杉戸洋 展:paintings and sketches

開催日程: 2011年12月3日 土曜日 から 2012年1月14日 土曜日

開催地 ジャパン・クリエイティブ・センター、シンガポール(JCC
主催 国際交流基金、ジャパン・クリエイティブ・センター、シンガポール
内覧会 2011年12月2日19時から21時 内覧会・レセプション

杉戸洋は奈良美智、村上隆などと並ぶ現代日本を代表するペインターの一人です。杉戸の作品では、色彩のパターンが空や海、または舞台のような不思議な奥行きのある空間をつくりあげ、見るものを絵のなかへと誘い込むかのようです。飛行機や船、椅子や自動車のほかに、名づけることができない抽象的なかたちが薄く塗られたキャンバスからたち現われ、まるで夢の記憶のように物語を語り始めます。

シンガポールで初となる杉戸洋の展覧会では、杉戸が魅せられた岩手、花巻の旅の途上で描いた雄大な山々やそれを取り囲む風景のスケッチ、ペインティング、写真など最新作を中心に発表します。この展覧会は、杉戸が岩手で触発された独特の絵画世界をシンガポールで紹介する絶好の機会となることでしょう。今回の大震災や津波で大きな被害を受けた岩手県ですが、比較的被害の少なかった内陸部では、宮沢賢治が目にしていたであろう森や田園風景が残っており、杉戸の作品とイーハトーブの透明な空気、宇宙の広がりとの共振が感じ取れます。

また今回の展覧会では青森県立美術館で杉戸との二人展「はっぱとはらっぱ」展開催を予定していた(震災のため中止)建築家青木淳の建築模型も展示されます。
JCC(Japan Creative Center)はシンガポールの中心地オーチャード通りに至近のコロニアル様式で建築された平屋建ての建物です。JCCは杉戸洋展によって、「伊東豊雄展」「山口晃展」などの実績を踏まえつつさらに次なる段階へと進んでいきます。

出品作家

杉戸洋

1970年愛知県生まれ。4歳から14歳までNYで過ごす。愛知県立芸術大学日本画科を卒業。卒業後も愛知県に制作の拠点を置いて国内のみならずオーストリア、ドイツ、アメリカなどで広く活躍している。また、奈良美智などアーティストとの共同制作なども行う。東京都現代美術館、サンフランシスコ近代美術館等に作品が収蔵されている。
近年の展覧会には、ヴァンジ彫刻庭園美術館での「April Song」(2006)、フォートワース近代美術館での「Focus」(2006)などの個展のほか、光州ビエンナーレ(2008)にも参加。

【杉戸洋の岩手の旅からのコメント】
岩手県花巻を囲む山々を旅しながら観たものは、黒く光る塗料で完璧とまで言える手入れで屋根を守り、そして山々や木々が生活を守り、確かにそこには銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱があるように思えた。

杉戸洋氏の絵画の写真

アーティストトーク

  • 日時:2012年1月14日14:00~
  • 開場:ジャパン・クリエイティブ・センター、シンガポール内

2011年4月、青森県立美術館と美術館を取り囲む周辺の環境を舞台に杉戸洋とのコラボレーションを企画した建築家青木淳をむかえて、「場」について語っていただきます。アーティストの立場から、また建築家の立場から、美術と場所はどういう関係をもつのか、場とは何かを問いかけます。

青木淳

1956年横浜市生まれ。東京大学大学院を卒業後、磯崎アトリエに勤務。91年に青木淳建築計画事務所を設立以来、個人住宅をはじめとしてルイ・ヴィトンなどの商業ビルや青森県立美術館(コンペ)などを設計し、高い評価を得ている。

お問い合わせ

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部造形美術チーム
担当:岡部 美紀 E-mail
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-1
Tel: 03-5369-6062 Fax: 03-5369-6038

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