フェローセミナー:ジェス・パーマー

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
日本研究・知的交流部

ジャパンファウンデーションは、平成20(2008)年度フェローセミナーを開催します。今回のプレゼンターは、米国カリフォルニア大学アーバイン校博士後期課程のジェス・パーマー氏です。セミナーの詳細は以下の通りです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

概要
日時 2008年7月30日 水曜日 15時から17時
場所 ジャパンファウンデーション 第3セミナー室 アクセス
*国際交流基金(ジャパンファウンデーション) のオフィスは新宿区に移転しておりますので、ご注意ください。
使用言語 英語 (通訳はありません)
参加費 無料
テーマ 「円仁日記:平安初期の文化受容理解の鍵として」

私の研究主題は平安時代の大陸文化・技術受容に関する理解の鍵としての円仁日記(入唐求法巡礼行記)です。従来、円仁日記は主に唐研究において価値を認められてきました。しかしながら、これは円仁が書きたかった主題を無視しています。再検証することにより、日記を円仁が書きたかった事柄に沿って理解し、文化的アイデンティティー(平安時代における唐文化の重要性を表現している)の議論を読み解くことができます。
第一に、円仁日記の先行研究を議論し、東アジアにおける838年までの記録の特徴について概観します。そして、仏教と、唐及び平安時代の社会状況の間の関係に関する円仁の解釈を明らかにするために、唐政府とのやり取り及び同政府に宛てた多くの文書に焦点を当てます。次に、円仁の旅程について、特に五台山への旅程及び同地域内の旅程について、神聖化及び日中の山岳信仰の関係の文脈で検証します。最後に、円仁の記録がいかに文化的技術としての儀式のパラダイムを明らかにしているか、円仁を単なる天台密教の伝道者としてみる見方よりもより包括的に示します。将来は円仁日記の経済的側面―会昌の廃仏―及び後世の記録方法に与えた影響について研究する予定です。
限られた時間ではありますが、発表とともに皆様からのフィードバックに関心がありますので、皆様の関心に応じて柔軟にセミナーを進めたいと考えています。
プレゼンター略歴 ジェス・パーマー(Jesse Palmer)氏はカリフォルニア大学アーバイン校博士課程に在籍しています。国際交流基金フェローシップ(2007年度日本研究フェロー)により、東京大学史料編纂所で博士論文作成のために円仁について研究しています。
お申し込み・
お問い合わせ
参加ご希望の方は、2008年7月30日 水曜日までにお名前、所属先、連絡先(電話番号、Faxまたはメールアドレス)を日本研究・知的交流部(担当:内田)までご連絡ください。ご質問等も下記の連絡先までお願いします。
Tel: 03-5369-6069 / Fax: 03-5369-6041 E-mail

※より多くの皆様に関心を持っていただき参加しやすい環境作りを目指すため、名称を「フェロー勉強会」から「フェローセミナー」に変更しました。

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