シリーズ 東日本大震災以降の日本を考える 第1回:アーキテクチャと組織能力 ―東アジアの産業競争力

日本では、3月11日に東日本の太平洋岸で史上最大級マグニチュード9.0の大地震が発生しました。それに伴い、20メートル近い津波が発生し、東北の三陸沿岸の諸都市が徹底的に破壊されただけでなく、福島第一原子力発電所にも大きな被害を与えました。2万人近い死者、そして20万人以上といわれる人達が避難せざるをえなくなり、未曾有の大惨事となっています。

シリーズ:「東日本大震災以降の日本を考える」では、日本だけでなく中国や他の国々においても共通の課題となっている地震、都市防災、エネルギー問題、そしてそれに伴う社会、経済問題を共に考えていきたいと思います。第1回目はトヨタ生産方式そして日本の製造業の専門家であるだけでなく、日本とアジアの製造業のサプライチェーン(部品供給網)について深い見識をもっている藤本隆宏氏に講演をいただき、その後、日中の専門家によるディスカッションを実施する予定です。

今回の大震災では、東北地方の部品メーカーが被災した結果、トヨタ、ホンダ、そして日産等の自動車メーカーの海外工場でも、その操業が大幅にダウンしたと言われています。今回の被災を契機にトヨタ生産方式は今後どのように変化していくのであろうか。また、円高に伴い日本の製造業とそのサプライチェーン(部品供給網)はどのように変化していくのか、を考えたいと思います。

概要
日時 2011年12月10日 土曜日 午後15時 から 17時30分
場所 北京日本学研究センター3階
多目的ホール(北京外国語大学東キャンパス内)
主催 国際交流基金(ジャパンファウンデーション)、北京日本学研究センター
講師 藤本 隆宏 東京大学教授・東京大学ものづくり経営研究センター長
パネリスト 陳 小洪 元中国国務院発展センター企業研究所長
欧陽桃花 北京航空航天大学経済管理学院教授
司会 笠原 清志 立教大学教授・北京日本学研究センター主任教授
対象 事前申込要
研究者、学生、行政幹部、そして企業関係者
[中国語の同時通訳あり]
問合せ先 北京外国語大学内 北京市海淀区西三環北路2号
北京日本学研究センター事務室、担当者:畔上(あぜがみ)
TEL:+86-10-8881-5630 E-mail
【藤本隆宏教授略歴】
1955年生。東京大学経済学部教授、同大ものづくり経営研究センター長。
研究領域:生産管理。ハーバード大学ビジネススクール博士号、現在、日本組織学会会長。主要著作『生産システムの進化論―トヨタ自動車にみる組織能力と創発プロセス』(2002年日本学士院賞、恩賜賞受賞)『製品開発力』『能力構築競争--日本汽車産業為何強盛』(中信出版社、2006年)等。

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