グアム(2016年度)

日本語教育 国・地域別情報

2015年度日本語教育機関調査結果

機関数 教師数 学習者数
初等教育 中等教育 高等教育 その他
教育機関
合計
11 22 82 1,219 246 0 1,547
5.3% 78.8% 15.9% 0.0% 100.0%

(注) 2015年度日本語教育機関調査は、2015年5月~2016年4月に国際交流基金が実施した調査です。また、調査対象となった機関の中から、回答のあった機関の結果を取りまとめたものです。そのため、当ページの文中の数値とは異なる場合があります。

日本語教育の実施状況

全体的状況

沿革

 グアムの日本語教育は、1970年代からの観光業(特に日本からの進出)の発展に伴い、学校教育のみならず、企業や個人教師なども通じて発展してきた。日本語話者は雇用機会に恵まれることが多く、学生のみならず一般人も就業のチャンスを広げ、またベースアップを目的として学習するようになった。もちろん日本資本、あるいは日本人観光客を対象とする企業では、顧客サービスの観点などからも企業内での日本語教育が行われてきた。
 この傾向は現在でもさほど変わらないが、近年は韓国、中国、台湾、そしてロシアからの旅行客が増加し、日本語以外の外国語教育の必要性も増加してきているのが実情である。しかし依然として、教育現場においては現在も日本語が筆頭の外国語として位置づけられている。

背景

 グアムでは中等・高等レベルの学校教育で「外国語としての日本語教育」を行う一方、観光業においても「現場の日本語=接客のための日本語教育」を同時に行ってきた。グアムの主力産業が観光業であることから、免税店やホテル、あるいは旅行代理店などのサービス産業が日本語教育を必要とし、また就労者に現場で必要な日本語を教育してきたからである。グアムの日本語教育は、学校教育機関内における外国語教育としての日本語と、観光産業と結びついた現場の日本語(接客の日本語)教育という二本の柱をもって発展してきたと言えるだろう。
 学校教育の現場では、以前にも増して日本のアニメやゲームなどのポップカルチャー ファンの学生が多く、日本語で日本のアニメを見る、聞く、分かることを学習目的としている者も多い。総人口16.5万人のグアムにおいて、中学・高校だけで年間約2,000人、大学も合わせると計2,300人を超える生徒が日本語を学んでおり、人口に対する日本語学習者の比率(%)は他州と比べても非常に高いと言える。

特徴

 高等教育機関はグアム大学(4年制)とグアムコミュニティカレッジ(2年制)の2校あるが、共に外国語選択科目として日本語が常設されている。グアムの主要産業と関連して、両校とも日本語の履修者が多いのが特徴。
 DODEAおよび公立高校(全7校)では10年生からの選択科目として日本語講座が常設されており、私立高校では必修選択科目(主要な私立高校7校のうち5校は10年生から、2校は9年生からの必修選択科目)として日本語講座が常設されている。学校規模及びクラス構成員数の違いから(公立校は1校当たり約1,500人、私立校は 約300~500人)公立高校での履修者数が多いが、中等教育機関における高校での日本語教育は盛んである。
 中学校は、高校までのプログラムとして常設されている私立を除いて、公立の3~4校に、また私立の2~3校に1セメスター(半年間)の選択科目として日本語が設置されているが、受講者数あるいは教員構成等により常設でないことがある。中学校における日本語教育は、日本語や日本文化に親しむことに重点を置いている。

最新動向

 公立高校では従来大学進学を希望する場合、2年間の外国語履修を必須としてきたが、2010年度よりこのルールが一部緩和、変更された。これにより一時、履修者は若干減ったものの、近年また履修者が増えている。これは大学進学時に外国語履修が有利に働くことが多いためと見られる。日本語は同じ外国語科目であるスペイン語よりも履修者は多く、引き続き安定している。また、近隣のミクロネシア諸島、及びアジア諸国からの移住による人口増加に伴い学校数も増えているため、全体的に日本語履修者は増えている。公立高校は日本語とスペイン語の選択肢がある。
 私立高校では全ての学校で外国語が必修選択科目になっており、生徒全員が最低2年間の外国語を履修している。外国語の選択は、日本語かスペイン語、DODEA schoolと一部の私立高校に中国語とフランス語の選択がある。私立高校に通う生徒の約半数が日本語を履修、残りの半数のほとんどがスペイン語を、少数が中国語、あるいはフランス語を履修している。
 また近年、日本における大学事情として諸外国からの留学生受け入れが積極的に行われていることから、日本への留学を希望する学生が増えている。大学在学中の短期留学、高校卒業後の日本への進学など、その方向は多様である。さらに、定期的に行われる大学説明会もアメリカ本土及びグアム大学だけでなく、日本の国立大学、私立大学からの出展も増えている。
 なお、日本語教師の陣容も変化を見せている。グアム大学は 常勤・非常勤とも全員が日本語母語話者であり、私立高校においても全員が日本語母語話者であるが、その一方で公立中学校の日本語教師は全員が非母語話者で、DODEA及び公立高校の9名中7名が非日本語母語話者で、その全員がグアム大学での日本語学習者である。日本語教師会所属会員の構成は2014-15年度より非日本語母語話者が日本語母語話者を上回り、特に中等公立校(中学・高校)における日本語非母語話者の教師が増加している。

