楽器紹介

ダンバウ ベトナムの国旗

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一弦の琴。スチール弦を弾いて鳴らすが、ハーモニクスを使うことが特徴。 胴から上に伸びた棒に弦の一端が留められているが、この棒を片方の手でしならせて張力を変え、 音高を変える。音量は非常に小さいので、現代ではアンプで増幅することが多い。

トゥルン ベトナムの国旗

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竹製シロフォン。長さの異なる竹筒を、左右ではなく上下に配列するのが特徴。 竹筒の裏側を切り取っているが、これは調律と音を響かせるため。両手を使い2本のバチで叩く。 1本のバチの両端を使って、2音を鳴らす奏法もある。元々ベトナム中央高地の民族楽器であったが、 今回の演奏者マイ・リエンの夫君バフォー氏が改造し、ベトナム全土で広く演奏されるようになった。

クロン・プット ベトナムの国旗

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長さの異なる竹筒をシロフォンのように平面に配列し、やや丸めた両掌を拍手のようにたたき合わせて空気を竹筒内に送り込み、音を出す。 奏者が楽器に触れずに音を出すという点で珍しい楽器である。類似の楽器にディン・パ/Dinh paがあり、 これは竹筒を垂直に立てて、先が平たいバチで竹の上端を叩いて鳴らす。

トゥロン・カイ ベトナムの国旗

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「大きな太鼓」の意味。伝統的な低音太鼓。ジャックフルーツ(波羅蜜)の木でできた胴に水牛の皮を張る。

チャイヤム カンボジアの国旗

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民俗芸能で使う太鼓。胴はジャックフルーツの木。

ソンポー カンボジアの国旗

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両面太鼓。水牛または牛の皮を、皮紐で張る。米と灰を混ぜたペーストを鼓膜の中心部に塗りつけてチューニングをする。

トン(左)、ロマナ(右) カンボジアの国旗

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トンは小さなゴブレット型の太鼓で膝にのせて叩く。 鼓膜は蛇や象で胴体にラタンの紐で張る。ロマナは、浅い枠型太鼓で、鼓膜は釘で胴体に張る。 この2つの楽器は通常は一人の奏者が演奏する。

サイン・ワイン ミャンマーの国旗

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パッ・ワイン/Pat Waingとも言う。レリーフで豪華に装飾された木枠を環状に設置し、 内側に19~23個の調律した太鼓を吊り下げて配列し,中央に座った奏者が両手で叩いてメロディーを演奏する。 米と灰を混ぜたペーストを膜面の中心に塗り付けてチューニングをする。

チー・ワイン(左)、マウン・サイン(右) ミャンマーの国旗

チー・ワイン(左)、マウン・サイン(右)の写真

チー・ワインは、円形のフレームにゴングを配列した楽器。マウン・サインは、四角形のフレームにゴングを配列した楽器。

ラナート・エク タイの国旗

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竹または硬木の音板を21~22枚配列したシロフォン。 ラナートが総称で大小のサイズがあり、高音域を出すものをラナート・エクと呼ぶ。 鍵盤は舟形の胴に紐で吊り下げて張られるので、胴が共鳴装置となりよく響く。

ベンパン・コク タイの国旗

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7つの両面太鼓を木製の半円形の囲いに垂直に吊り下げて配列し、手で叩いて鳴らす。

ゴーン・ハーン ラオスの国旗

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細長い片面太鼓。面直径は20㎝前後、長さは1m強のものが多い。祭のパレード等で踊り歩きながら手で叩いて使われることが多い。

ゴーン・トゥム ラオスの国旗

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中型太鼓。片面だけに革が張られたタイプと両面に張られたタイプがある。後者の場合、2面の大きさは同じ。 通常は、1本の棒につるされたKong Tumを2人で担ぎ、行進しながら撥で叩く。 ロケット祭のパレードで水牛の角笛とセットでよく使用される。

レバナ ブルネイの国旗

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イスラム圏で宗教的な儀式で使用する枠型太鼓。アラビア語で「我らの神」を意味するRobbanが語源。膜面は山羊の皮。中東起源とされる。

グンダン・ラビ ブルネイの国旗

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グンダンは太鼓の意味。両面太鼓で、胴の中ほどのやや細くなっている部分を膝に乗せて構え、両掌で叩く。 鼓膜はラタンの紐で胴に取り付けるが、胴と紐の間に楔を打ち込んで締め上げる。

タール ブルネイの国旗

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鈴のついた片面太鼓。中近東で発達した楽器で、イスラムの伝来とともに東南アジアでも使われるようになった。中近東起源の歌や踊りの伴奏に使い複数で演奏する。

和太鼓 日本の国旗

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太鼓は古代に日本列島に入り、その後各地で様々に発展を遂げた。 現在の演奏形式は、戦後に工夫されたが、合奏をすることが稀だった伝統的なスタイルとの違いは「ドラムセット」として組む、 あるいは複数の奏者が合奏することにある。現代の太鼓音楽は伝統的な楽器を利用してはいるが奏法は現代的である。

全体監修:嶋和彦
ラオス楽器解説:虫明悦生
参考文献:グローヴ音楽事典等

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
文化事業部 アジア・大洋州チーム
担当 : 玄田・松永
電話 : 03-5369-6062

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