木田 真理(きだ まり)KIDA Mari

学歴

  • 東京学芸大学教育学部国語科卒業
  • 早稲田大学教育学研究科国語教育(国語学・日本語学)専攻修了(教育学修士)

おもな教授歴

国内の日本語学校や大学非常勤講師を経て、1994年より国際交流基金日本語国際センター専任講師


執筆論文、著書、発表など

  • 「日本語学習用教科書の副詞語彙」(1993)『言語文化と日本語教育第5号』御茶ノ水女子大学言語文化学研究所
  • 「日本語教育の視点からみた副詞」(1993)『早稲田大学大学院教育学研究科紀要別冊創刊号』早稲田大学教育学研究科
  • 「中・上級日本語学習者のニュアンス理解の研究 -評価性を伴う副詞的表現を中心に-」(1994)『日本語教育論集11』国立国語研究所日本語教育センター
  • 「教師の自己研修能力の開発に向けて-海外日本語教師長期研修における教育実習指導-」(1995)『日本語学vol.14』明示書院
  • GOETHE-INSTITUTにおけるNon-Native教師研修コース」(1997)『日本語国際センター紀要』第7号 国際交流基金日本語国際センター
  • Non-Native日本語教師の多様性把握の試み」(1998)『日本語国際センター紀要』第8号 国際交流基金日本語国際センター
  • 「上級日本語学習者の口頭ナラティブ能力の分析-雑談の場での経験談の談話指導に向けて-」(2001)『日本語国際センター紀要』第11号 国際交流基金日本語国際センター
  • 「日本語能力試験とOPIによる運用力分析-言語知識と運用力との関係を探る-」(2002)『日本語教育』113号 日本語教育学会
  • 「外国人日本語教師を対象とした日本語教授法カリキュラム-海外日本語教師長期研修1994-2000調査と考察-」(2003)『日本語国際センター紀要』第13号 国際交流基金日本語国際センター
  • 「外国人日本語教師研修における文法授業のあり方-文法シラバス整備に向けて-」(2004)『日本語国際センター紀要』第14号 国際交流基金日本語国際センター
  • 「日本語能力試験とOPIの相関関係による運用力分析:技能バランスに焦点を当てて」(2004)『第二言語としての日本語の習得研究』第7号
  • 「技能・テーマ別講義と模擬授業を取り入れた教授法授業-多国籍短期研修「文字・語彙指導法」を例として-」(2005)『国際交流基金日本語教育紀要』第1号
  • 「「うまく構成された議論」とは-日本語母語話者OPI分析から-」(2006)『日本語・日本文化講座夏季セミナー20周年記念シンポジウム&第4回OPI国際シンポジウム報告・論文集』
  • 「上級日本語話者のための意見の述べ方に関する授業-内容と手法に注目した指導の実践-」(2006)『日本語教育』131号
  • 『国際交流基金日本語教授法シリーズ第6巻「話すことを教える」』(2007)ひつじ書房(国際交流基金著・共執筆)
  • 『国際交流基金日本語教授法シリーズ第6巻「文法を教える」』(2010)ひつじ書房(国際交流基金著・共執筆)
  • 『国際交流基金日本語教授法シリーズ第6巻「文字・語彙を教える」』(2011)ひつじ書房(国際交流基金著・共執筆)
  • 「中国大学の日本語授業における会話指導に関する調査-中・上級レベルを対象とした教室活動の実態と教師の意識-」(2011年)『国際交流基金日本語教育紀要』第7号 国際交流基金
  • 「国際交流基金レポート17 海外日本語教師長期研修における教授法授業のデザイン-中級レベルの外国人日本語教師を対象としたコースの場合-」(2011年)『日本語学』第30巻4号 明治書院
  • 「日本語教育指導者養成プログラムの10年の歩み-現職の非母語話者日本語教師の修了後の活動を踏まえて-」(2012年)『日本言語文化研究会論集』8号
  • 「学習者の文法と教師の文法-ノンネイティブ日本語教師研修を通して-」(2013年)『日本語学』6月号 明治書院
  • 「日本語の分析能力を養う中・上級文法授業の試み-外国人日本語教師研修における実践-」(2018年)『国際交流基金日本語教育紀要』第14号 国際交流基金

口頭発表・ポスター発表

  • 「日本語教育の視点から見た副詞の研究」早稲田大学国語学会(1993年)
  • 「副詞の評価的意味に関する考」日本語教育学会秋季大会(1994年)
  • 「ノンネイティブ教師を対象とした研修-教師の内省を促す要因に焦点を当てて-」日本語教育国際研究大会(2004年)
  • 「中国人初級日本語学習者のためのWeb教材開発」日本教育工学会第20回全国大会(2004年)
  • 「日本語母語話者の意見表明-OPIにもとづいたインタビューにおける意見述べの分析-」お茶の水女子大学日本言語文化学研究会第29回研究会 (2005年)
  • 「うまく構成された議論とは-日本語母語話者OPI分析から」第4回OPI国際シンポジウム(2006年)
  • 「文法説明の簡略化の試み-「は」と「が」の使い分けを例に-」第5回日本語教育学会研究集会(富山)(2006年)
  • 「外国人日本語教師教育におけるポートフォリオ評価導入の成果と課題」日本語教育学会秋季大会(2007年)
  • 「文法の教え方を学べる文法授業の実践-外国人日本語教師研修における試み-」第5回日本語教育学会研究集会(北海道)(2009年)
  • 「書き言葉均衡コーパスを活用した文体的特徴を持つ語の分析と記述の試み-アカデミック・ライティング指導を例に-」日本語教育国際研究大会(名古屋)(2012年)
  • 「「書き言葉的」として指導する必要のある語の分析-『現代日本語書き言葉均衡コーパス』を利用して-」第5回コーパス日本語学ワークショップ 国立国語研究所(2013年)
  • 「「勉強する」と「rian」の対象語の分析-BCCWJTNCThai National Corpus)を用いて-」第6回コーパス日本語学ワークショップ 国立国語研究所(2014年)
  • 「外国人日本語教師研修における文法授業の内容整理の試み-授業アンケートや授業記録の分析を通して」第10回日本語教育学会研究集会(龍谷大学)(2015年)
  • 「文法指導のバリエーションを意識した中・上級文法授業の実践-外国人日本語教師研修における試みの整理」第44回日本語教育方法研究会(学習院大学)(2015年)
  • 「日本語教師研修における文法授業の役割-課題遂行を重視した授業デザインを目指して-」日本女子大学公開シンポジウム「『知っていること』と『使えること』をつなぐ」(日本女子大学)(2015年)
  • 「学術的文章作成時に留意すべき「書き言葉的」「話し言葉的」な語の文献調査」言語処理学会第22回年次大会(東北大学)(2016年)
  • ノンネイティブ日本語教師はコーパスでどのように日本語を調べるか -コーパスを用いた課題の分析から- 」(言語資源活用ワークショップ2018 国立国語研究所)(2018)

ひとこと

「ことば」に関する仕事が好きで、日本語教育の世界に入りました。日本語国際センターの講師の仕事は、広く、深く、変化に富むものなので、いつまでたっても刺激的です!楽しいことを追求することに興味があり、授業においても、楽しいと思える要素をさぐっています。2013年には、動画作成がブームとなっていた社会現象を踏まえ、研修参加者と教職員に有志を募り、「恋するフォーチュンクッキー 国際交流基金日本語国際センターVer.」を作成し、素敵な思い出を残すことができました。
休みの日は、なるべく自然の中で体を動かすようにしています。花が大好きで、「花ハイキング」「花の百名山」「生け花」など、日本の花のことなら、お任せください。