海外日本語教師の養成・研修

平成20年度大韓民国中等教育日本語教師研修

日本文化体験:茶道デモンストレーションの写真
日本文化体験:茶道デモンストレーション

金 敬浩(キム キョンホ)さん: 湖西高校

研修の間、色々なことを、楽しく見たり、聞いたり、習ったりして、国へ帰ります。今回で収集した日本の高校生の生活や家庭生活などの資料と、教えていただいた教授法は、現場で活用できるように努力します。私は、今回の研修を通して、日本への理解をさらに深められました。また、以前より、自信をもって、生き生きとした授業ができると思います。


金 英洙(キム ヨンス)さん: 東一女子高校

センターで行なわれた高校交流の写真センターで行なわれた高校交流
(埼玉の先生たちとの意見交換)
一番暑いときに来ましたが、もう朝晩の天気は涼しくなりました(来日は7月23日、帰国は8月22日)。韓国で私が帰る日を数えながら、待っている家族を考えると早く帰りたいのですが、また一方では、日本での生活が楽しくてあまり帰りたくない気持ちもあります。こんなに家を長く離れたのは初めてで、家族にもいい経験だったと思います。

今度の研修に参加できるようになったときの喜びと、胸いっぱいの希望と覚悟は今でも心の中に残っています。センターでの色々なプログラムは韓国ではできなかった文化体験ができてよかったです。日本語の時間に習った内容は、日本の生徒たちの現実を把握するのに役に立ちました。新しい教材のエリンも紹介してもらえてよかったし、発表会を通じて日本語教師同士で教材の作り方とか授業の進み方について色々情報交換ができてよかったです。帰ってすぐ授業で使ってみようと思っています。

本当に楽しい1カ月間でしたが、頭の中にはいつも韓国で私を待っている生徒達がいました。生徒達に何か役に立つことを探して東京周辺のあちこちを歩き回りました。何を探したかと聞かれても、はっきりこれですよ、と話せるものはありません。でも、何かが、私の頭の中に、また、日記帳の中にちゃんと記録されているだろうと思います。

色々と親切に教えてくださったセンターの先生方、スタッフの皆さん、文化体験の先生、ホストファミリーの皆さん、一諸に勉強しながら笑顔で挨拶を交わした韓国の先生たち(研修参加者)、どうもありがとうございました。また、あちこちを歩きながら路に迷ったとき、親切に案内してくださった日本の方々に感謝を申し上げます。

日本と韓国は離れようとしても離れられない関係だとよく言われています。これからもっと親しい関係になって世界の平和のために協力していってほしいと思います。そのためには私達日本語教師の役割も大切でしょう。今度の研修をきっかけにして素晴らしい先生になりましょう。


金 淑姫(キム シュクヒ)さん: ヌルプルン高校

最近、韓国では日本語への関心が低下している傾向があります。大学入試のために英語への学習熱は非常に高いのですが、受験に要らない日本語に対する生徒のやる気は低いです。それに、第2外国語の中で日本語より中国語が好まれてきています。日本語を習う生徒も教える教師も減っています。

こういう状況ですから、私たちは工夫しなければなりません。生教材を活用して授業の内容をより興味あるものにしていく教授法と日本語の授業は資料収集とその活用法を身につける貴重な時間になりました。

堅くて重い授業ではなく、生け花、歌舞伎鑑賞、茶道などの伝統芸能と、地理と歴史を勉強した関西の旅行は夢のように楽しかったです。

この研修は流されるように仕事をしていた私に意欲とやる気を与えてくれました。

今回は足が痛くなるほどめぐらず、「めがね」という映画の主人公のように携帯がないところでたそがれの時間を持ちたかったですが、強い先生方に影響されて、富士山頂上でご来光を見たり、日本三景の中で宮島も、仙台の松島も見ることができました。

韓国へ帰ったら研修の時集まった資料と撮った写真を利用して私だけの教材を作ります。この研修の熱意が冷める前に作った教材は日本での思い出を込めることができると思います。いい研修になるように助けてくださった日本語国際センターの関係者にまことに感謝の礼を申し上げます。


金 貞順(キム ジョンスン)さん: ヨンマ高校

歓送会の写真歓送会 1カ月の研修があっという間に終わり、いよいよ最後の時になりました。研修生の中にはもういい、国へ帰りたい、いや、このぐらいでちょうどいい、あるいはもっと長かったらといった人もいることと思います。それはともかく、1カ月の研修生活を振り返ってみると、様々なことが思い出されます。

最初の1週間は日本の生活に慣れずに、いろいろなハプニングがありました。お湯を取りに給湯室に行っても蛇口が見つからなくてお水でコーヒーを入れたり、自習室にハングルで入力できるコンピュータが数台しかなくて長い列を作らなければならなかったりしました。初めて北浦和駅で自動改札を出ようとした時、入ったときと同じように切符が出てくると思いずっと切符を待っていて、後ろの人にどなられました。

最初の授業の時は少し緊張しました。でも今となってはみんな大事な人で、別れ別れになってしまったら恋しくて恋しくて仕方がない人ばかりです。茶髪で韓国人とは思えなかったアンさんはクラスの雰囲気をすぐに和らげてくれました(センターの他の国の人からはマレーシア人、タイ人、ベトナム人、ブラジル人などと誤解されていたそうです)。私たちのお姉さんのように時には優しく時には厳しいヘジャさん、コンピュータの上手なドキさん、静かで真面目ソンミさん(でも埼玉探訪の発表は一人で完璧にしてみんなを驚かせました)、漢字が上手なインシュクさん(年にもかかわらず体力はすごいです。たぶん韓国の研修生の中で一番です)、日本全国に知り合いがいて忙しい日々をすごしたソヨンさん・・・時間がないので全員の紹介ができません。最後にDクラスのお父さんの白井先生!私達のことをよく理解して、何を教えようか、何が必要で何が足りないか、私達が何も言わなくてもいつも一所懸命やってくださいました。お蔭さまで楽しくてやり甲斐がある研修になりました。私たちのせいでこの1カ月で白髪がまた増えてしまいましたね。ごめんなさい。でも先生のカラオケの声の大きさからするとあと30年は大丈夫そうですから、私達は心配しないで帰ります。

センターの方々や皆さん、この縁をいつまでも大事にしたいと思います。またお会いしましょう。

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