教育段階別の状況

初等教育

 日本語教育は実施されていない。

中等教育

 2016-17年度、中学校レベルでは私立の1校を除いて公私立ともそのプログラムは半年単位の選択科目であり、年度あるいは生徒数の変動などによってクラス数や学校数に変動がある(年間を通してほぼ6校250名程度が受講している)。しかし、グアム教育庁では公立中学校統一のTeaching Planを作成するなど、発展を見せている。中学校における日本語は、高校での日本語教育の補助的な位置づけであり、その授業は基本的なひらがな、カタカナの習得と、日本及びその文化に触れられる内容になっている。
 高校は公立6校の全校とDODEA校に日本語1と2(うち2校は3、もしくは4まで)のプログラムがあるが、AP ExamSATは行われていない。私立高校は主要8校のうち7校に日本語プログラムが常設されており、うち2校は日本語4までが常設(1校はIVもあわせて設置)、IV Exam、AP Examも行われている。さらにはSATの日本語受験者も増加している。公立・私立合わせて年間およそ1,800名の高校生が日本語を履修しており、多くの学校で日本からの修学旅行生徒との文化交流の機会もある。
 グアムの地理的な背景から、多数の日本の高校がグアムを修学旅行地とし、滞在中の1日を現地の高校生あるいは中学生と過ごすプログラムが旅行代理店によって調整されている。また、ホームステイを含む個別のプログラムを行っているところもある。これらは日本の高校生との文化・語学の直接交流という、グアムならではの貴重な学習機会を提供している。

高等教育

 大学では、外国語履修が必修ではなくなる方向にあるが、コミュニティカレッジは日本語101と102 (年間100名程度)、グアム大学は日本語101から副専攻向けのコースとTourism Japaneseが常設されており、2つの大学を合わせて年間合計350~400人の履修者を数える。残念なことに、グアム大学では2015-16年度に日本文化専攻がなくなり、現在は副専攻のみのプログラムとなっている。更に、一般教養課程での外国語履修が縮小の方向で進んでおり、今後大学における日本語履修者は減少することが予想されるが、卒業後の就職、日本語教師養成のニーズを考えると、履修者の激減には結びつかないと考えらえる。また、アンダーソン空軍基地内のメリーランド大学で、日本語1と日本文化コースがあり、毎年60名程の学生が登録している。

その他教育機関

 当地の日本語補習校では現地の小・中学生を対象とした「塾」の形態で日本語を教えている。これは小・中学校で日本語を教える学校が少ないため、補習校で希望者のみに教えているというのが実情となっているからである。急いで習わずとも高校、大学と興味が続く限り日本語学習が続けられるのでそれ程大きい規模で学習者が増えるということはないが、学習を希望する年少者は常にいる。また、たびたび個人教授という形で日本語教育が行われている。
 企業(特にホテル、免税店)などでは、従業員のための日本語教育が以前ほど盛んではないが、引き続き行われている。

教育制度と外国語教育

教育制度

教育制度

 5-3-4制。
 1-5年小学校、6-8年中学校、9-12年高等学校。
 アメリカ本土と同様に1~12年までが義務教育である。日本語は、公立中学校では7年生からの選択科目、公立高校は10年生からの選択科目、私立高校は9あるいは10年生からの2年間の選択必修科目になっている。
 高校卒業後のグアムの教育機関は、グアムコミュニティカレッジ(2年制)とグアム大学(4年制及び修士課程2年制)がある。日本語はグアムコミュニティカレッジとグアム大学での各2セメスター(日本語101, 102)と、その後はグアム大学の副専攻コースまでが設置されている。

