日本からの便り〜伝統楽器と歌の現在(いま)〜

日本からの便り~伝統楽器と歌の現在(いま)~
イラスト:© かりん 写真:© 渡部晋也

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、現代的感覚とオリジナリティに溢れた現代邦楽公演を、東南アジア4カ国(カンボジア、ラオス、ベトナム、ミャンマー)にて実施します。

日本の伝統と現代の感性とを調和させた音楽を奏でる個性派ミュージシャンは4名。日本における現代音楽の高まりと共に、伝統的な箏をベースにして生まれた25絃箏のきらびやかな響に乗せて、実にユニークでメッセージがこもったうたを創りあげるかりん、伝統的な技術と西洋の音楽にも対応できる知性を持つ尺八の小濱明人、ジャズからワールド・ミュージックなど幅広い音楽のエッセンスを感じさせるピアノの石塚まみ、そして独創的な楽器を用いてイメージを広げる音世界を作り上げるパーカッションのAki-ra sunriseです。

さまざまなジャンルで大きな注目を浴びているこの4人が、この4人でしか実現し得ない音楽を携えて、カンボジア、ラオス、ベトナム、ミャンマーへ、日本の音楽の現在(いま)を届けます。

カンボジアでは現地で親しまれている曲2曲を演奏、ラオスでは伝統音楽「ラム」のグループ:ドクファーペットとの共演、ベトナムでは16弦箏奏者:ヴァネッサ・ヴォー(Vanessa Vo)とベトナム北部地域発祥の伝統歌劇「チェオ」の歌手:トゥー・フエン(Thu Huyen)との共演、ミャンマーでは竪琴奏者のフライ・ウィン・マウン(U Hlaing Win Maung)との共演を予定しています。

公演日程: 2010年11月29日 月曜日 から12月12日 日曜日まで

2010年11月29日 月曜日 カンボジアWS 会場:カンボジア日本人材開発センター
2010年11月30日 火曜日 カンボジア公演
2010年12月3日 金曜日 ラオス公演 会場:日本・ラオス武道センター
2010年12月8日 水曜日 ベトナム公演(1) 会場:青年劇場(Nha Hat Tuoi Tre)
2010年12月9日 木曜日 ベトナムWS 会場:ベトナム音楽学校
ベトナム公演(2) 会場:青年劇場(Nha Hat Tuoi Tre)
2010年12月11日 土曜日 ミャンマー公演 会場:ストランド・ホテル
2010年12月12日 日曜日 ミャンマーWS 会場:ギタメイト

出演者プロフィール

かりん(vo、25弦箏、作曲、絵)

かりん(vo、25弦筝、作曲、絵)

1979年、茨城生まれ。12歳で25絃箏(25絃の「こと」)と出会い、14歳でオリジナル楽曲でプロデビュー。古典の13絃箏・生田流箏曲を学ぶために東京藝術大学へ。卒業後、25絃箏弾き語りを始め、様々なジャンルのアーティストと共に新しい表現を行ってきた。25絃箏を野坂惠子(現:野坂操壽)に、箏と地歌三絃を深海さとみに師事。

箏を弾きながらうたい、パーカッションや足でリズムを刻む"かりん"の姿は、聴く者、観る者を驚かす。日本的な音色とは全く異なる和と洋の音階を持つ25絃箏から、太陽のように明るく踊りたくなるような音と、艶のある月のようにしっとりとした音を生み出している。

オリジナル楽曲のライブを全国各地で続ける他、舞台役者・音楽監督、画を描くなど幅広く活躍中。2009年、世界での活躍が期待される新人に贈られるベスト・デビュタント賞受賞。日本にとどまらずヨーロッパを中心に活躍の場を広げている。

小濱明人(尺八)

小濱明人(尺八)

古典を石川利光、民謡を米谷智に師事。NHK邦楽技能者育成会第46期修了。第2回尺八新人王決定戦優勝。

04年、全編即興によるソロアルバム『風刻』を発表。05年、『歩き遍路 四国八十八カ所奉納演奏Tour』を敢行。自作曲を集めた2ndアルバム『波と椿と』を発表する。06年、スウェーデン国際吹奏楽フェスティバルに招かれ参加。07年、hajimeinoueelectro)との共作、CDvisions.』を発表。08年、シドニー国際尺八フェスティバルに招待参加。後藤幸浩(薩摩琵琶)との共作、CD『ミチノネ』を発表。09年、文山アートフェスティバル(台北)に参加しソロコンサートを行う。

 古典や自作曲を中心としたソロ活動の他、民謡の伊藤多喜雄率いる『TAKiO BAND』等数々のグループに参加している。海外公演も多く、計21カ国で行っている。

石塚まみ(pf)

石塚まみ(pf)
© 原田京子

東京生まれ。3歳からピアノを始める。

幼い頃からピアノで遊び弾きするのが大好きで、小学校の頃からは弾き語りも始める。

国立音楽大学ピアノ科を卒業後、都内中学校教員を経て、現在はピアニスト&ボーカリスト、作編曲家。

リリカルで変幻自在なピアノと、透明感溢れるナチュラルボイスを駆使した多彩なプレイは多くの人の心を捉え、さわやかな感動を与えている。

「人々の心が温かくなる音楽の発信」を願って、ソロ演奏はもとより、多くの優れたミュージシャンとユニットを組み、日本各地や海外でのライブ活動をつづけている。

自叙伝的アルバム『思い出の空』をはじめ、多くのCD作品もリリース。またCM、TVなどのスタジオワークのほか、アレンジやプロデュースの実績も数多い。

Aki-ra Sunriseper

Aki-ra Sunrise(per)
© 古屋均

打楽器演奏家。小学生の時に聞いた和太鼓の音がきっかけで太鼓に目覚め、高校生の時にドラムを始める。大学時代に旅したスペインでアフリカの打楽器ジャンベに出会い、以来、世界各地の様々な楽器を使った独自の即興演奏スタイルを生み出す。最近は水を利用した自作楽器が注目され、カメルーン、フランスに招かれ、滞在しながら楽器製作とパフォーマンスを行なったほか、2009年11月には国際交流基金主催中央アジア・コーカサス4カ国公演(トルクメニスタン、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、グルジア)にも参加、独創的な打楽器を駆使して躍動感溢れる音空間を創り出した。
CDに「珠の光~動~」、「喜びの水」、「Hang 2006/5/25」、「珠の光~静~」。
自身のブログhttp://www.myspace.com/kirakirasunriseで「珠の光」の一部が試聴できるほか、ライブ演奏がhttp://www.youtube.com/watch?v=ynGW7UE8v_Yなどで試聴可能。

お問い合わせ

国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 文化事業部 舞台芸術チーム
担当:前田(まえだ)
Tel. 03-5369-6063 Fax. 03-5369-6038
E-mail

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