国際シンポジウム「春樹をめぐる冒険―世界は村上文学をどう読むか」 / 参加者

『春樹をめぐる冒険―世界は村上文学をどう読むか』

国際シンポジウム&ワークショップ 参加者

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    *参加予定者は変更することもあります。予めご了承ください。
    *参加を予定していた林少華氏(中国)、Ursula Grafe氏(ドイツ)は、本人のスケジュールの都合により参加しません。
    * 葉蕙氏(マレーシア)が参加メンバーに加わりました。

柴田 元幸(しばた・もとゆき)
1954年東京都生まれ。東京大学文学部教授、現代アメリカ文学専攻。東京学芸大学講師、東京大学教養学部助教授などを経て現在に至る。オースター、エリクソン、ミルハウザー、パワーズ、ダイベックなど、現代アメリカ小説の翻訳多数。『アメリカン・ナルシス』(東京大学出版会)で第27回サントリー学芸賞受賞。

柴田 元幸氏の似顔絵イラスト:きたむら たけし

沼野 充義(ぬまの・みつよし)
1954年東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科スラブ語スラブ文学講座教授。専門は、ロシア、ポーランド文学。東京大学文学部卒業、ハーヴァード大学大学院修了。2002年、『徹夜の塊』でサントリー学芸賞。2004年、『ユートピア文学論』で読売文学賞。

沼野 充義氏の写真
Photo:Satoru Seki

藤井 省三(ふじい・しょうぞう)
1952年東京生まれ。東京大学文学部教授。中国・台湾・香港の現代文学を専攻。著書に『魯迅事典』『中国映画』『現代中国文化探検』『中国見聞一五〇年』『20世紀の中国文学』など。現在、4カ年計画で「東アジアと村上春樹」の国際共同研究を続けている。

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四方田 犬彦(よもた・いぬひこ)
1953年兵庫県生まれ。明治学院大学教授。専門は映画研究、比較文学。映画、漫画など幅広い領域で批評活動を展開。著作に『貴種と転生・中上健次』など。1998年、『映画史への招待』でサントリー学芸賞社会・風俗部門。2002年、『ソウルの風景―記憶と変貌』で日本エッセイスト・クラブ賞。

四方田 犬彦氏の写真
Photo:Satoru Seki

Richard Powers (米国)
1957年、米国イリノイ州生まれ。物理学を志したが、文学に探求上の大きな可能性を見出し、文学で修士号取得。複数の物語が絡み合う緻密な構成と深い知性で、現在アメリカで最も注目を集める作家の一人。また、自然科学分野における驚異的な知識を動員して、近代科学・技術の人間への影響を探求している。
20代に執筆した処女作『舞踏会へ向かう三人の農夫』は、20世紀初頭に撮られた一枚の写真から湧き出る連想を巧みに構成し、「近代」という時代の大きなうねりに飲み込まれつつも、互いに影響を与えながら時代を作っていく人々を描いて、高く評価された。同書は、米国のみならず世界各国で翻訳出版され、彼を一躍世界的に著名作家にした。
その後も時代の先端を行く作品をコンスタントに発表している。
日本では、『舞踏会へ向かう三人の農夫』(柴田元幸訳)と『ガラテイア2.2』(若島正訳)が翻訳・出版されている(いずれもみすず書房)。 パワーズは、インパクトを受けた日本人アーティストとして村上春樹の名前を挙げ、「頭と心のパズル」、「作品が模索しているプロセスに作品自体が参加している」という点において、自身と共通点をもっていると評価している。

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Corinne Atlan (フランス)
パリ、国立東洋語東洋文化学院卒業。40冊におよぶ日本文学作品を翻訳。辻仁成の『白仏』フランス語版が1999年度のフランスフェミナ賞(外国小説部門)を受賞。2002年に、ガリマール社の最初の俳句選集を監修。2003年に『ねじまき鳥クロニクル』のフランス語版で、小西財団の日仏翻訳賞を受賞。2006年初の小説『暁の修道院』を出版。

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Angel Bojadsen (ブラジル)
1956年ブラジル、サンパウロ生まれ。ドイツでドキュメンタリー映画制作、サンパウロの経済新聞社勤務、フランス語、ドイツ語の文学作品のポルトガル語翻訳などを経て、1994年よりエスタサォン・リベルダーチ出版社の編集部長。フランス語圏現代文学コレクション、20世紀ドイツ文学シリーズ、日本文学プログラムをコーディネートしている。