教育行政

 私立校を除きすべて教育省所属。ただし、米国防省の学校(DODEA)は米国防省の管轄下にある。

言語事情

 公的には、チャモロ語(現地語)と英語であるが、現実には英語が主要言語である。現在チャモロ語はグアムスタディーとともに公私立校の必修科目になり、独自文化言語の復活維持に地域を挙げて力を入れている(私立高校はグアムスタディーのみ必修)。その他、中国語、韓国語、日本語、タガログ語、ミクロネシア各国及び地域語もそれぞれの言語コミュニティで話されている。

外国語教育

 私立高校は1校(3年間の必修)を除き、全校2年間の選択必修科目である。公立高校は選択科目で必修ではないが、大学進学を考える生徒の多くは最低1年間、何らかの外国語の履修を目指している。現地グアム大学進学には現在でも2年以上の外国語履修が望ましい。

外国語の中での日本語の人気

 グアムでは引き続き日本語が安定して人気がある。日本語以外の選択肢として公私立校ともスペイン語が選択されている。一部の私立校およびDODEAでは日本語以外にフランス語、中国語、韓国語も選択肢としてある。

大学入試での日本語扱い

 大学入学のための成績証明には2年以上の外国語履修がほとんどの場合必修とされるが、アメリカ本土の大学では外国語必修を問わないところも増加している。

学習環境

教材

初等教育

 日本語教育は実施されていない。

中等教育

 公立中学校の日本語教育においては2015-16年度に共通のTeaching Planを設定した。日本語、あるいは日本や日本文化に親しむことに焦点を当てており、特に教科書は使用されていない。半年間の選択科目を設定している公立私立とも、ひらがな、カタカナのフラッシュカード、日本地図、教師作成のパワーポイントなどが使用されている。
 公立高校は2016-17年度に全校共通のTeaching Plan設定(レベル1と2)作業を行っている。教科書に関してはグラントの申請とともに提案が行われているが、予算の関係上実現されていない。現場では教師用参考図書として「Elementary Japaneseげんき:坂野永理ほか(The Japan Times)」あるいは「YOOKOSO!:Yasu-hiko Tohsaku (McGraw Hill)」が利用されている。私立高校では「Adventure in Japanese:Hiromi Peterson & Naomi Hirano-Omizo (Cheng & Tsui)」「YOOKOSO!:Yasu-hiko Tohsaku (McGraw Hill)」「Elementary Japaneseげんき:坂野永理ほか(The Japan Times)」が使用されている。また、公私立高校とも市販あるいは手作りのフラッシュカード、映画あるいはテレビ番組等、パワーポイント、カレンダーやポスター、日本語のグアム新聞(週2回発行)、旅行者用のパンフレットなどを利用している。学校、教師によるが、教室内でのスマホ利用、PC利用も可能である。さらに、2009年にグアム日本語教師会で編纂したガイドライン(レベル1,2)も引き続き参考図書として用いられているが、2016-17年度に再編集予定(レベル1~4)の「グアム日本語プログラム スタンダード」も加える計画となっている。

高等教育

 グアム大学では101から200レベルの教科書は「Elementary JapaneseげんきⅠ&Ⅱ:坂野永理ほか(The Japan Times)」あるいは「YOOKOSO! / An Invitation to Contemporary Japanese and Continuing with Contemporary Japanese:Yasu-hiko Tohsaku (McGraw Hill)」を使用し、中上級レベルは各インストラクター及びレベルに合わせた教材を用いている。また、LL教室とラボで視覚聴覚的なアプローチも可能になっている。一方グアムコミュニティカレッジは「YOOKOSO! / An Invitation to Contemporary Japanese:Yasu-hiko Tohsaku (McGraw Hill)」を用いている。コンピューターが設置された教室では視覚聴覚的なアプローチも可能になっている。

学校教育以外

 日本語補習校で小・中学生向きクラスが開設され、「塾」の形態をとっているが、決まった教科書を使用しているというようなことは把握していない。 また、日本企業内での従業員教育としての日本語教育は接客を目的としているので、業種にあった対応を想定してのロールプレイが主流である。

