ハンガリーで制作の日本語教材『できる』 「美しいハンガリーの本」コンテスト 教科書部門で最高賞を受賞

国際交流基金が、ハンガリーの日本語学習者向けに制作した日本語教科書『できる1』が、「美しいハンガリーの本」コンテストで教科書部門の最高賞を受賞しました。 このコンテストは、2011年にハンガリーで出版された全ての本を対象に、ブックデザインの美しさ、及びコンセプトや内容の質を競うもので、受賞作品はハンガリー大統領や首相にも披露されます。今回「できる1」は、そのデザインの美しさとともに、ハンガリーで初めて出版された本格的な日本語教科書である点も評価され受賞しました。外国語教材の受賞は異例とのことです。

 

ハンガリーで制作の日本語教材『できる』が「美しいハンガリーの本」コンテストで入賞

「できる1」と「美しいハンガリーの本」コンテスト教科書部門最高賞の賞状

日本語教科書『できる』シリーズ
ハンガリー日本語教師会と協力して、高校生以上の日本語学習者を対象とするハンガリー語で書かれた初級・中級用日本語教科書で、これまで欧州の日本語教科書にはなかった言語熟達度を示す客観的な基準(CEFR、外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ共通参照枠)をもとに構成された画期的な日本語学習教材。
この教科書開発は、2004年に日本とハンガリーの両国首相による首脳会談の成果を受け、日本の民間企業11社からの寄附金を得て発足した「日本・ハンガリー協力フォーラム日本語教育特別事業」の一つでもあり、第1巻の『できる1』は2011年8月に、ハンガリーの国立教科書出版社(Nemzeti Tankonyvkiado社)より発行され、ハンガリー国内の各書店で販売されている。
また、今年2012年夏には続編の『できる2』が完成予定。

 

■ 「美しいハンガリーの本」コンテスト

ハンガリーの出版関連の賞では、最も名誉ある賞の一つで、1929年にハンガリー愛読者協会(Hungarian Bibliophile Society)によって設立された。教科書、児童書、専門書、教養書、美術カタログ等の部門毎に、最高賞1作品ならびに入選図書数作品が選出される。受賞図書はハンガリー大統領及び首相、ブダペスト市長らにも披露され、一部作品にはその名を冠した特別賞も与えられる。授賞式は伝統的に、ブダペスト読書週間の期間中に実施されている。

 

「美しいハンガリーの本」コンテスト授賞式の写真1

受賞を喜ぶハンガリー日本語教師会の関係者。
右より、セーカーチ・アンナ(SZEKACS Anna/ブダペスト商科大准教授、「できる」著者)、佐藤紀子(ブダペスト商科大准教授、「できる」著者)、 コチシ・アンドラーシ・シャーンドル(KOCSIS Andras Sandor/ハンガリー出版・書籍販売業協会会長、コッシュート出版社社長)、ゼンタイ・ペーテル(ZENTAI Peter/ブダペスト国際図書展代表)、ポングラーツ・ファルカシュ(PONGRACZ Farkas、デザイナー)、岩永絵美(国際交流基金ブダペスト日本文化センター所長)、一人おいて、ハヤシュ・アッティラ(HAJAS Attila/国立教科書出版社 担当編集者)、ベネデク・ミハーイ(BENEDEK Mihaly/国立教科書出版社 担当編集者)

 

「美しいハンガリーの本」コンテスト授賞式の写真2

賞状の授与にあたり、コチシ・アンドラーシ・シャーンドル氏(「美しいハンガリーの本」コンテスト主催のハンガリー出版・書籍販売業協会会長、コッシュート出版社社長、左)と握手をするベネデク・ミハーイ氏(国立教科書出版社 担当編集者)

 

 

 

 

 

<参考情報>
■ ハンガリーにおける日本語教育関連情報

日本語教育国・地域別情報 2011年度ハンガリー

国際交流基金日本語専門家の取り組み
2011年報告
2010年報告

 

【お問合せ】
国際交流基金 日本語事業部
事業第2チーム
TEL:03-5369-6068

 

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