八田 直美(はった なおみ)HATTA Naomi

学歴

1984年
津田塾大学学芸学部英文学科卒業
1985年
国立国語研究所日本語教育長期専門研修修了
1994年
テンプル大学大学院英語教育研究科修了(Master of Education in TESOL, Temple University

おもな教授歴

1985~1987年
文化外国語専門学校日本語科 インストラクター
1987~1990年
マレーシア国立マラヤ大学予備教育課程 講師(国際交流基金派遣)
1991~2004年
国際交流基金日本語国際センター 専任講師
1995~2004年
津田塾大学 非常勤講師
2001~2004年
政策研究大学院大学日本語教育指導者養成プログラム 非常勤講師
2004~2007年
国際交流基金バンコク日本文化センター 主任講師
2007~2010年
政策研究大学院大学日本語教育指導者養成プログラム 非常勤講師
2007~2013年
国際交流基金日本語国際センター 専任講師
2013~2016年
国際交流基金ジャカルタ日本文化センター 主任講師
2016~2017年
政策研究大学院大学日本語教育指導者養成プログラム 連携准教授
2016年~現在
国際交流基金日本語国際センター 専任講師
2017年~2019年
政策研究大学院大学日本語教育指導者養成プログラム 連携教授

その他の活動

2000~2003年
タイ高校用初級日本語教科書『あきこと友だち』制作アドバイザー
2010~2011年
タイ中等教育選択科目用初級日本語教科書『こはるといっしょに にほんごわぁ~い』制作アドバイザー

所属学会など

日本語教育学会、小出記念日本語教育研究会、大学日本語教員養成課程研究協議会、海外日本語教育学会


主な執筆論文、著書、発表など

  • 津田塾大学言語文化研究所言語学習の個別性研究グループ編(2006)『第二言語学習と個別性―ことばを学ぶ一人ひとりを理解する―』春風社(共著)
  • 八田直美(2008)「国際交流基金バンコク日本文化センターによるタイ人日本語教師のための『水曜研修』—ノンネイティブ教師研修における学び合いと研修成果の教育現場での実践—」『国際交流基金日本語教育紀要』第4号、国際交流基金、143-155(単著・実践報告)
  • 八田直美(2009)「ノンネイティブ日本語教師にとっての『教師の成長』―訪日研修参加者へのインタビュー調査から―」『日本語教育の過去・現在・未来』第2巻 凡人社 、159-180
  • 阿部洋子・八田直美(2009)「ノンネイティブ教師を対象とした現職者教師研修の現状と課題—国際交流基金海外日本語教師上級研修の実践から—」『日本語教育』144号(社)日本語教育学会、38-60(共著・寄稿論文)
  • 国際交流基金(2010)『教え方を改善する』(国際交流基金日本語教授法シリーズ第13巻)ひつじ書房(共著)
  • 来嶋洋美・柴原智代・八田直美(2012)「JF日本語教育スタンダード準拠コースブックの開発」『国際交流基金日本語教育紀要』第8号、国際交流基金、103-117(共著・実践報告)
  • 八田直美・小澤伊久美・坪根由香里・嶽肩志江(2012)「ノンネイティブ新人日本語教師にとっての研修の意義―PAC分析によるタイ人新人日本語教師のビリーフ調査から―」『国際交流基金日本語教育紀要』第8号、国際交流基金、23-39(共著・研究ノート)
  • 国際交流基金(2013-2015)『まるごと 日本のことばと文化』(入門A1、初級1 A2、初級2 A2、初中級A2/B1)三修社(共著)
  • 林さと子・八田直美・矢部まゆみ(2013)「「いま・ここ」に向き合う日本語教育実習―実践の20年を振り返って―」『イマ×ココ』創刊号、ココ出版、84-92(共著・実践報告)
  • 来嶋洋美・柴原智代・八田直美(2014)「『まるごと 日本のことばと文化』における海外の日本語教育のための試み」『国際交流基金日本語教育紀要』第10号、115-129(共著・実践報告)
  • 八田直美・小澤伊久美・坪根由香里・嶽肩志江(2017)「中国人日本語教師が持つ日本語教育における日本・日本文化に関する意識―新人教師と経験教師の比較より―」『大学日本語教員養成課程研究協議会論集』15号、31-45(共著・研究報告)
  • 八田直美(2016)「日本語教師がみる世界の日本語リアルレポート 第3回インドネシア」『日本語学』vol.35-11明治書院、82-85
  • 古内綾子・五十嵐裕佳・三本智哉・八田直美・エフィ ルシアナ(2017)「インドネシア国家カリキュラム準拠高校教科書『にほんご☆キラキラ』の開発―態度面のコンピテンシーの育成と日本語学習の統合を目指して―」『国際交流基金日本語教育紀要』13号、国際交流基金、87-100(共著・実践報告)
  • Evi Lusiana, Hatta Naomi, Igarashi Yuka, Furuuchi Ayako, Mitsumoto Tomoya (2017)『にほんご☆キラキラ Nihongo☆Kirakira Bahasa Jepang untuk SMA/MA』Kelas X, XI, XII. Penerbit Erlangga, Indonesia(共著)
  • 八田直美・坪根由香里・小澤伊久美・嶽肩志江(2019)「ネイティブ日本語教師はノンネイティブ日本語教師による「いい教師」像の語りにどのように現れたか-タイ、中国、韓国人日本語教師への調査から-」日本語教育学会春季大会(共同、ポスター発表)
  • 八田直美(2019)「第1部日本語の教科書概観、第6章『まるごと 日本のことばと文化』相互理解のための日本語をめざすコースブック」「第2部7つの質問、第6章『まるごと 日本のことばと文化』」今井新悟・伊藤秀明編著『日本語の教科書がめざすもの』凡人社、各67-77、139-150
  • 八田直美・菊岡由夏(2020)「「特定課題研究」で取り上げられた海外の日本語教育の課題-日本語教育指導者養成プログラム(修士課程)18年間の成果-」『国際交流基金日本語教育紀要』第16号、75-86(共同、報告)
  • 西野藍・坪根由香里・八田直美(2020)「タイの中等教員Aのキャリア形成過程―複線径路・等至性アプローチ(TEA)による分析―」『ICU日本語教育紀要』16号, 3-19(共同)

ひとこと

私は、今まで日本や東南アジアで日本語教育や教師教育に関わってきました。長く日本語を学び、日本語を教えてきた教師の皆さんが自分の学び方や教え方をふり返り、さらによりよく学べるように、よりよく教えられるようになりたいとがんばる姿に、同じ教師として刺激を受けています。時代や社会が変わり、日本語教育に期待されることも変化してきました。その一方で、それぞれの人が持っている学ぶ力を引き出す教え方の重要性は、今後も変わらないだろうと思っています。