マルチメディア・コンピューター

 DODEA高校は2010年前後には既に十分なデジタル化が終了していた。現在、公立高校でも同様にデジタル化が進められている。公立高校は、新設高校と改築校から先行してデジタル化が進んでいる。私立高校では2010年以降デジタル化が急速に進み、モニターあるいはプロジェクターの設置はほぼ終了している。E-bookが選択される科目も多い(日本語は未だ実現せず)。
 グアム大学では2001年春にL.L.のデジタル化を行って以来キャンパス内のWi-Fi、各クラスルーム内でのデジタル化が進んだ。グアムコミュニティカレッジもコンピューター設置、校内Wi-Fi化は対応済みである。

教師

資格要件

初等教育

 日本語教育は実施されていない。しかし公立の教師資格については中等教育者資格と同じである。 私立については各学校による。

中等教育

 公立校の場合、学士号取得に加えPraxis(Ⅰ/Ⅱ)に合格しないと普通教員免許(3年ごとの更新)が授与されない。私立校の場合は、多少違いがあるが学士号取得はほぼ必須条件である。公立校の場合は、免許の更新、給与待遇に違いが出るため修士号を持つ教員も多い。グアムの高校における全日本語教師18名のうち7名が修士号、2名が博士号取得者である。

高等教育

 グアム大学では准教授以上は博士号を求められる。非常勤教師(adjunct)は、通常修士号以上を求められる。グアムコミュニティカレッジでも最低限修士号の取得が求められる。

学校教育以外

 特に基準はないようだが、日本人のインストラクターが多く、企業内では、学士号取得者及び上席者が大半を占めている。

日本語教師養成機関(プログラム)

 グアム大学で日本語を3年間専攻し、PraxisⅠ、又はⅡに合格することによりグアム教育庁の発行する中等教育日本語教員免許を受けることが出来る。また、グアム大学卒業と同時に日本のJETプログラムに応募し、日本語を更に学んでからグアムの学校で日本語を教えることを希望する学生もいる。

日本語のネイティブ教師(日本人教師)の雇用状況とその役割

 大学、コミュニティカレッジを含むグアムの全日本語教師32名のうち15名が日本人である。グアムでは4,5年前に日本語母語話者教師(日本人)と非日本語母語話者教師の割合が逆転した。また、グアム日本語教師会の会員構成も2014-15年度に非日本語母語話者の割合が上回った。
 現在、日本人教師は、グアム大学の日本語の常勤講師(博士号取得者)3名および非常勤講師3名(うち2名は高校も兼任)、グアムコミュニティカレッジの非常勤講師1名、公立高校2名(うち1名は大学も兼任)、私立高校8名(うち1名は大学も兼任)、合計15名である。中学校は中高一貫教育の私立1校を除いて、公立・私立とも教師は皆、日本語非母語話者である。
 公立校はグアム教育庁の教員資格が必須であるため、大学での必要単位の取得(あるいは再取得)とPraxis合格を含めて日本語母語話者には厳しい状態である。DODEA校に関しては加えて米国籍が求められるため、さらに難しい。公立高校では米国内大学の入学資格から外国語履修の必修が削減されている状況下、外国語教師数及びそのクラス数の縮小という影響を受け、日本語教師の資格はあるが空きがない状態が起きつつある。私立校は米国の教員資格がなくとも採用の機会がある事と、各外国語とも母語話者を教師としているため日本人が職を得る機会があるが、公立私立ともに誰かが退職しない限り次の機会は訪れないのが実情である。
 グアムの立地条件は日本からの修学旅行生との交流というチャンスを生み出しているが、日本語教師は相手校、あるいは旅行代理店との折衝など、公立私立にかかわらず対外的にも日本語、日本文化に関する様々なことを調整し、カリキュラムに反映させ、自校の日本語教育を高めていくことが求められている。

教師研修

 中等教育機関に絞ると、近年では2010年のボストン及び2011年のデンバーでのACTFLには日本語教師会から代表を各1名ずつ国際交流基金の補助と当会からの補助で参加を果たした。また、私立校からは日本でのワークショップ(AP JapaneseおよびIV Japanese)に学校からの100%の資金援助で継続参加をしている。
 現場の研修としては、公立校は全中学日本語教師、全高校日本語教師がそれぞれTeaching Plan作成をグアム教育庁の斡旋の下に行っている。また、日本語教師会では2016-17年度は月例会で勉強会を催し、2009年に作成した「グアム日本語プログラムスタンダード」の改訂版を検討作成中である。

現職教師研修プログラム(一覧)

