篠原 亜紀(しのはら あき)SHINOHARA Aki

学歴

  • 早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程修了
  • 筑波大学大学院人文社会科学研究科一貫制博士課程文芸・言語専攻応用言語学領域 単位取得満期退学

おもな教授歴

  • Richmond High School(米国)JALEXプログラム派遣
  • Shorecrest High School(米国)JALEXプログラム派遣
  • ハバロフスク国立経済法律アカデミー(ロシア)日露青年交流センター派遣
  • ハバロフスク日本センター(ロシア)
  • 極東国立人文大学(ロシア)
  • 文教大学生涯学習センター日本語講座 など

所属学会など

日本語教育学会、待遇コミュニケーション学会、日本語音声コミュニケーション学会、第二言語習得研究会、日本語教育方法研究会

執筆論文、著書、発表など

執筆論文

  • 篠原亜紀・夷石寿賀子(2023)「CBT方式による日本語スピーキングテストの試作と試行―テストの品質と項目数の検証―」『国際交流基金日本語教育紀要』19、1-14
  • 篠原亜紀(2023)「発話の「感じのよさ」と流暢性―流暢性の要素と場面による違い―」『待遇コミュニケーション研究』20、1-16
  • 篠原亜紀(2022)「発話の「感じのよさ」と流暢性―発話速度・ポーズ・リペアの測定から―」『日本語教育方法研究会誌』28-2、104-105
  • 篠原亜紀・松崎寛(2021)「コミュニケーションにおける発話の「感じのよさ」―テキストマイニングによるコメントの分析から―」『日本語/日本語教育研究』12、261-276
  • 篠原亜紀・夷石寿賀子・石田華奈子・李文鑫(2021)「CBT方式によるスピーキングテストの現状」『国際交流基金日本語教育紀要』17、227-238
  • 篠原亜紀(2017)「話しことばの評価研究の動向と課題―コミュニケーション評価の再考に向けて―」『言語学論叢(オンライン版)』10
  • 菊岡由夏・篠原亜紀(2017)「課題遂行を重視した教授法科目のコースデザイン―ノンネイティブ日本語教師を対象とした教師研修から―」『国際交流基金日本語教育紀要』13、71-85
  • 有馬淳一・篠原亜紀(2017)「フィリピンカウンターパート教師研修での試み―日本語運用力を高め日本と日本人を知るためのコースデザイン―」『国際交流基金日本語教育紀要』13、141-148
  • 篠原亜紀・簗島史恵(2015)「オンライン日本語講座「NIHONGO Starter」―電子書籍型教材の開発と運用―」『国際交流基金日本語教育紀要』11、53-66
  • 篠原亜紀(2014)「日本語学習者の「丁寧さ」の音声と聞き手による評価―伝えたい「きもち」と伝わる「かたち」―」『待遇コミュニケーション研究』11、52-68
  • 羽吹幸・篠原亜紀(2014)「理工系大学院留学生の日本語使用に関する一調査」『国際交流基金日本語教育紀要』10、131-144
  • 磯村一弘・長坂水晶・押尾和美・篠原亜紀(2014)「JF日本語教育スタンダードに準拠したA2~B2レベルの口頭テストの開発―ロールプレイで測る「やりとり」の課題遂行能力―」『第17回ヨーロッパ日本語教育シンポジウム報告・発表論文集』
  • 中川千恵子・木原郁子・篠原亜紀・嵐洋子・田川恭識(2013)「中上級レベルの学習者を対象とした発音アクティビティ教科書の構築」『日本語教育方法研究会誌』20-1、36-37
  • 阿部新・嵐洋子・木原郁子・篠原亜紀・須藤潤・中川千恵子(2013)「音声教育や日本語教員養成における音声学について日本語教師が考えていること―現状と課題を探るパイロット・スタディー―」『日本語教育方法研究会誌』20-2、2-3

口頭発表、ポスター発表

  • 篠原亜紀・石山友之(2022)「発話の「感じのよさ」のタスクによる違い―一般日本人による評価―」第二言語習得研究会全国大会(ポスター発表)
  • 篠原亜紀(2022)「謝罪場面における発話の「感じのよさ」と流暢性」待遇コミュニケーション学会春季大会(口頭発表)
  • 篠原亜紀(2016)「コミュニケーションを円滑にする音声とは―場面による「感じのいい話し方」の違い―」、日本語教育国際研究大会(ポスター発表)
  • 菊岡由夏・篠原亜紀(2016)「ノンネイティブ日本語教師を対象とした教師教育―教授法授業の成果と意義―」、日本語教育国際研究大会(ポスター発表)
  • 篠原亜紀・簗島史恵(2014)「大規模公開オンライン講座(MOOC)用教材『NIHONGO Starter』の開発」日本語教育学会秋季大会(デモンストレーション発表)
  • 篠原亜紀・押尾和美(2012)「「みんなの「Can-do」サイト」を利用した能力記述文の作成―各教育現場に合わせた「MY Can-do」―」日本語教育国際研究大会(ポスター発表)
  • 押尾和美・篠原亜紀(2012)「「Can-do」を到達目標とした授業設計の試案」日本語教育国際研究大会(ポスター発表)
  • 篠原亜紀(2011)「日本語学習者の「気持ちを伝える音声」と聞き手に与える印象―話し手と聞き手のズレに着目して―」世界日本語教育研究大会(口頭発表)
  • 篠原亜紀(2011)「日本語学習者の感情音声と母語話者評価―「謝罪」に着目して―」日本第二言語習得学会年次大会(口頭発表)
  • 篠原亜紀(2011)「日本語学習者の「丁寧さ」の音声と日本語母語話者評価」待遇コミュニケーション学会春季大会(ポスター発表)

教材

  • 『伝わる発音が身につく!にほんご話し方トレーニング』(2015)アスク出版(共著)
  • MOOC用教材『NIHONGO Starter』(2014)NPO CCC-TIES

ひとこと

昔から「ことば」を使った「コミュニケーション」に関心がありました。そして、世界中の人たちと「日本語」という「共通のことば」を使ってコミュニケーションができることに喜びを感じ、この世界に入りました。「ことば」は情報の伝達だけでなく、気持ちを伝えたり、よりよい人間関係をつくったりする大事な手段だと思います。最近は、CEFRJF日本語教育スタンダードを通して、コミュニケーションというものについて考えています。また、「ことば」の中でもとくに関心をもっているのは「音声」です。コミュニケーションにおける音声の位置づけや、音声の教育について研究しています。