サンパウロ・ビエンナーレ 27回

JF便りイベントの報告を、JF便りに掲載しています。

第27回を迎えるサンパウロ・ビエンナーレでは、その歴史上初めて、伝統的な国別参加方式を廃し、「どのように共生するか―How To Live Together―」をテーマに、リゼッチ・ラニャード氏をチーフ・キュレイターとするキュレイター・チームが作品を選定することになりました。

グローバリゼーションのすすむ現代社会における他者との共生というテーマに取り組むために、作家たちの属する国でなく、個々の作品に焦点をあてようとの意図によるものです。

国別参加方式の廃止に加えて特筆すべきは、アーティスト・イン・レジデンスによる出品作品制作と2006年を通して実施されるセミナー・シリーズです。

アーティスト・イン・レジデンス・プログラムでは、展覧会の前に10人の作家たちをブラジルに招き、ブラジル固有の政治的・社会的状況に触発されながら作品を制作することを依頼しています。制作された作品はビエンナーレに出品されます。

セミナー・シリーズでは、キュレイター・チームのメンバー6名が各々コーディネーター役をつとめ、展覧会の総合テーマ「どのように共生するか―How To Live Together―」に関連付けながら、世界各地から講演者を招いてセミナーを開催します。

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、第27回サンパウロ・ビエンナーレの趣旨に賛同し、リゼッチ・ラニャード氏による作家選考に協力すると共に、日本人作家の参加について、サンパウロ・ビエンナーレと共催することにしました。

日本からは、島袋道浩氏アトリエ・ワンが出品します。島袋道浩氏の出品作品は、サンパウロ・ビエンナーレのアーティスト・イン・レジデンス・プログラムで滞在制作した作品です。

また、2006年8月4日(金)から5日(土)にかけて、リゼッチ・ラニャード氏のコーディネーションのもとに「共生―Collective Life―」をテーマに開催されるセミナー(会場:サンパウロ日本文化センター)に、長谷川祐子氏が参加します。

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