WA: 現代日本のデザインと調和の精神」展 帰国展

パリ日本文化会館展示風景の写真1
参考: パリ日本文化会館展示風景、2008
展示デザイン:TONERICOINC.
写真:C.-O.Meylan

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、日本の素晴らしいプロダクトデザインを世界に紹介するWA:現代日本のデザインと調和の精神」展を企画開催し、2008年10月から2011年3月にかけて、パリ、ブダペスト、エッセン、ワルシャワ、サンテティエンヌ、ソウルと巡回してきました。

このたび、2011年6月24日から7月30日まで、武蔵野美術大学美術館・図書館主催のもと、国際交流基金共催として、国内での帰国展を開催いたします。

本展は、日本のデザイン界を牽引されてきた、柏木 博(武蔵野美術大学教授)、深川雅文(川崎市市民ミュージアム学芸員)、萩原 修(デザインディレクター)、川上典李子(ジャーナリスト)4名が、現代日本のプロダクトデザインのさまざまなフィールドから優れたデザイン約160点を選びだし、紹介するものです。

パリ日本文化会館展示風景の写真2
参考:パリ日本文化会館展示風景、2008
展示デザイン:TONERICOINC.
写真:C.-O.Meylan

会場は、2011年6月にリニューアル開館する武蔵野美術大学大学美術館の3つの展示室となります。展示空間デザインはインテリアからプロダクトデザインまで手がけるデザインユニットのトネリコが、空間照明はパリ会場を担当した山下裕子氏がデザインします。また、グラフィックデザインはパリ展を手がけた松下計氏と田辺智子氏が担当いたします。世界が見た日本のプロダクトの世界をどうぞお楽しみください。

【コンセプト】

21世紀に入り日本のデザインは新たな姿を見せています。時代をリードするデザイナーやデザイン・プロジェクトの活発な活動のみではなく、中央と地方、大企業と中小企業などさまざまな幅広いレベルでのデザイン活動がネットワークを形成し、さらに、技術革新の進展にとどまらず、先端技術と伝統技術の融合などの局面も生まれ、さまざまな優れたデザインのモノが日本人の現代のライフスタイルを彩っています。

それらのデザインは、産業活動や経済活性化にとって重要であるのはもちろんですが、それにとどまらず、現代の日本の社会のダイナミズム、文化、生活のありようを鮮明に映し出しているという点で文化的な重要性も増しています。というのも、プロダクトデザインは、私たちの生活に根ざした、優れて人間的な産物であるからなのです。

こうした活気に満ちた状況を現代日本のプロダクトデザインの世界に生み出しているのは、何なのでしょうか?そこには、いくつかの要因が考えられます……伝統工芸と先端テクノロジーの融合、手工芸と工業の新たな連携、中央、都市のデザイン活動と地方のモノづくりの交流、日本的なものと欧米的なものの相互作用、古い素材の新たな利用、自然環境への意識と技術力との融和……。さまざまな対立する項の共存と統合が、国内外のネットワーク社会の進展とデジタルテクノロジーの浸透という21世紀のうねりと共鳴し合いながら、日本のデザインの世界で加速度的に進行してきました。

日本には、「和-WA」という伝統的な精神があります。さまざまな価値、さまざまなひとびと、さまざまな立場、対立する項を融和し、より高次元なレベルで統合しようとする精神です。21世紀の現代日本デザインの活況の根底には、モノづくりにおいて、さまざまな価値や立場を統合、融合していく精神、すなわち、和の精神が根底にあるのではないでしょうか。

本展では、プロダクトデザインのさまざまなフィールドから優れたデザイン約160点を選びだして紹介し、現代日本デザインのダイナミックな動きとその背景となる事象を紹介します。そして、展示を通して、現代のプロダクトデザインにおける日本(和)的なもののありかを指し示します。

柏木博
深川雅文
萩原 修
川上典李子

展覧会概要

展覧会名 WA:現代日本のデザインと調和の精神」展
会期

2011年6月24日 金曜日 から 2011年7月30日 土曜日

開館時間

10時から18時、土曜日17時まで、日祝閉館。
※7月18日(祝日)は特別開館(10時から17時)

会場
主催

武蔵野美術大学 美術館・図書館

共催

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)、武蔵野美術大学 造形研究センター

監修
企画協力
柏木博(武蔵野美術大学教授)
深川雅文(川崎市市民ミュージアム学芸員)
萩原修(デザインディレクター)
川上典李子(ジャーナリスト)
展示デザイン
展示空間照明デザイン
アートディレクション
グラフィックデザイン

TONERICO:INC. 米谷ひろし、君塚 賢
Y2 LIGHTING DESIGN 山下 裕子
松下 計

田辺 智子
助成
入場料 無料

シンポジウム「世界が見た現代日本のプロダクト」

日時 2011年6月27日 月曜日 16時30分から18時30分
会場
定員 250名(入場無料・予約不要)
登壇者

柏木 博、深川雅文、萩原 修、川上典李子、トネリコ、松下計、山下裕子、他

内容 WA展の企画や制作に携わった方々が一堂に会するシンポジウムを開催。
前半はキュレーショントーク、後半はクリエーショントークの2部構成を予定します。
世界を巡ったWA展とは何だったのか振り返ります。
*言語は日本語・通訳無し

富久錦 樽の写真

富久錦 樽 / 1993
D: 北川一成( GRAPH
C: 富久錦株式会社

MEMENTOの写真
MEMENTO / 2006
D: TONERICO:INC.
(米谷ひろし, 増子由美)
C: 株式会社カッシーナ・イクスシー

オーパス-1 ネロの写真
オーパス-1 ネロ / 2008
D: 岩崎一郎
(IWASAKI DESIGN STUIDO)
C: 有限会社エバーグリーン インターナショナル

(D:デザイン C:企業)

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部造形美術チーム 担当:平
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-1
Tel: 090-1149-1111 E-mail

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