写真で見る東北の過去・現在・未来 4月22日 台湾・高雄市で飯沢耕太郎氏講演会

飯沢耕太郎氏の写真
飯沢耕太郎氏[プロフィール]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、4月20日(土曜日)より台湾の高雄市にて写真展「東北―風土・人・くらし」を開催します。これに伴い、同展の監修者である飯沢耕太郎氏(写真評論家)による講演会を、4月22日(月曜日)に開催します。

それぞれの写真作品の解説を通して、東日本大震災の被害を受けた東北地方とは本来どのような地域か、どういう自然に囲まれ、人々はどのように暮らしてきたのかを、自身も東北出身である飯沢氏が語ります。

展覧会概要

展名 写真展「東北―風土・人・くらし」
会期 2013年4月20日 土曜日 ~ 2013年5月12日 日曜日
会場 高雄市文化センター
主催 国際交流基金、財団法人交流協会高雄事務所
協力 高雄市文化局
詳細 http://www.jpf.go.jp/j/culture/exhibit/oversea/traveling/photo_tohoku.html

講演会概要

日時

2013年4月22日 月曜日 15時~17時

会場 大東文化芸術センター講演ホール
言語 日本語(中国語への逐次通訳あり)
主催

国際交流基金、財団法人交流協会高雄事務所

協力

高雄市文化局

講師プロフィール

飯沢 耕太郎(いいざわ こうたろう)/ 写真評論家

「東北―風土・人・くらし」展企画監修。主な著書に、『戦後写真史ノート―写真は何を表現してきたか』(中公新書 1993年)、『写真美術館へようこそ』(講談社 1996年/サントリー学芸賞)、『写真的思考』(河出書房新社 2009年)、『アフターマス― 震災後の写真』(NTT出版 2011年)など。

監修によせて(飯沢耕太郎)

今回はあえて「3.11」以降の写真をはずすことにした。それらの写真が既に、新聞、雑誌、インターネットなどに大量に発信されており、また写真集のような形で目にすることも多いので、あらためて展覧会を組む必要性を感じなかったというのが理由の一つである。さらに、むしろ震災で大きな被害を受けた東北の成り立ちを、写真を通じて浮かび上がらせることができないかと考えたということもある。東北地方に色濃く残る縄文文化の遺産、それがどのように受け継がれ守り育てられようとしているかを、写真から読み取っていただきたいのだ。

「縄文の再生 『東北―風土・人・くらし』展に寄せて」(展覧会カタログ序文より)

【お問い合わせ】

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 アジア・大洋州チーム 
担当:村上 
TEL 03-5369-6062

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