第14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 プレビュー・トーク 「In the Real World 現実のはなし――日本建築の倉から」

第14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展の写真国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2014年6月から開催される第14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展に先立ち、今回の日本館の展示プランと見どころをいち早くお伝えするプレビュー・トークを開催致します。

今年のヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展では、世界各国のパビリオンが100年の建築の変化を共通テーマに展示を行います。近代化、グローバル化によって世界的な画一化が進んだ100年と言われますが、本当にそうなのでしょうか? 各国の近代化と建築の関係をいまいちど見つめ直すことで、建築本来の力を発掘しよう、というのがこの共通テーマのねらいです。日本館の展示では、近代化による社会的経済的激動のあった70年代を軸として100年の建築をひも解き、これまで見落とされてきた日本建築の底力に迫ります。

このプレビュー・トークでは、日本館チームのメンバーがそれぞれのジャンルでの、今年の見どころをご紹介します。また、開幕に合わせて撮影が進められているドキュメンタリー映画の一部を特別上映いたします。今回の展覧会のひとつの目玉となるこの映画では、第14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 総合ディレクターのレム・コールハースをはじめ、チャールズ・ジェンクス、安藤忠雄、磯崎新など歴史に名を刻む建築家・建築史家が出演、世界的な視点から日本の現代建築の特異性や事情の真相を語ります。

概要

日時 2014年4月17日(木曜日)19時~ (受付:18時30分~)
場所
定員 80名、入場無料、事前申込制、先着順
参加申込方法 タイトルに必ず「ヴェネチア建築展プレビュー・トーク出席希望」と表記し、氏名、ふりがな、ご所属を明記の上、電子メール(info@tmpress.jp)でお申込ください。
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください)

お申し込みに対する返信は行っておりません。お申し込みが定員に達した場合にのみ、恐縮ですがお断りのご連絡をお送りさせていただきます。

登壇者

  • 太田 佳代子 (コミッショナー)
  • 中谷 礼仁 (ディレクター)
  • 山形 浩生 (エギュゼキュティブ・アドバイザー)
  • 小林 恵吾 (展示デザイン)
  • 本橋 仁 (史料調査)
  • 石山 友美 (映画監督)
  • 山岸 剛 (写真家)

コミッショナー プロフィール

太田佳代子 (おおた かよこ)

建築キュレーター
2012年まで10年間、オランダの建築設計組織OMAのシンクタンクAMOで展覧会の企画運営と書籍編集に携わる。2010年ヴェネチア建築ビエンナーレAMO展「Cronocaos」、2006年同「The Gulf」(以上共同)、2005~2009年プラダ「Waist Down」、2003・2004年OMA-AMO回顧展「Content」、2009年深圳・香港都市建築ビエンナーレのキュレーターを務める。編集したおもな書籍に Project Japan: Metabolism Talks... (Taschen 2011,平凡社 2012)、Post-Occupancy (Editoriale Domus 2005)、Waist Down (DAP 2005) など。2004年DOMUS副編集長。1993年まで建築・都市ワークショップ共同主宰、「Telescope」共同編集人。

[お問い合わせ]

国際交流基金 (ジャパンファウンデーション)
文化事業部 欧州・中東・アフリカチーム 田崎、小山田
電話 : 03-5369-6063
Eメールアドレス: venezia@jpf.go.jp
(メールを送る際は、全角@マークを半角@マークに変更してください)

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