「後藤新平と日露関係のイメージ」―日露協力の未来を切り拓くために―

BRICs経済の興隆、APECのウラジオストク開催といった例を出すまでもなく、国際社会、とりわけアジア太平洋地域におけるロシアの存在感の高まりは著しいものですが、日本とロシアが「隣人」として互いにいい意味で影響を及ぼし合ってきたことは意外に知られていません。特に、現代では外交上の問題ばかりがクローズアップされがちな両国の関係の中で、互いのイメージを悪化させないよう努力し、日露友好の土台を支えてきた人々の足跡については、これまであまりにも研究がなされてきませんでした。そうした人物の中に、明治から大正にかけて、ロシア当局との緊密な信頼関係をもとに日露戦争後、両国協調の道を推進した後藤新平の存在があります。

本講演会では、戦時下あるいは戦後の混乱期にあっても、日露協調に尽くした後藤新平の知られざる業績について、昨年、『後藤新平と日露関係』(第21回アジア・太平洋賞受賞)を上梓した拓殖大学ワシーリー・モロジャコフ教授をお招きしてお話頂きます。

新進気鋭のロシア人日本研究者である同教授から、外交における「隣人愛」の重要性と、国家間のイメージが、誰によって、どのように形成されていくかについて伺う貴重な機会となりますので、万障お繰り合わせの上、ぜひ多数のご参加をお待ちしております。

概要
日時 2010年7月21日水曜日 18時30分 から 20時 (受付18時から)
会場 ジャパンファウンデーション JFICホール [さくら](2階)
東京都新宿四谷4-4-1 アクセス
主催 国際交流基金
協力 藤原書店
言語 日本語 (他言語への通訳は用意致しておりません)
参加費 入場無料
お申し込み方法 ご参加希望の方は、件名を「後藤新平セミナー登録希望」として、(E-mail)もしくは Fax(03-5369-6041)にて、 (1)お名前、(2)ご役職、(3)ご所属、(4)ご連絡先を明記の上、お申し込み下さい。

参加者:

「ランド」プロジェクト

講師 ワシーリー・モロジャコフ (拓殖大学 日本文化研究所客員教授)
1968年モスクワ生まれ。1993年モスクワ国立大卒、1996年同大学院博士課程修了。
歴史学博士(Ph.D.、モスクワ国立大学、1996)、国際社会科学博士(Ph.D.、東京大学、2002)、政治学上級博士(LL.D.、モスクワ国立大学、2004)。
2003年から拓殖大学日本文化研究所主任研究員、客員教授。 法政大学日ロ関係研究所特任研究員も兼務。日本近現代史・国際関係史専攻。ロシア語の著書に「日本における保守革命--思想と政治」(1999)、「ロシアと日本 障害を越えて--知られざる日露関係史1899~1929年」(2005)、「ロシアと日本 戦争か平和か--知られざる日露関係史1929~1948年」(2005)、「ヨーロッパとロシアにおける日本のイメージ、1860~1918年」(1996年)「日本史――20世紀」(共著2007)「日本とロシア――黄金時代、1905~1916年」(2008)など多数。 「後藤新平と日露関係史」は2006年ロシア語で初版、2009年藤原書店より翻訳が出版された。

コメンテーター 石川 一洋 (NHK 解説委員)
東京大学文学部ロシア語ロシア文学科卒業。1982年NHK入局。秋田放送局記者(1982-85)、青森放送局三沢通信部記者(1985-88)、報道局取材センター国際部記者(1988-92)、モスクワ支局記者(1992-96)、報道局国際部記者(1996-98)、報道局国際部デスク・日露プロジェクト統括(1998-2002)、モスクワ支局長(2002-2007)を経て、2007 年秋より解説委員。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
日本研究・知的交流部 欧州・中東・アフリカチーム
担当:藤原 花 E-mail
電話: 03-5369-6071 / ファックス: 03-5369-6041

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