中欧の詩学~ハンガリーの現代作家エステルハージ・ペーテルをむかえて~

ジャパンファウンデーションは、ハンガリーを代表する国際的作家エステルハージ氏を招へいし、大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリクトの人文学国際研究教育拠点」と共催でシンポジウムを開催いたします。どなたでもご自由に聴講できますので、ぜひご参加ください。
なお、東京でも2月11日に特別シンポジウム「ドナウを下って、未来の世界文学へ」を開催します。

エステルハージ・ペーテル氏

概要
日時 2009年2月8日 日曜日 13時から17時30分 (開場 12時30分)
会場 大阪大学豊中キャンパス21世紀懐徳堂多目的スタジオ(イ号館2階) アクセス

大阪府豊中市待兼山町1-16
使用言語 日本語、ハンガリー語 (日本語通訳つき)
参加費 無料(事前申込み不要 )
プログラム
《第一部》 13時から14時15分
シンポジウムについて(三谷研爾・大阪大学)
エステルハージ来日記念プログラム(通訳あり)
作家紹介(Viktoria Eschbach=Szabo・チュービンゲン大学)
作家による自作朗読(『ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざし』より)
記念講演:バミューダ・トライアングル―21 世紀の言語について
《第二部》14時30分から16時
【ハンガリー】
中欧をめぐる奇想の書、『ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざし』を訳して(早稲田みか・大阪大学)
【チェコ】
ボフミル・フラバルとチェコの「笑い」―
「運命の被支配者」の詩学(石川達夫・神戸大学)
【ユーゴ】
抒情とアイロニーの化合物―ダニロ・キシュと中欧(奥彩子・大阪大学)
《第三部》16時15分から17時30分
講演:中欧文学の「地詩学」(沼野充義・東京大学)
総合討論~エステルハージを囲んで
エステルハージ・ペーテル氏略歴 エステルハージ・ペーテル Esterházy Péter
(ハンガリー語では日本語と同様に姓・名の順になるため、エステルハージが姓)
1950年ブダペスト生まれ、ハンガリーを代表する作家として国際的に高く評価され、その作品は20数カ国語に翻訳されている。ハンガリー最大の名門貴族エステルハージ家の出身。由緒ある古い家柄の出だが、スタイルは飛び切り新しい。

1970年代に作家としてデビューして以来、おびただしい引用、パロディ、パスティーシュ、意識の流れ、アイロニーといった手法を駆使し、伝統的な意味でのプロットを解体しながら、現代ヨーロッパ文学の最先端を切り拓いてきた。ゴンブロヴィチ、フラバル、キシュ、カルヴィーノ、クンデラといった作家の系譜をもっとも正統的かつ過激に受け継ぐ存在で、中欧ポストモダン文学のトップランナーである。

代表的な作品に『ハンガリーの小さなポルノグラフィー』(1984)、『心の助動詞』(1985)、『フラバルの本』(1990)、『ハーン=ハーン伯爵夫人のまなざし――ドナウを下って』(1991、邦訳は早稲田みか訳、松籟社、2008)、『彼女は私を愛している』(1996)、『天界の調和』(2000)など。邦訳としてはその他、ハンガリー文芸クラブ編・訳の短編・エッセイ集『黄金のブダベスト』(未知谷、2000)がある。
お問い合わせ 大阪大学大学院人間科学研究科GCOE事務局

電話:06-6879-4046 E-mail

ページトップへ戻る