若手音楽家による邦楽ユニット「風華〜FUGA〜」
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、7月15日~24日、邦楽ユニット「風華~FUGA~」のチリ・アルゼンチン巡回公演を行います。
「風華~FUGA~」は、津軽三味線全国大会A級女性部門で最年少優勝を果たした はなわちえと辻本好美(尺八)による、日本の伝統と現代の感性を調和させた演奏を持ち味とした若手ユニット。本公演では、サポート・メンバーに川村成史(パーカッション)、滝本成吾(キーボード)を迎え、ブエノスアイレスでは、国際的に活躍するケーナの名手、ラウル・オラルテと共演します。一方、サンティアゴでは、アルタソール国家芸術賞を受賞したギタリスト、フアン・アントニオ・サンチェスと共演し、チリを代表する総合芸術施設「ガブリエラ・ミストラル文化センター」で開催中の日本フェスティバルのフィナーレを飾ります。
事業概要
日時 | 7月17日(水曜日)19時30分 |
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会場 | ガブリエラ・ミストラル文化センター (Centro Cultural Gabriela Mistral) |
共催 |
ガブリエラ・ミストラル文化センター |
日時 | 7月20日(土曜日) 19時30分 |
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会場 | アルゼンチン経済産業大学 (Universidad Argentina de la Empresa) |
共催 |
アルゼンチン経済産業大学 |
日時 | 7月21日(日曜日) 16時 |
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会場 | 在アルゼンチン沖縄県人連合会 (Centro Okinawense en la Argentina) |
共催 |
在アルゼンチン沖縄県人連合会 |
風華~FUGA~
はなわちえ (津軽三味線)
茨城県出身。9歳から佐々木光儀の下で津軽三味線を習い始め、17歳で津軽三味線全国大会A級女性部門に初挑戦。最年少チャンピオンとなる。東京藝術大学音楽学部邦楽科在学中、アルバム「月のうさぎ」(2004年)でメジャーデビュー。以後、都内のライブハウスを中心に、バンド編成による演奏活動をスタート。ヴァイオリンの沖増菜摘とともに和洋ユニットhanamas を、また東京藝術大学の後輩である辻本好美(尺八)、柿木原こう(筝)と和楽器ユニット 「結」 を結成。皇居内桃華楽堂での御前演奏や、アジア、欧米諸国での海外公演、テレビCMでも活躍。音楽のジャンルに囚われず、津軽三味線の可能性を積極的に追求している若手実力派アーティストと評価されている。
辻本 好美 (つじもと よしみ/尺八)
和歌山県出身。16歳から尺八を始める。東京藝術大学音楽学部邦楽科尺八専攻(琴古流)卒業。在学中、テレビ番組『題名のない音楽会』に出演したほか、米国、イタリアで演奏。2011年、早乙女太一「晩夏の舞」ツアー公演に尺八演奏として参加。
東京藝術大学卒業生で結成された、和楽器ユニット 「結」 や和楽器オーケストラあいおいのメンバーとして、東京を中心に活動を展開中。
サポート・メンバー
川村 成史 (かわむら しげひと/パーカッション)
和歌山県出身。中学時代にドラムを始め、大学在学中より本格的に演奏活動を開始。2011年、 hanamas の東南アジア・ツアーに参加。2012年、フランスを拠点に国際的に活躍するジャズヴァイオリンの巨匠、フローリン・ニクレスク(Florin Niclescu)の日本ツアーにドラマーとして参加。ジャズをベースに、幅広いジャンルでオールラウンドに活動中。
滝本 成吾 (たきもと せいご/キーボード)
群馬県出身。東京音楽大学作曲指揮専攻映画・放送音楽コース卒業。シンセサイザーのインストラクター、ソウルバンドTSUBAKISTAとしての活動を経て、作曲家・ 糸川玲子のアシスタント、武部聡志のシンセサイザー・オペレータほか、サウンドデザインやアレンジ、芸能界から邦楽界に至る様々な有名アーティストのサポートプレイヤーとして活動中。
特別出演
フアン・アントニオ・サンチェス
(Juan Antonio Sánchez/ギター)
ドイツ・ベルリン生まれ。クラシックとフォルクローレを融合したスタイルで知られる、チリを代表するギタリスト/作曲家の一人。チリ国立音楽院でオスカー・オールセンに師事し、作曲とギターを学ぶ。音楽を通した社会変革運動、ヌエバ・カンシオン(「新しい歌」)に傾倒していたことから、1983年までアルゼンチンに亡命していた経歴を持つ。1990年代以降、様々な音楽グループの一員としてチリの有名アーティストとの共演を通じ、新しいラテンアメリカ・フュージョンの発展に尽くす。アルタソール国家芸術賞受賞。
ラウル・オラルテ (Raúl Olarte/ケーナ)
アルゼンチン北部フフイ州ウマワカ出身。 ケーナを7歳で始め、13歳にしてコスキン・フォルクローレ芸術祭に初出場。 ブエノスアイレスの音楽学校で学んだ後、1978年にはアルゼンチンを代表する名チャランゴ奏者、 ハイメ・トーレス楽団に参加。アルゼンチン、北米、ヨーロッパ、アジアでのツアーを始め、10年以上に渡って活動を共にする。1988年にはアルゼンチンを代表する作曲家であるアリエル・ラミレスに招かれ、ニューヨークのカーネギーホールや東京のサントリーホール他で行なわれた『ミサ・クリオージャ』公演に参加。 1997年には天皇皇后両陛下のアルゼンチンご訪問に際し御前演奏を行なう。 アルゼンチンを代表するケーナ奏者として国際的に活躍中。
お問い合わせ
国際交流基金(ジャパンファウンデーション) 文化事業部 米州チーム
担当:松本 E-mail
電話:03-5369-6061