日本語能力試験が新たなステージへ 〜改定新試験第1回実施の報告&公式ウェブサイトリニューアルのお知らせ〜

1.新しい「日本語能力試験」について

2010年7月4日 日曜日、本年第1回日本語能力試験が行われました。今回の試験から日本語能力試験は新しい「日本語能力試験」に改定され、よりコミュニケーション能力を重視した内容に生まれ変わりました。
日本語能力試験は日本語を母語としない人たちの日本語能力を測定し、認定するための試験で、国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、海外各地で現地機関と協力して試験を実施しています(日本国内では(財)日本国際教育支援協会が実施、台湾では(財)交流協会と共催しています)。
近年、日本語能力試験の受験者層が拡大して受験目的も多様化し、日本語能力試験の結果(成績)は大学入試や資格試験の要件、就職や昇進・昇格にあたっての判断基準など、さまざまに活用されるようになりました。国際交流基金と(財)日本国際教育支援協会は、こうしたニーズに応えて2009年から試験の実施を7月と12月の年2回としました。また、試験開始から25年以上の間に発展してきた日本語教育学やテスト理論の研究成果と、これまでに蓄積してきた試験結果のデータなどをふまえて日本語能力試験の内容を改定し、2010年から新しい日本語能力試験を実施しています。

 

【改定のポイント】
(1) コミュニケーション能力重視

日本語の文字・語彙、文法などの知識だけではなく、その知識を使ったコミュニケーション能力をより重視した試験になりました。

(2) 認定レベルが5段階に

レベルがこれまでの4段階(1~4級)から5段階(N1~N5)区分となり、受験者が自分に合ったレベルを選びやすくなりました。

(3) 得点等化の実施

日本語の能力がより正確に測れるように、得点の出し方が変わりました(等化による尺度得点の採用)。

(4) 「日本語能力試験『Can-do』リスト」(仮称)の提供

各レベルの合格者が日本語を使ってどんなことができるかがイメージしやすくなります。

 

2.2010年第1回日本語能力試験の実施報告

2010年7月4日に行われた第1回試験は、N1からN3までのレベルに限定して、世界14の国・地域113都市で実施されました。今回の試験から、以下の10カ国17都市が新たに第1回試験実施地に加わり、年2回日本語能力試験が受けられるようになりました。
・ インドネシア(ジャカルタ)
・ カンボジア(プノンペン)
・ タイ(バンコク、チェンマイ)
・ ベトナム(ハノイ)
・ インド(ニューデリー、プネ、コルカタ、チェンナイ、ムンバイ)
・ ネパール(カトマンズ)
・ バングラデシュ(ダッカ)
・ ニュージーランド(オークランド、ウェリントン、クライストチャーチ)
・ ポーランド(ワルシャワ)
・ ロシア(ウラジオストク)
第1回試験には国内外で約26万2千人の応募があり、最終的に受験者は約22万3千人に達しました。
第2回試験は、2010年12月5日日曜日に、世界58の国・地域221都市で実施予定です。

 

日本語能力試験公式ウェブサイト画像1

 

3.日本語能力試験公式ウェブサイト リニューアルオープン

日本語能力試験の改定に伴い、日本語能力試験公式ウェブサイトを一新しました。

 

【日本語能力試験公式ウェブサイト】
http://www.jlpt.jp/ (日本語)
http://www.jlpt.jp/e/index.html (英語)

日本語能力試験公式ウェブサイト

 

新しいウェブサイトには、以下のような新しいコンテンツのほか、試験の実施案内、受験手続、統計データなどの情報がたくさん載っています。ぜひアクセスしてください。

日本語能力試験公式ウェブサイト画像2
◇問題例に挑戦しよう
http://www.jlpt.jp/samples/forlearners.html (日本語)
http://www.jlpt.jp/e/samples/forlearners.html (英語)

画面上で新試験のレベル別の問題例をためすことができます。
実際に問題例を解きながら、新試験の問題形式を体験してみてください。

日本語能力試験公式ウェブサイト画像3

 

◇先生向け:説明用素材集
http://www.jlpt.jp/samples/forteachers.html (日本語)
http://www.jlpt.jp/e/samples/forteachers.html (英語)

受験者向けに日本語能力試験の説明会などを実施する際に使える、パワーポイントのスライドやパンフレットの電子データを掲載しています。

 

日本語試験センター

 

 

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