中央アジア現代邦楽公演 ZATAIVSHIYSYA DRAKON <眠った竜>

眠った竜の写真1

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国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、中央アジアのウズベキスタン・トルクメニスタンで、民謡と現代音楽によるコンサートを行います。ウズベキスタンではサマルカンドで開催される国際音楽フェスティバルに出演。あわせて同国の首都タシケントとトルクメニスタンの首都アシガバットで公演を行います。

ウズベキスタンの古都サマルカンドは、紀元前より交通の要衝であるオアシス都市として発達し、いくつもの王朝や民族の支配を受けながら繁栄していた文化の交差路としてユネスコ世界遺産にも登録されている都市であり、様々な民族の文化の交錯により生まれた豊かな音楽文化を誇っています。サマルカンド国際音楽フェスティバル「シャルク・タオナラル」はこうした優れた音楽文化の伝承と国際的な芸術交流を目指して1997年より隔年開催され、2009年度開催の第7回フェスティバルでは50カ国から参加者が集まっています。

今回、同音楽祭に日本から参加するのは、民謡と現代音楽の異色のユニット。太鼓を叩きながら唄う独自のスタイルとパワフルな歌唱力で高い評価を得る民謡の木津茂理、ジャンルを超えた個性的な曲作りと存在感ある演奏で異彩を放つ国広和毅、卓越した技と豊かな音楽性で聴く者に感動を与える津軽三味線の山中信人という3人の実力派ミュージシャンが、民謡を再解釈し、新たな民族音楽の構築に挑みます。木津と国広のヴォーカルを柱とし、パーカッションが豊かな音空間を創出し、そこに津軽三味線が強いアクセントで切り込んでいく ― このシンプルな編成は、シンプルであるがゆえに、日本の音楽の根源的な力をストレートに引き出していくことでしょう。

公演日程・会場

サマルカンド

日程:2011年8月25日木曜日 から 30日火曜日
会場:サマルカンド国際音楽祭「シャルク・タオナラル」
主催:サマルカンド国際音楽祭、国際交流基金

アシガバット

日程:2011年9月2日金曜日 から 3日土曜日
会場:映画・コンサートセンター「ワタン」
主催:国際交流基金、在トルクメニスタン日本国大使館

タシケント

日程:2011年9月6日火曜日
会場:ウズベキスタン国立音楽院・大ホール
主催:国際交流基金、在ウズベキスタン日本国大使館
協力:ウズベキスタン国立音楽院

出演者プロフィール

木津茂理 Shigeri Kitsu

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撮影:鈴木 敏也

幼少より民謡尺八奏者の父・木津竹嶺に民謡(唄)を、本條秀太郎に三味線を、山田鶴喜美に鳴り物(太鼓)を師事し、テレビやラジオの民謡番組、舞台に広く出演。1997年、ウズベキスタンで開かれた第1回の「シャルク・タオナラル」に一人で参加し、太鼓をたたきながら唄い、観衆を沸かせて審査員特別賞受賞。これがきっかけで、太鼓を叩きながら唄うという独特のスタイルを確立する。

2002年には津軽三味線の大御所・澤田勝秋とユニット〈つるとかめ〉を結成。日本全国、および東南アジア、ヨーロッパ、ロシア、中央アジアなどで演奏。2004年アテネ・オリンピックのシンクロナイズド・スイミングの音楽「阿波おどり」は彼らの演奏である。〈つるとかめ〉のCDに「つるとかめ」(2002年)、「あいのかぜ~北の風」(2003年)、「しゃっきとせ」(2007年、以上いずれも日本伝統文化振興財団)。

異ジャンルの音楽との交流も活発で、細野晴臣、宇崎竜童、坂田明、渡辺香津美など洋楽系ミュージシャンと共演を重ねたり、「題名のない音楽会」でこぶしジャズを披露したり、劇団☆新感線の作品「蛮幽鬼」の挿入歌を唄うなど、多くの話題を提供している。 ソロアルバム「ジャパニーズ・ヴォイス」(2007、TEOREMA)では、木津独特の解釈で、民謡の新たな魅力を伝えている。
ホームページはhttp://www.shigeri.jp/index.htm

国広和毅 Kazuki Kunihiro

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作曲家、ボーカリスト、ギタリスト。ジャンルを超えた豊かな音楽性と存在感ある舞台姿で異彩を放つ。ミクスチャーバンド<ダた>とパンクバンド<Aujourd’hui il fait beau>を率い、自らの曲を演奏するほか、さまざまな音楽家に楽曲提供する。2008年には琵琶など邦楽、2009年には奄美シマ唄などと、自らの曲で、ロシア、リトアニア、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、グルジアなどを演奏ツァーし、高い評価を得た。また、昨年から今年にかけては、トルコを起点に国際的に活躍する即興演奏家たちとのコラボレーション「Sound Migration」(国際交流基金制作・主催)を構成し、トルコ、ハンガリー、エジプト、日本を回り、各地で刺激を与えた。

また、演劇、ダンスなど舞台作品の作曲と演奏でも活躍。パフォーマンス集団「時々自動」の一連の作品のほか、話題作に、イラン・インド・ウズベキスタン・日本共同制作「演じる女たち―ギリシャ悲劇からの断章」(2007年、国際交流基金)、串田和美演出のコクーン歌舞伎「佐倉義民傳」(2010年)、田中麻衣子構成・演出「罪と罰」(2010年、まつもと市民芸術館)など。 CDに「ダたスタンダード」、「ダたコンロック」、「ダたinvention」。

山中信人 Nobuto Yamanaka

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13歳より津軽三味線を始め、中学卒業と同時に単身で弘前市に渡り、津軽三味線の第一人者、故・山田千里の内弟子として4年間修業。15歳で津軽三味線全国大会C級優勝、16歳で同B級優勝、19歳で同A級特別賞など、頭角を現し、山田流師範となる。

その後、東京に戻り、16年間にわたって、伊藤多喜雄&タキオバンドのメンバーとして、コンサート、レコーディング、テレビ出演等に活躍。日本全国のみならず、海外公演多数。

今年の、第30回津軽三味線全国大会唄付け部門で優勝。最も難しい唄付け(三味線独自の手を駆使しながら唄に伴奏していくこと)のできる正統派演奏者としての地位を確立した。

現在はソロ奏者として活躍する他、洗足学園音楽大学現代邦楽コースで非常勤講師を務める。そのパワフルな演奏、曇りのないキレのよい音、想いを音にしていく感性は津軽三味線を超えて定評を得ており、小椋桂の創作ミュージカル「一休恋慕」、中島啓江コンサート「夢で逢いましょう」など、異ジャンルへの参加も多い。
ホームページはhttp://www18.ocn.ne.jp/~nobuto/profile1.html

企画・プロデュース=畠 由紀

音響=篠崎 耕平

お問い合わせ

国際交流基金 文化事業部舞台芸術チーム (担当)北川
Tel. 03-5369-6063 Fax. 03-5369-6038 E-mail

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