アジア現代美術 個展シリーズ Ⅱ
アトゥール・ドディヤ展─ボンベイ:迷宮/実験室
Asian Contemporary Artist Solo Exhibition Series Ⅱ
Atul Dodiya─Bombay: Labyrin

展覧会

アトゥール・ドディア展のチラシ画像

「アジア現代美術 個展シリーズ」の第2弾。インド人作家アトゥール・ドディヤの個展を、同じくインドのムンバイ(ボンベイ)出身の美術評論家、ランジット・ホスコテがキュレーションしました。展覧会では、作品の中で描かれてきたムンバイという大都市の様相から、危険が待ち受ける恐ろしい「迷宮(ラビリンス) 」、そしてさまざまな可能性を秘めた「実験室(ラボラトリー)」というキーワードが引き出されました。こうした都市の心理作用を空間的に示すモデルとして、1990年代以降の代表的な絵画作品を、新作のシャッターペインティング、門、はしごなどとともに展示し、映画のセットさながらの会場をムンバイという都市として作り出しました。

データ
会期・会場
(東京)
2001年6月30日~8月4日
国際交流基金フォーラム
キュレーター ランジット・ホスコテ(美術評論家)
アーティスト アトゥール・ドディヤ
主催 国際交流基金アジアセンター
関連プログラム ギャラリー・トーク:「アトゥール・ドディヤの作品をめぐって」
2001年6月30日 / 国際交流基金フォーラム / 出席= アトゥール・ドディヤ、ランジット・ホスコテ
木曜連続トーク1:「インド現代美術─神話と救済」
2001年7月5日 / 国際交流基金フォーラム / 講師= 建畠晢
木曜連続トーク2:「異物としてのキッチュ─アトゥール・ドディヤについて」
2001年7月12日 / 国際交流基金フォーラム / 講師= 林道郎
木曜連続トーク3:「近代化のなかのインド美術」
2001年7月19日 / 国際交流基金フォーラム / 講師= 小熊英二
木曜連続トーク4:「蛇使いから電脳まで─当世文学青年のインド英語文学」
2001年7月26日 / 国際交流基金フォーラム / 講師= 関口真理
注記 * 展覧会タイトルでは、キュレーターの意図で「ムンバイ」ではなく「ボンベイ」という都市名変更前の呼称を使用しました。
リンク 国際交流基金ウェブサイトアーカイブページ

カタログ

アトゥール・ドディヤ展─ボンベイ:迷宮(ラビリンス)/実験室(ラボラトリー)
Atoru dodeiya ten—Bombei: Rabirinsu/Raboratori
古市保子|フルイチ ヤスコ [編]
Edited by Furuichi Yasuko

  • 出版地:出版者
    東京:国際交流基金アジアセンター
  • 発行年
    2001年
  • ページ数
    104p
  • サイズ
    26cm
  • シリーズ名
    アジア現代美術個展シリーズ;2
  • 言語
    日本語 (jpn)、英語 (eng)
  • NCID
    BA54719766

【目次】

p4 Foreword
p5 ごあいさつ
国際交流基金アジアセンター
p9 アーティスト・ステートメント
アトゥール・ドディヤ
p10 迷宮(ラビリンス)/ 実験室(ラボラトリー):ボンベイを製造する、アトゥール・ドディヤ的スタイル
ランジット・ホスコテ
p20 アトゥール・ドディヤ:誠実なる不純さについて
林道郎(武蔵大学助教授)
p26 断片から多元的なものへ:アトゥール・ドディヤの芸術
スィターンシュ・ヤシャスチャンドラ(M.S.大学教授、詩人、劇作家、評論家)
p33 図版 / Plates
p75 Artist's Statement
Atul Dodiya
p76 LABYRINTH/LABORATORY: Manufacturing Bombay, Atul Dodiya–style
Ranjit Hoskote
p85 Atul Dodiya: Sincere Impurity
Hayashi Michio
p90 From the Fragmented to the Plural: Atul Dodiya's Art
Sitanshu Yashaschandra
p96 略歴 / Biography
p98 作品リスト / List of Works
p102 執筆者 / Notes on Contributors

【PDF】

アトゥール・ドディヤ展─ボンベイ:迷宮(ラビリンス)/実験室(ラボラトリー)

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