東日本大震災後の日本社会に関する映像資料の制作について

平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、その規模の大きさ・被害の甚大さから、人々の価値観や日本社会の姿を大きく変化させるとともに、今後の防災教育の在り方や、家族・人々の絆など様々な課題を私たちに投げかけました。

また、震災を機に、日本人の精神性や秩序立った行動には諸外国から注目が集まり、海外における日本研究機関や日本研究者の間では、東日本大震災以前と以後における日本社会の姿に大きな関心が集まっています。

復旧から「復興」へ歩みを進める今日、震災の状況そのものだけでなく、震災前後の日本社会の変化や今後の課題などを分析的に捉えた報道番組も多く見られるようになってきました。こうした機会を捉え、国際交流基金日本研究・知的交流部では、海外の日本研究機関等において教材として利用することなどを通じ、日本と諸外国の相互理解の更なる促進のために役立てることを目的として、震災に関する良質なドキュメンタリーやニュース映像を素材とした映像資料(DVD)をNHKインターナショナルと共同で制作しました。

1.DVDの概要

このDVDは、4つのテーマに基づいた 4枚組となっています。各テーマの内容は以下①~④のとおりです。音声・字幕ともに日本語/英語を選択できます。

  1. 「震災後の日本~社会の変化」時間:15分
    ボランティア活動や募金に表れた日本人の助け合いの精神をはじめ、結婚観や幸福感、働き方や消費行動など、震災後の日本人の価値観や社会の変化を描く。
  2. 「震災後の日本~多文化社会」時間:15分
    震災を報じた海外メディアの視点を捉え、被災しながらも日本人の避難に尽力した外国人、復興に協力する外国人と日本人との交流、絆に焦点を当てる
  3. 「震災後の日本~防災教育」時間:15分
    群馬大学大学院の片田教授が、防災指導をしていた鵜住居小学校と釜石東中学校を震災後に訪れ、避難した子供たちや先生と再会し、防災教育の内容と実際の避難の様子を検証する。
  4. 「新日本紀行ふたたび 震災 家族の選択~宮城 松島~」時間:23分
    津波で家が半壊し、仕事の関係で塩釜市に移り住むことになった父親と、松島の避難所で離ればなれの生活をすることになった家族。「家族一緒に暮らしたい」と望む父親と、「お世話になった人たちを残して島を去れない」と悩む息子を中心に、震災と家族の選択を描くNHKのドキュメンタリー番組。

2.映像資料の活用

本映像資料は、海外の日本研究機関等において、日本語教育等における教材として活用されるほか、基金本部や海外拠点におけるセミナーやシンポジウム等でも活用されています。
著作権保護のため、本映像資料の編集、複製、販売、インターネット掲載は禁止されており、また個人への貸出しはできませんが、大学等での講義や講演会等のために団体を対象として貸出しをすることは可能な場合がありますので、ご興味をお持ちの方は下記までお問い合わせ下さい。
また、国際交流基金のライブラリーにて館内視聴をすることも可能です。

3.本件問い合わせ先:

国際交流基金
日本研究・知的交流部 アジア・大洋州チーム
TEL:03-5369-6070 E-mail  

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