アジアへ発信!−日本の現代美術

  • 美麗新世界:当代日本視覚文化

    Encounter of the Fat and the Slim with Ten-thousand Yen Bill Backgroundの写真

    会田誠
    Encounter of the Fat and the Slim with
    Ten-thousand Yen Bill Background

    2007
    ©Makoto AIDA
    Courtesy Mizuma Art Gallery

  • 消失点―日本の現代美術

    Friendship #IIIの写真

    祐成政徳
    Friendship #III
    2005
     
     
     

  • KITA!! : Japanese Artists Meet Indonesia

    homeの写真

    奈良美智+graf
    home

    2005
     
     
     

このたび、国際交流基金(ジャパン・ファウンデーション)では、2007年秋より2008年春にかけて、中国、インド、インドネシアのアジア3カ国において、これまでにない規模で日本の現代美術をまとまって紹介することになりました。

ジャパン・ファウンデーションでは、アジアセンターの活動(1990-2004)等を通じて過去十数年間、日本国内へのアジア現代美術の紹介、およびアジア域内での美術交流を推進してまいりました。しかし反対に日本現代美術のアジアへの紹介はアジア域内での国際展への参加を除いてそれほど多くはなく、アジアの一般の人々のみならず美術関係者でさえ日本の現代美術の概観を知る機会は殆どないまま現在に至っています。

また、世界に目を転じてみれば、現在では欧米での日本現代美術のプレゼンスもアジア美術の中で決して高いとはいえない状況であり、多くの専門家の関心が中国、インドの現代美術に向かっています。残念なことに日本の現代美術の発信力は90年代の状況と比較して、またアジアの他の国々と比較しても低迷しているといわざるをえない状況ではないでしょうか。

このような日本の現代美術がおかれている厳しい国際的環境を踏まえ、ジャパン・ファウンデーションでは、積極的にアジアとの美術交流を推進させるべく、北京オリンピックをひかえて美術市場としても世界で最も注目される中国、近年経済的にも美術資源的にもポスト中国と目されるインド、国際的アートシーンとは別次元で独自の活動を展開するインドネシア、この東、南、東南アジア地域を代表する3カ国において、特長ある3つの展覧会「美麗新世界:当代日本視覚文化」「消失点―日本の現代美術」Japanese Artists Meet Indonesiaを企画しました。

これらの展覧会は現地調査を実施し、美術専門家との対話を重ね、それぞれの美術背景を考慮して企画されており、将来にむけてより発展的な関係性を構築することを目指しています。これら一連の展覧会の日本人キュレイターは、今後の活躍がますます期待される30代~40代前半のキュレイターたちであり、若い世代のキュレイターたちが現代の日本美術をどのような視点から切り取るのか、その点に関しても是非ご注目いただきたいと思います。

今回の展覧会は日本と3カ国の記念の年を祝する周年事業の一環として実施されるものであり、交流という視点からも各国の鑑賞者からどのような反響が返ってくるのか、いまから大変興味深いところです。

またこの期間中、時を同じくして開催されるインド・トリエンナーレ、バングラデシュ・ビエンナーレについても、若い世代のキュレイターをコミッショナーに選定し、日本人作家を紹介いたします。

各展覧会の詳細は今後順次個別にリリースでお知らせする予定ですが、先ずはまとめて3つの大型展の企画意図をお知らせすることとし、あわせて周知広報にご協力いただきますようお願いする次第です。また、実際にこれらの展覧会を現地においてご高覧いただく機会があれば、誠に幸いに存じます。

[お問い合わせ]

〒160-0004 東京都新宿区四谷4-4-1
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
芸術交流部造形美術課
Tel: 03-5369-6062 / Fax: 03-5369-6038

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