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Ted Goossen (カナダ)
ヨーク大学教授(日本文学・文化)。The Oxford Book of Japanese Short Stories (1997)の編者。

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Erdos Gyorgy (ハンガリー)
1944年ブダペスト生まれ。1982年ブダペスト国立大学文学部卒業、文学博士(ハンガリー文学・言語)。NHK東欧地域顧問、ヨーロッパ出版社の翻訳家、ハンガリー政府観光局東京事務所局長等を歴任。2004年より港有限会社代表。1969年よりこれまでに新聞、雑誌の記事・論文等130本、夏目漱石、三島由紀夫、村上春樹の作品5冊を翻訳。

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Uwe K. Hohmann (ドイツ)
1963年ドイツ、カッセル生まれ。ベルリン自由大学、筑波大学、復旦大学(上海)で日本学、中国学、社会学を学ぶ。1992-95年ハイデルベルク大学日本語学科講師。その後様々な仕事にきながら、日本文学、中国文学、文化史の翻訳家・評論家としてフリーで活躍。2000年国際交流基金翻訳賞(ノンフィクション)受賞。谷崎潤一郎、堀田善衛ほか日本作家の翻訳多数。

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Mette Holm (デンマーク)
コペンハーゲン大学にて文学修士号(日本語日本文化)と人類学学士号を取得。2002年、日本語、フランス語、英語のテレビ・映画作品の翻訳、グラフィックレイアウト、書籍の翻訳を手がける会社“Tre-i-Et”を設立。デンマークで放送、上映されたほとんどの日本語作品の字幕を作成した。訳書に村上春樹『スプートニクの恋人』『ねじまき鳥クロニクル』、大江健三郎、よしもとばななの作品等。

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Jonjon Johana (インドネシア)
1955年、インドネシア、スメダン生まれ。1983年東京外国語大学特設日本語学科卒業、1986年東京学芸大学大学院国語学講座修了。東京外国語大学インドネシア語学科非常勤講師を経て、1989年よりパジャジャラン大学文学部日本語学科講師。著書に『志賀直哉の短編「灰色の月」分析』『日本語とスンダ語の句構造の比較』(共著)、翻訳に志賀直哉『赤西蠣田』、村上春樹『ノルウェイの森』等。

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Tomas Jurkovic (チェコ)
1976年プラハ生まれ。カレル大学東アジア研究所博士課程在籍。村上春樹をテーマに学士、修士論文を執筆。同研究所にて日本語文献講読・翻訳の授業を持つ。翻訳作品に村上春樹『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』、谷崎潤一郎『秘密』など。

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Ika Kaminka (ノルウェー)
英国で建築を、ベルゲン大学で演劇理論と美術史を学ぶ。京都大学で日本の庭園芸術を学び、後に東京大学で日本のラブホテルに関する研究を行う。ベルゲン大学美術史講師等を経て、フリーの翻訳家、評論家、コンサルタントとしてオスロをベースに活動。翻訳に村上春樹『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』、夏目漱石『こころ』、桐野夏生『OUT』など。

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Kim Choon Mie 金 春美 (韓国)
1984年高麗大学大学院国文科博士課程修了、文学博士。東京大学客員研究員、日本国際文化研究センター客員教授などを経て、1985年より高麗大学日本文学科教授。2005年より同大学附設日本学研究センター所長。Literature of the Korean Diasporas in Japan、『21世紀日本文学研究-近代文学と翻訳』など日本文学に関する著書多数。訳書に村上春樹『海辺のカフカ』、太宰治『人間失格』他。

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Dmitry V. Kovalenin (ロシア)
1966年ロシア、サハリン島生まれ。作家、ジャーナリスト、日本語翻訳者。1988年ウラジオストク極東国立総合大学卒業。新潟西港勤務を経てモスクワでフリーの作家・通訳者となる。2003-04年東京大学にて「村上春樹の国際的受容とロシアへの影響」をテーマに研究。翻訳書に俵万智『サラダ記念日』、村上春樹『羊をめぐる冒険』『ダンス・ダンス・ダンス』など多数。

