旧アジアセンター知的交流課 事業実績 1997(平成9)年度 2.公募助成事業 (5)伝統文化と現代性 (5件)

ロンタール財団(インドネシア)

インドネシア主要文学者の映像記録化
¥2,754,000
インドネシア文学に対する国内及び国際的な理解を促進するために、現代インドネシア文学者をビデオに記録する事業。映画は各24~30分で、作家の背景、作家へのインタビュー、作家が自ら行なう作品についての概説の3部構成になっている。作家の履歴、内容の英訳等を掲載した教育用ブックレットも同時に作成。50人の現存する作家を対象とし、今年度はプラムディア・アナンタ・トウールなど高齢の作家10名のうち、5名分のビデオを製作した。今後教育教材として活用したり、様々な放送媒体を通しての利用を計画している。

南洋理工大学国立教育研究所(シンガポール)

「教育におけるアジアの音楽と舞踊」出版事業
¥984,720
96年度に開催した会議及びワークショップ「教育におけるアジアの音楽と舞踊」では、アジア各国における民族音楽や伝統芸能をそれぞれの音楽教育においてどのように取り入れていくべきかについて、その方策や教材開発について議論した。97年度は、会議の成果をまとめて関係者に配布する出版事業を実施した。

曹洞宗国際ボランティア会(SVA)(日本)

カンボジア王国における図書館活動を通じた伝統文化の復興・振興促進と教育環境の改善事業
¥4,511,640
長年に渡る内戦やポルポト時代の圧政、また都市を中心とする急激な現代文化の浸透によりその継承・創造が脅かされているクメールの伝統文化を、図書館活動を通じて復興することをめざす事業。具体的には、1)カンボジア仏教研究所が編纂したクメール民話を子ども向けにリライトした絵本・紙芝居の出版、2)地域の人々の協力による常設・移動図書館を運営、3)教師、教育省職員に対する「おはなし読み聞かせ」や図書館活動に関するワークショップの実施、4)地域に存在する民話・おはなしの収集等の活動を行なった。アジアセンターは、絵本・紙芝居の出版と、ワークショップ開催を支援。

「モンゴル文書史料研究国際セミナー」実行委員会(日本)

モンゴル文書史料研究国際セミナー
¥480,620
1997年10月25日/東京
90年以降対外開放が進んでいるモンゴルでは、歴史学の分野でも、従来のイデオロギーにとらわれた研究にこだわらない、新たな研究動向、歴史評価が現れている。このような状況のもと、モンゴル文書史料研究の現状と課題、将来の展望、国際共同研究の可能性を討議するため、「モンゴル文書史料の世界、あらたな展望を求めて」と題するシンポジウムを開催した。モンゴル歴史学会の指導的研究者である、モンゴル国立公文書館バトサイハン館長をはじめ、モンゴル科学アカデミー歴史研究所、歴史研究所国際研究センター、歴史研究所古文書部門の代表者、及び日本、アメリカの研究者が参加。

国家社会・人文科学研究センター東南アジア研究所(ベトナム)

ベトナム、ラオス、カンボジア3カ国の開発における文化の役割
¥1,424,852
1998年1月20日~21日/ハノイ
ベトナム、ラオス、カンボジアの協力研究機関が96年度から共同で実施している開発における文化の役割に関する比較研究事業。本年度は、近代化の過程において文化が果たす役割について研究を行ない、その成果を発表する国際会議を開催した。3カ国から約70名の研究者が参加し、「水田稲作農業を基礎にした自然観」、「村落の社会文化的特徴-家族と社会の関係」、「宗教、信仰、風俗、習慣から見た道徳及び精神生活」、「開発による伝統文化への影響」について討議、結果を報告書として出版。申請機関に加え、ハノイ国立大学、王立プノンペン大学、ラオス文化研究所が協力した。

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