誰でも簡単に操作できる小型二足歩行ロボット 日本の先端技術をスペイン、イタリア、スイスで紹介

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、11月4日から11月15日まで、新進気鋭のロボット研究者、吉崎航氏を、スペイン(マドリード・バルセロナ)、イタリア(ローマ)、スイス(チューリッヒ、ローザンヌ)に派遣し、各地で講演とロボット操作のデモンストレーションを実施します。

レクチャーでは、日本のロボット開発の現状や、自身の研究内容(ロボット操作ソフト"V-Sido")を紹介し、デモンストレーションでは小型二足歩行ロボットを用いてソフトのメカニズムを説明します。また、参加者にロボット操作を実際に体験してもらう予定です。

小型二足歩行ロボットの画像1

小型二足歩行ロボットの画像2

レクチャー・デモンストレーション日程

【スペイン】

11月 6日(火)  カルロス・テルセロ大学(マドリード)
11月 7日(水)  カタルーニャ工科大学(バルセロナ)

【イタリア】
11月 9日(金)  国際交流基金ローマ日本文化会館(ローマ)
【スイス】 
11月12日(月) チューリッヒ工科大学(チューリッヒ)
11月13日(火) ローザンヌ工科大学(ローザンヌ)

専門家プロフィール

吉崎 航(よしざき わたる)

産業技術総合研究所テクニカルスタッフ
小さい頃からロボット作りに興味を持ち、大学院まで一貫してロボット製作に携わる。2009年、未踏IT人材発掘・育成事業に採択されたことをきっかけに、人型ロボット用インターフェイスソフトV-Sidoを開発。2010年は同事業のスーパークリエータに認定される。2012年7月に発表した「クラタス」は、人が乗れる巨大ロボットとして話題を呼んだ。奈良先端大博士後期課程在籍の期待の若手ロボット研究者

V-Sidoとは?

V-Sidoとは?の画像

従来、ホビーロボットを操作するためには、あらかじめ一連の動きをモーションとして登録しておき、必要に応じて呼び出す方法が一般的でした。しかし、この方法で登録できるモーション数には限りがあります。飛んでくるボールを狙い撃ったり、坂道で荷物を持ったりするような複雑な動作を実現するのは困難でした。
一方、V-Sidoは "ロボットをモーションの作成なしに操作する"ことを目的として開発されたソフトのため、誰でも簡単にロボットを操作することができます。パソコンにソフトをインストールして、市販のロボットと接続するだけで、踊りや格闘などの動きが自由に行なえるようになります。例えば、マウスやi phoneを使ってロボットのCGをなぞるだけで、空中に文字を書いたり、即興のダンスを踊ったりできます。
V-Sidoの最大の特徴は、"シミュレータとロボットが常にリンクしている"という点にあります。つまり、コンピュータ上に表示されたCG(シミュレータ)のロボットをマウスで動かすと、実機のロボットも同じ姿勢をとってくれます。これにより、ユーザは自由な姿勢をその場でつくることができます。しかも、作った姿勢に転倒の危険性がないかどうか、自動的にチェックを行い、適切な姿勢に修正してくれます。

お問い合わせ

独立行政法人 国際交流基金
文化事業部 欧州・中東・アフリカチーム 
担当:小林
Tel. 03-5369-6063

ページトップへ戻る