 国際交流基金の研修以外に、特に明記すべきグアム独自の教師研修プログラムは現在のところない。

教師会

日本語教育関係のネットワークの状況

 グアム日本語教師会(Guam Nihongo Teachers Association: GuNTA)が中心となり、グアムの日本語教育関係のネットワークを構築している。教師会の会員は、全教育レベルを対象としているが、現在のメンバーは中学・高校および大学の教師で構成されている。主な教師会活動としては、教師向けのワークショップや、学習者向けの各種イベント(ソングフェスティバルや日本語チャレンジボウル)を定期的に主催している。日本領事館、地元企業、日本人会、国際交流基金などの協力の下、ソングフェスティバルは20年、日本語チャレンジボールは10年以上、毎年続けて実施している。教師向けワークショップについては、米国本土からゲスト講師を招くとコストが嵩む為、グアム内の大学にワークショップ講師を依頼するケースが多い。グアムでは日本語教師会が唯一の外国語教育団体であり、他の教師会との繋がりがない為、近隣のサイパンの教師ネットワークとの繋がりを模索している。

最新動向

 特になし。

日本語教師派遣情報

国際交流基金からの派遣

国際協力機構(JICA)からの派遣

 国際交流基金、JICAからの派遣は行われていない。

その他からの派遣

 (情報なし)

シラバス・ガイドライン

初等教育

 日本語教育は実施されていない。

中等教育

 グアム教育省は、米国のナショナルスタンダーズに類似したカリキュラム・ガイドラインを公開しており、公立初等・中等教育機関では、このガイドラインに準拠したカリキュラムでのコース運営が求められている。しかし、ナショナルスタンダーズとは違い、言語ごとのガイドラインはなく、全外国語共通のものとなっている。しかし2015-16年度には公立中学校における共通プランが当域公立中学校日本語教師合同で作成され、2016-17年度は高校における同様の共通プランが公立高校日本語教師合同で作成されつつある。
 私立校に関しては、3,4レベルとAP Japanese、IV Japaneseのプログラムとの関連から、各校Common Coreに準拠しつつそれぞれプログラムを構成している。
https://sites.google.com/a/gdoe.net/gdoe/

 グアム教師会では2009年度にカリキュラム、教科書が異なる各校が共通に参考にできる「日本語ガイドライン」を編纂。「日本語チャレンジボウル」等の問題作成の際の目安になると共に、各校の日本語教師にとってもTeaching Planの内容と照らし合わせ参考にすることが出来る。「日本語ガイドライン」はレベル別(1 & 2)に文型、語彙、文法活用などに重点を置いて編集された。しかし、5年を経た現在、日本語4までを包含し、且つCommon Coreに準拠するスタンダードを見直す必要から 、2016年度に「グアム日本語プログラムスタンダード」の再編集に取り組むこととなった。

 米国情報を参照。

評価・試験

 2006年米国本土でのAP日本語プログラム開始とともに、グアムでもいくつかの高校でAP日本語試験が実施された。現在では毎年私立2校でAP Japanese Exam、1校でIV Japanese Examが実施されている。American Association of Teaching Japanese: AATJが主催するNational Japanese Examは2012年から同じ私立校で継続して実施されている。またSAT Japaneseでも、日本語履修性が評価に値する得点を得ている。試験以外に、AATJ主催のNational Japanese Honor Society: JNHSが私立1校で2011-12年度から授与されているが、今後は他の公私立校へ拡大すると考えられる。

 米国情報を参照。

日本語教育略史

1970年 公立高校ジョン・F・ケネディ(JFK)高校で日本語教育開始
1970~80年代 公私立高校で相次いで日本語教育開始
1981~1983年 セント・ジョンズ・スクールの小学校部門(2年生)で日本語クラス開講(現在はない)
1990年代初頭 日本語教師会発足(途中休会)
1995年頃 ウンタラン中学校で日本語教育開始(現在はない)
1997年 グアム在留アメリカ軍人子弟のための学校(グアムスクール)がアメリカ軍基地内に設立、日本語クラス開講
同年頃 日本語ソングフェスティバル開催開始(寸劇と合唱部門)
2005年頃 日本語ウルトラクイズ開催開始
2009年 グアム日本語スタンダード編纂
2010年 グアム日本語チャレンジボール開催開始(ウルトラクイズから再編、移行)
2011年 私立ハーヴェスト高校で日本語クラス開講
JaLTA改めGuNTA登録(ノンプロフィット)
2015-16年 公立中学校共通Teaching Plan作成
2016-17年 公立高校共通Teaching Plan作成中
GuNTA: グアム日本語プログラムスタンダード再編纂中

参考文献一覧

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