JENESYS 次世代リーダープログラム 2009年度 グループE:グローバル金融危機における人の移動とコミュニティの役割

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)では、「21世紀東アジア青少年大交流計画 Japan-East Asia Network of Exchange for Students and YouthsJENESYSProgramme」(外務省Webサイト)の一環にて、次世代リーダープログラムを実施しています。
これは、東アジアコミュニティの異なる国・地域の若者が一堂に会し、寝食を共にしながら言語、宗教、文化的背景などの差異を越えて、地域に共通の課題について話し合い、思索する訪日研修を実施し、その成果をグループ発表するプログラムです。
それぞれの国・地域で次代を担うリーダーとしての活躍が期待される参加者に日本の社会・文化等を理解する機会を提供するとともに、参加者同士の対話や経験の共有を通じた相互理解と連帯の深化、若い世代の緊密なネットワークや共通のアイデンティティーが形成されることを期待しています。

平成22(2010)年度 実施プログラム

平成21(2009)年度 実施プログラム

平成20(2008)年度 実施プログラム

グループE

Blog公式Blogでは、本プログラムの報告等を掲載しています。

  • テーマ: グローバル金融危機における人の移動とコミュニティの役割 “Migration and the Role of Community amid the Global Financial Crisis
  • 日程: 2009年5月12日 火曜日から24日 日曜日(13日間)
  • 趣旨: 昨年秋、米国のサブ・プライムローン問題に端を発した金融危機は、グローバル経済という国境のない経済環境の下で瞬く間に拡大し、グローバル金融危機として世界同時不況をもたらす結果となった。現在、世界各国で多数の失業者が発生するなど、景気対策と雇用問題、および社会の安定化策は各国にとっての最重要課題となっている。とりわけ、よりよい就業機会や生活を求めて国境を越えて移動した労働者や難民等は、雇用の調整弁となるケースが多く、経済危機の負の影響を真っ先に受けている。

    彼らの多くは移動先国の社会保障制度の恩恵を受ける機会に乏しく、言語能力が不十分であるためにどのような権利や支援が存在するのか理解できず、平時であってもセーフティ・ネットが脆弱な環境におかれている。今回の危機対応にあたって、移民の入国制限又は帰国奨励政策を導入した受入国もあり、そのような政策を打ち出していない国でも他の緊急課題が優先されがちであり、外国人労働者やその家族への対応と支援は地域の各種コミュニティ(エスニック・地域・情報等)に頼らざるを得ない状況となっている。しかし、グローバル金融危機の中でも人は移動又は定住し続け、各国間及び地域における対話と連携は今までどおり重要である。

    本プログラムは、アジア・オセアニア各国においてさまざまな分野で活躍する若手知識人を日本へ招へいし、現在の金融危機における人の移動(migration)の動向と各国の現状を各参加者の発表、専門家による講義、日本各地の特色あるコミュニティでの視察、フィールド調査などを通じて知見を深め、各種コミュニティがどのように移民を支えあい、地域の住民と移民を結びつける役割を果たせるのか、そして伝統的なコミュニティ(エスニック・地域・宗教等)のみならず現代社会における新しいコミュニティ(情報・バーチャルネットワーク等)がアジア・オセアニア地域で連携することにより、この共通の危機をどのように克服できるのか議論を深めることを目指す。

英文報告書Migration and the Role of Community amid the Global Financial Crisisを刊行しました。
本プログラムの概要、プログラムアドバイザーを務めて頂いた井口 泰先生(関西学院大学教授)による基調講義、アジア・大洋州地域の若手知識人である参加者によるグループ成果発表資料及び個人寄稿などを収録しています。


編: 国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
発行日: 2009年12月
ISBN: 978-4-87540-113-1
A4判、140頁、英文、非売品

英文報告書の表紙画像
全140ページ 【PDF:8,351KB】

*PDFで全文をご覧いただくことが可能です。

[お問い合わせ]

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)
日本研究・知的交流部 アジア・大洋州チーム
電話: 03-5369-6070 (担当:向)

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