奥州金津流獅子躍 in テムズ・フェスティバル

奥州金津流獅子躍 in テムズ・フェスティバル

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、英国ロンドンでオリンピック関連事業として開催される野外アート・フェスティバル「テムズ・フェスティバル」に東北を代表する民俗芸能のひとつである金津流獅子躍16名を派遣します。

テムズ・フェスティバルはロンドン市長の主催のもとロンドン中心部のテムズ川周辺で開催されている野外アート・フェスティバルで、音楽やダンスなどのイベントが2日間に渡って繰り広げられ、毎年80万人以上を動員しています。今年はパラリンピック開催中の9月8日(土)~9日(日)の2日間に開催されます。

今回は東日本大震災で大きな被害を受けた岩手・宮城において広く伝承されている鹿踊(ししおどり)の団体として、奥州金津流獅子躍連合会が参加。テムズ川周辺の会場などで、震災で亡くなられた方々への鎮魂や復興への願いを込めて演舞を披露し、最終日には恒例のナイトカーニバルにも参加します。金津流獅子躍の見どころである洗練された美しさと、獅子の風格に通ずる荒々しさと勇壮さを兼ね備えた舞をロンドンを訪れる多くの人に披露します。

また、あわせてロンドン近郊のオックスフォードとメイドストーンの博物館・美術館でも演舞を行います。

テムズ・フェスティバル
日程:
2012年9月8日(土)~9日(日)
会場:
ロンドン市内中心部(テムズ川周辺)
主催:
国際交流基金、Mayor’s Thames Festival
共催:
在英国日本大使館
助成:
グレイトブリテン・ササカワ財団
※獅子躍の演舞やパレードの詳しい時間・場所は下記のフェスティバル公式ウェブサイトでご確認ください。
URL
The Mayor’s Thames Festival
オックスフォード公演
日程:
2012年9月6日(木)13時
会場:
オックスフォード大学付属アッシュモレアン博物館
主催:
国際交流基金
協力:
オックスフォード大学付属アッシュモレアン博物館
メイドストーン公演
日程:
2012年9月7日 (金) (時間未定)
会場:
メイドストーン美術館
主催:
国際交流基金
協力:
メイドストーン美術館

鹿踊(ししおどり)と金津流獅子躍について

鹿踊(ししおどり)と金津流獅子躍についての写真

鹿踊(獅子躍、鹿子躍、しし踊りとも書く)は東北を代表する民俗芸能のひとつで、鹿頭(ししがしら)をかぶった踊り手による舞を特徴とする。踊り手が太鼓を持って演奏しながら舞う「太鼓踊系」と、踊り手とは別に祭囃子の演奏者がいる「幕踊系」とがあり、太鼓踊系の鹿踊は主に江戸時代の伊達氏の領地であった岩手県南部から宮城県に広がっている。

鹿踊の起源については諸説があり、狩猟で殺された鹿を供養するために踊ったという説や、奈良春日大社の山麓で遊んでいる鹿の姿をまねしたという説など、様々な由来が各踊り組に伝えられている。祖霊供養、悪霊退散、五穀豊穣を祈願し、寺院や民家の庭で舞い、また地域の神社の例大祭で奉納する神事芸能として伝承されてきた。

太鼓踊系は大きく行山流、金津流、春日流の3つに分類され、現在の奥州市江刺区には行山流と金津流の踊り組が30団体ある。江刺に金津流が伝えられたのは1828年とされ、その伝承以来芸を受け継いでいる梁川獅子躍(奥州市江刺区)を中心に、伊手(奥州市江刺区)・軽石(奥州市江刺区)・浦浜(大船渡市)・松山(宮城県大崎市)の各獅子躍が復活して奥州金津流獅子躍連合会を結成し、芸の伝承と後継者育成のため活動している。

金津流は最も古い行山流から江戸時代に分派した流派であるが、その洗練された舞の美しさは多くの鹿踊の流派の中でも群を抜いており、リーダー格であり岩手県指定無形民俗文化財に認定されている金津流梁川獅子躍を筆頭に、これまで国内での公演はもとより、アメリカ・ロシア・エジプト・ブルガリアなど海外にも招聘され国内外で鹿踊を紹介している。

本年7月には明治天皇崩御百年を迎えて明治神宮にて開催される明治天皇百年祭において、他の東北の郷土芸能とともに演舞を奉納した。

お問合せ

独立行政法人国際交流基金
文化事業部 欧州・中東・アフリカチーム
担当:北川 E-mail
TEL:03-5369-6063

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