブエノスアイレス公演では作者のエドゥアルド・ファルー本人が参加してくれる予定です。

Templando Momentos 時を暖めて
ウルグアイの若きシンガーソングライター、ニコ・イバルブルの作品。ウルグアイのカンドンベは、黒人の間で、国に禁じられながらもずっと密かに続けられていた太鼓音楽です。3種類のタンボールの温もりある響きが胸の鼓動と重なります。ウルグアイでは、ウーゴ・ファトルーソとともに、カンドンベを代表するレイ・タンボールそして、ニコ・イバルブルが参加してくれます。

ねんにゃこころちゃこ
秋田県大館地方の子守唄。秋田県で生まれた私は、このうたを子供の頃聴いていました。この歌は、そのメロディーに、どこか大陸的なおおらかさがあり、まるで遥か昔に風に運ばれて海を渡って来たかのようです。「わたしの可愛い子はなんで泣くの、だれを恋しがって泣くの」愛がこもったうたで、南米とぴったり合う歌だと思います。

El Cigarrito 巻きタバコ
チリのヌエヴァ・カンシオンを育て、民主主義のために最期まで歌ったヴィクトル・ハラの曲です。労働者の毎日に愛情と親しみが込められた歌で、寒い日、仕事の合間に1本の煙草に火を灯すときの暖かさが伝わってくるような曲だと思います。現代のチリを代表する素晴らしい歌手フランチェスカ・アンカローラとともにデュエットします。

出演者プロフィール

■松田 美緒

公式Webサイト

松田 美緒
Copyright:板垣 真理子

秋田生まれ。ポルトガルのファドに自己表現の形を見出し、2003年、リスボンに留学。ファド、ポルトガル語圏の様々な音楽文化を習得し、カーボ・ヴェルデに歌手として滞在する。大西洋の音楽世界をテーマに、ブラジルのショーロの音楽家と作った「アトランティカ」(2005)でビクターよりCDデビュー。以後、「ピタンガ!」(2006)、「アザス」(2007)をブラジルで録音。アルゼンチン、ベネズエラなど現在はスペイン語圏にも本格的にその世界を広げ、現地のミュージシャンとセッションを重ねる。2010年にはウルグアイの巨匠ウーゴ・ファトルーソ(Pf)、ヤヒロトモヒロ(Per)と共に作り上げた「クレオールの花」を発表。在日地球人として、国境を軽々と越え続けるそのスケール感は圧倒的。確かな歌の力で世界をつなぐ、その歌声には、彼女の旅する様々な地域の魂が宿っている。

■ヤヒロ トモヒロ

公式Webサイト

ヤヒロ トモヒロ
Copyright:中垣 哲也

少年時代の10年間をカナリア諸島、グラン・カナリアのラスパルマスで育ち、そこでドラムパ-カッションを始めた打楽器奏者。帰国後1980年プロ・デビュー。 以来、山下洋輔、向井滋春、渡辺香津美、板橋文夫、梅津和時ら、多くのジャズ界を代表するミュ-ジシャンとの共演の他、アフロファンクバンド「じゃがたら」や「エスケン&ホットボンボンズ」のレギュラ-サポ-トを務める。また、久石譲、武満徹、小野リサ、吉田美奈子、大貫妙子、さだまさし、加藤登紀子、cobaなどのコンサートやツアーに参加、ジャンルの枠を超えた幅広いフィ-ルドで活躍。
現在のレギュラー活動は、GAIA CUATRODOS ORIENTALESDuo:ウーゴ・ファトルーソpf)、グラストン・ガリッツァDuo、タイロン橋本Duo、中村善郎Duo、等、多々あり。

■ウーゴ・ファトルーソ (Hugo Fattoruso

公式Webサイト(英語)

ウーゴ・ファトルーソ
Copyright:板垣 真理子

1943年モンテビデオ生まれのアコーディオン&ピアノ奏者、歌手。アルゼンチンではビートルズ・スタイルのロス・シェイカーズで成功、アメリカでは伝説のフュージョン・バンド「OPA」で活動、ブラジルではミルトン・ナシメントやジョイスと共演するなど、本国ウルグアイのみならず幅広い活動で国際的に知られている。ウルグアイのアフリカ系音楽カンドンベにも造詣が深く、自己のバンド「レイ・タンボール」ではシンプルな編成でカンドンベの真髄を伝える。ここ数年、ヤヒロトモヒロとのデュオ「ドス・オリエンタレス」、松田美緒との「クレオールの花」ツアー等で毎年日本を訪れており、その間に行われた金子飛鳥率いる飛鳥ストリングスとの共演ライヴも「ENCUENTRO」としてアルバム化されている。

■ 松田美緒withヤヒロトモヒロ&ウーゴ・ファトルーソCD『クレオールの花』
こちらより試聴できます。

■ お問い合わせ

国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 
文化事業部 舞台芸術チーム(担当:前田 佳子)
Tel. 03-5369-6063 Fax. 03-5369-6038

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