フェローセミナー:アレクサンドラ・マイストラッツ=コビルスキ

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
欧州・中東・アフリカチーム

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、平成21(2009)年度フェローセミナーを開催します。今回のプレゼンターは、セルビアのアレクサンドラ・マイストラッツ=コビルスキ氏です。セミナーの詳細は以下の通りです。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

概要
日時 2009年9月10日 木曜日 14時から15時30分
場所 ジャパンファウンデーション JFICスペース[けやき] (2階)
(東京都新宿区四谷4-4-1) アクセス
使用言語 英語  (通訳はありません)
参加費 無料
テーマ 「ベイルートから京都へ - 近代教育モデルの移動と変遷」

1875年、京都において、もっとも資金が豊富で正統的な米国のボード(宣教団体)の支援により、学生8名、教員2名という体制で同志社英学校が開校した。海外伝道の組織であるアメリカン・ボードのような正統的なプロテスタントの団体が、非宗教的なカリキュラムが大部分を占める高等教育機関に資金提供するという決定を、どのようにして行ったのであろうか。また、こうした決定は、その後何十年にもわたって、米国の宣教の体制をどのように変えたのであろうか。

日本では、同志社大学は、アマースト大学、アンドーバー神学校初の日本人卒業生であり、プロテスタント教会初の日本人牧師として米国で任命された、新島襄という一人の人物の偉業であると考えられている。しかしながら、同志社大学のような世俗的な大学を創設するという、今までに例のない決定は、その10年前にボードの考え方から離れて新しい考え方をもった宣教師たちによって、ベイルートのアメリカン大学(American University of Beirut)が創立されたことに大きく由来している。

ボストンの年長者たちには予測さえできなかったことだが、こうしたミッション系の大学は、人々にとって、改宗のきっかけではなく、英語、政治学、ジャーナリズム、医学、演説法を学ぶための手段となった。宣教師にとっては、人々を改宗させる者から人々を教える者へと自己改革しなければならなかった。つまり、近代科学を受け入れて、宗教的多様性に対して寛容であることを学ばなければならなかった。このようにして、19世紀の熱心な宣教師達は、ベイルートや京都といった、今まで予想だにしなかった場所で、20世紀のリベラルなプロテスタントとなったのである。
プレゼンター アレクサンドラ・マイストラッツ=コビルスキ氏
ニューヨーク市立大学の博士課程学生。専門は日本史。
国際交流基金平成20(2008)年度 日本研究フェローとして、現在同志社大学にて「京都とベイルートにおける近代化~キリスト教の大学を事例として」をテーマに研究している。
お申し込み・
お問い合わせ
参加ご希望の方は、2009年9月9日 水曜日 までにお名前、所属先、連絡先(電話番号、Faxまたはメールアドレス)を日本研究・知的交流部(担当:冨岡)までご連絡ください。

参加希望について、E-mailによる連絡の際は、標題に発表者の氏名、発表日を明記していただきますようお願いいたします。ご質問等も下記の連絡先までお願いします。

TEL : 03-5369-6071、FAX : 03-5369-6041 E-mail

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