有馬 淳一(ありま じゅんいち)ARIMA Junichi

学歴

  1. 筑波大学第二学群日本語・日本文化学類 卒業
  2. 筑波大学大学院地域研究研究科日本語研究コース 修了

おもな教授歴

1990年~1992年
米国ワシントン州シアトル学校区、モンロー学校区(国際交流基金米国派遣青年日本語教師)
1996年~1999年
フィリピン日本語文化学院(国際交流基金派遣日本語教育専門家)
1999年~2002年
国際交流基金日本語国際センター専任講師
2002年~2005年
国際交流基金北京日本文化センター(国際交流基金派遣日本語教育専門家)
2005年~2007年
国際交流基金日本語国際センター専任講師
2007年~2009年
国際交流基金日本語試験センター研究員
2009年~2013年
国際交流基金ベトナム日本文化交流センター(国際交流基金派遣日本語上級専門家)
2013年~2019年
国際交流基金日本語国際センター専任講師
2019年~2023年
国際交流基金ニューデリー日本文化センター(国際交流基金派遣日本語上級専門家)
2023年~現在
国際交流基金日本語国際センター専任講師

担当科目

これまで短期研修(春期)、短期研修(冬期)、長期研修、JET研修、インドネシア中等教師研修、中国中等教師研修などを担当してきました。

執筆論文、著書、発表など

主な論文・報告

  • 内藤満・有馬淳一・木田真理・簗島史恵(2002)「衛星通信による「日本事情」の遠隔授業の試み」『日本語国際センター紀要 第12号』
  • 有馬淳一・島田徳子(2002)「意味のある学習環境の設計を目指したコースデザイン−2000年度埼玉県JET青年日本語研修での実践−」『日本語国際センター紀要 第12号』
  • 有馬淳一・岩澤みどり(2004)「中国における日本語教育活動の概況─現職教師研修と学校外教育活動を中心に─」『海外における日本語教育活動の概況─現職者研修活動および学校外教育活動を中心にして─』日本語教育学会
  • 有馬淳一(2005)「言語テストを考える−2003年大学入試問題の分析から−」『中国第二回日語教育国際シンポジウム論文集 信息時代的日語教育与研究』(王鉄橋・劉徳潤主編) 香港教育出版社
  • 有馬淳一(2005)「学び方を学ぶための読解タスク~推測して読む/予測と照合しながら読む~」『日語教育与日本学研究論集第二号』(北京師範大学日文系編) 民族出版社
  • 有馬淳一(2005)「隠れたカリキュラム−日本語教育課程の改善に向けて」『中国的日本語教育与国際化』上海三联書店
  • 藤長かおる・登里民子・有馬淳一(2007)「現地研修と訪日研修の連携−インドネシア中等教育日本語教師研修のコースデザイン−」 『国際交流基金日本語教育紀要 第3号』
  • 小玉安恵・木山登茂子・有馬淳一(2007)「外国人日本語教師教育へのポートフォリオ評価導入の試み−17年度長期研修Bコース教授法クラスにおける実施報告−」 『国際交流基金日本語教育紀要 第3号』

口頭発表

  • 有馬淳一(2000)「フィリピンの日本語教育事情・日本語教員養成事情」第17回大養協国際シンポジウム「近隣諸国地域の日本語教育・日本語教員養成を考える」
  • 有馬淳一(2004)「教師の自己評価−中学校日本語教師研修会での調査から−」 2004日本語言文化教学研究国際学術研討会
  • 有馬淳一(2006)「中国の中等教育事情」「第11回海外日本語教育研究会」中高生日本語学習者に伝える日本文化とは−韓国、中国、インドネシアの事例と日本語国際センターの取り組み−
  • 有馬淳一(2006)「国際交流基金 開発教材の紹介−使い方・指導の実際を中心に」カナダ日本語教育振興会2006年度年次大会
  • 有馬淳一(2009)「新しい日本語能力試験はこうなる?!」第21回ハノイ日本語教育セミナー
  • 有馬淳一(2011)「カリキュラムを点検する~JFスタンダードの視点から~」日本語教育シンポジウム「ベトナム学習者のための日本語教科書をめぐって」
  • 有馬淳一・宇住庵真弓・福永達士(2011)「JFスタンダードを取り入れたコースデザイン—教師のための会話コースでの試み—」タイ国日本語教育研究会第23回年次セミナー
  • 有馬淳一(2014)「ベトナムの状況からわかること」第19回海外日本語教育研究会「海外日本語教育機関調査」から見えること、現場からわかること −ベトナムとフィリピンを例に−
  • 小松原奈保・有馬淳一(2015)「ベトナムの日本語教育における縦のアーティキュレーション−ベトナム国内17大学への質問紙調査から−」ホーチミン市日本語教育国際シンポジウム
  • 有馬淳一(2019) 「インドで求められる日本語教育とは」 第2回南アジア日本語教育国際シンポジウム(JLESA2019)
  • 松本絵美・有馬淳一(2021) 「会話のパフォーマンステストを見直す」第4回南アジア日本語教育国際シンポジウム(JLESA2021)

ポスター発表

  • 木山登茂子・木田真理・有馬淳一(2007) 「外国人日本語教師教育におけるポートフォリオ評価導入の成果と課題」2007年度日本語教育学会秋季大会

関心分野

  • ノンネイティブ日本語教師に対する教育・研修
  • 教室で教師が何をしているか、学習者が何をしているか
  • 特にこれまで生活した米国、フィリピン、中国、ベトナム、インドにおける日本語教育には引き続き関心を持っています

ひとこと

海外赴任を終えて、久しぶりに北浦和のセンターに戻りました。赴任中の教師セミナーでは、昔々私がクラス担任をしたときの元研修参加者とも会えました。もう20年以上も前のことですが、今でも当時のことを覚えてくれていること、今でも国で日本語教師を続けていることを知って、本当にうれしく思いました。

再会できない人も含めて、世界中のいろいろなところで日本語を教えている教師を育てているんだと実感できることが何よりの喜びであり誇りです。