方力鈞─物語なき時代の人間像 Fang Lijun: Human Images in an Uncertain Age

展覧会

ファン・リ・ジュン展のチラシ画像

1963年に中国・河北省に生まれ文化大革命時代に幼少期を送った方力鈞の80~90年代の代表作45点からなる作家初の大規模な個展。坊主頭の人物をモチーフとし、その虚無性から「シニカル・リアリズム」と評された作風で既に国際的な注目を集めていた作家の名声を確かなものにしました。彼の作品は文化大革命をはじめ、中国の政治・社会の変化を色濃く反映したものでしたが、本展を通してそれまで紹介されることが少なかった中国の現代美術に対する関心を広く呼び起こしました。

データ
会期・会場
(東京)
1996年11月2日~12月1日
国際交流フォーラム
キュレーター 建畠晢(多摩美術大学教授)
アーティスト 方力鈞|ファン・リジュン
主催 国際交流基金アジアセンター
関連プログラム アーティスト・トーク:「方力鈞、自作を語る」
1996年11月2日 / 国際交流基金アジアセンター・レクチャールーム / 出席= 方力鈞、建畠晢
シンポジウム:「方力鈞と中国の現代美術」
1996年11月16日 / 国際交流基金国際会議場 / パネリスト= 栗憲庭、本江邦夫、刈間文俊、建畠晢

カタログ

方力鈞─物語なき時代の人間像
Fuan rijun—Monogatari naki jidai no ningenzo
古市保子|フルイチ ヤスコ、中本和美|ナカモト カズミ [編]
Edited by Furuichi Yasuko; Nakamoto Kazumi

  • 出版地:出版者
    東京:国際交流基金アジアセンター
  • 発行年
    1996年
  • ページ数
    94p
  • サイズ
    29cm
  • 言語
    日本語 (jpn)、英語 (eng)
  • NCID
    BA64918394

【目次】

p4 あいさつ
国際交流基金アジアセンター
p5 Foreword
The Japan Foundation Asia Center
p9 空間のエロス
建畠晢
p13 方力鈞とシニカル・リアリズム
栗憲庭|リ・シエンティン(美術評論家)
p18 方力鈞とその芸術
ペール・ホヴドゥナック(ヘニー・オンスタ美術館館長)
p21 カタログ
p70 思い出すこと
方力鈞|ファン・リジュン
p74 略年譜
p77 展覧会歴
p79 Elegant Space
Tatehata Akira
p83 Fang Lijun and Cynical Realism
Li Xianting
p87 Fang Lijun and His Art
Per Hovdenakk
p89 Remembrances
Fang Lijun
p92 Selected Biography
p93 Exhibitions

【PDF】

方力鈞─物語なき時代の人間像

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