JENESYS若手日本語教師派遣プログラム 活動報告 並木 麻美子(インド)

JENESYS若手日本語教師派遣プログラムの派遣先での写真

派遣国:インド
派遣期間:2008年6月~2009年4月
氏名:並木 麻美子

 私は南インドのチェンナイに10カ月赴任しました。派遣先のABK-AOTS同窓会タミルナド・センターは、チェンナイで最も大きな日本語学校です。
 先生達はボランティアで教えており、授業は週末に行なわれます。平日は仕事や家事で忙しいのにもかかわらず、「日本語が好き、日本語の勉強を続けたい」という思いで学生に日本語を教えています。
 学生は「聞く・話す」力が弱いということから、私は聴解と会話の授業を担当しました。教材は基金のDVD教材「エリンが挑戦!にほんごできます。」を主に使いました。日本の高校生、ホームステイの家、街の中などを初めて目にする学生がほとんどで、目をキラキラ輝かせて見ていました。

 派遣先からは授業以外にも「先生方の指導やセミナーをしてほしい。」「教材の活用法を教えてほしい。」と言われました。大学を卒業したばかりで経験のない私に国際交流基金の日本語専門家のような業務はできません。私は、指導するのではなく一緒に授業を考え、学び合えるように努力しました。次第に、インド人の先生も直接法や運用能力を重視したドリルや会話練習に興味を持ってくれるようにもなりました。
 先生達に「私も文字カード、作ってみました。」「もっと他のゲームも教えてください。」と言われた時は、とてもうれしかったです。直接指導をしなくても、先生達が自分達の授業を見直し、新しいやり方に挑戦してくれたというのは、大きな成果だったと思います。

 派遣期間の後半にもなると、学校の校長先生や会長が仕事で忙しく、私に任される授業がほとんどない…ということもありました。そんな時でも、大学や企業で教えている先生に同行のお願いをすると、快く承諾してくれて、色々な日本語教育の現場を見ることができました。これも、先生達といい関係を築くことができたからこそだと思います。

 この10カ月で得られたものは、何よりも学生や先生との「出会い」です。
 一緒に学び、笑い合った日々を心の糧にこれからも日本語教育の道で頑張っていこうと思います。

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