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Lai Ming-Chu 頼 明珠(台湾)
1947年台湾生まれ。1969年中興大学農業経済学科卒業。研究助手を経て,広告会社のコピーライターになる。1975‐78年千葉大学園芸学部農業経済研究室に留学、鈴木忠和教授の指導を受ける。1985年より20年間で約30冊の村上春樹の作品を翻訳し、中国時報出版社より出版。

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Leung Ping-kwan 梁 秉鈞 (香港)
香港嶺南大学教授(文学、映画学)、詩人、小説家。都市文化、映画に関する著作多数。美術家、デザイナー、舞台芸術家らと共同企画を内外で多数実施し、幅広い文化分野で国際的に活躍している。翻訳家、評論家としても活躍し、東欧や南米の文学、アメリカのアンダーグラウンド小説をはじめて中国語圏に訳出した。大江健三郎についての評論を執筆するなど、日本文学・日本文化への造詣も深い。

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Ivan Sergeevich Logatchev (ロシア)
1979年生まれ。2002年モスクワ大学付属アジア・アフリカ諸国研究所卒。2003年早稲田大学日本語教育研究センター卒。現在東京大学大学院人文社会系研究科研究生。日本現代文学専攻、村上春樹の作品を研究。訳書に村上春樹『ポートレイト・イン・ジャズ』、高橋留美子のマンガ『らんま1/2』。

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Serguei Ivanovich Logatchev (ロシア)
1953年モスクワ生まれ。1976年モスクワ大学アジア・アフリカ研究所卒業。1979-86年タス通信東京特派員。日本社会に関する様々な記事を多数執筆するほか、日本共産党の演説や記事を翻訳。ロシア翻訳者協会会員。訳書に村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』『国境の南、太陽の西』『海辺のカフカ』など。

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Jay Rubin (アメリカ)
1963年シカゴ大学極東研究学士号取得、1970年国木田独歩に関する論文で日本文学博士号取得。シカゴ大学、ワシントン大学、ハーバード大学で教鞭を取る。主な翻訳作品は国木田のほか夏目漱石『三四郎』『坑夫』、芥川龍之介『羅生門』、村上春樹『象の消滅』(Alfred Birnbaum共訳)『ねじまき鳥クロニクル』『ノルウェイの森』『神の子どもたちはみな踊る』等。

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Ye Hui 葉 蕙 (マレーシア)
マレーシア生まれ。台湾国立政治大学新聞学科卒、筑波大学地域研究所(日本研究)修士。1987年より日本の小説の中国語訳を始め、現在約180点の翻訳作品(主に村上春樹、赤川次郎、夏樹静子、唯川恵などの作品)が香港の博益出版社と正文社から出版されている。

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Anna Zielinska-Elliott (ポーランド)
ポーランドのワルシャワに育つ。ワルシャワ大学で日本語言語学を学んだ後、東京外国語大学に留学。日本に留学中の1987年に村上春樹の作品に取り組み始める。1995年に初の村上春樹のポーランド語訳書となった『羊をめぐる冒険』により村上作品をポーランドの読者に紹介し、翻訳賞を受賞。その後も短編に加え、3冊の村上作品、三島由紀夫『金閣寺』、よしもとばなな『キッチン』等を翻訳。1993年からアメリカに在住、大学で日本語の教鞭を取り、翻訳者としても活躍。

Anna Zielinska-Elliott氏の写真

Alfred Birnbaum (米国)
1955年アメリカ、ワシントンDC生まれ。1960年初来日、小学校・高校は東京で過ごし、1977~78年文部省奨学金で早稲田大学に留学。以来、ほぼずっと日本を拠点に、当初メディア・アート活動の傍らに和英翻訳を1980年ごろからやり始め、主として美術・建築・デザイン・現代小説といった分野の訳書、それにアジアのポップ・カルチャーについての連載執筆などを手掛ける。1986年以来、『羊をめぐる冒険』『ハードボイルド・ワンダーランド』など村上春樹著の長編6冊、宮部みゆき、池澤夏樹、その他の作家を英訳する。監修編集に、『Monkey Brain Sushi: New Tastes in Japanese Fiction』(1991年)がある。

Alfred Birnbaum氏の写真

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