海外日本語教師の養成・研修

平成21年度大韓民国中等教育日本語教師研修

集合写真
研修旅行(京都御所にて)

団長 崔 東燮(チェ・ドンソプ)さん: 大仁高等学校

1カ月という期間はほんとうにあっという間のことでした。研修がはじまったのがまるで 昨日のことのようです。それほどこの1カ月間の日本での生活が楽しかった、勉強になった、研修が充実していたと言えるでしょう。

短い期間ではありましたが、わたくしをふくめて56人の韓国の日本語教師は日本語と日本の事情にできるだけ多くふれあうためがんばりました。センターのプログラムである教授法や茶道、歌舞伎などをふくむ文化体験はもちろん、研修団自ら富士登山や自主研修などを行ないました。

研修団はあした韓国に帰ります(帰国は8月21日)。学校によって多少の差はありますが、韓国のほとんどの学校は今週で夏休みがおわりです。つまりここで学んだ生きた体験がすぐ学校の生徒に伝えられると思います。

今年の夏の研修団はこれでおわりですが、韓国と日本の両国がもっと理解をふかめるためにもこのような研修事業は続けていただきたいです。


尹 恵貞(ユン・ヘジョン)さん: 塩蔵中学校

尹恵貞氏の写真 今年は、教師として勤めるようになってから6年目ですが、今まで同じ内容を教えてきたので、特に研究もしないで授業をすることが多かったです。慣れているだけではなにか問題があるのではないかと思ったので、この研修に参加ができてとてもうれしかったです。

センターの先生方の授業と日本文化の体験もよかったし、あちこち歩きながら見たり聞いたりして学んだことも役に立ちました。

また、日本の高校生との交流プログラムを通じて、韓国の学生を思い出し、彼らの関心や悩みなどが分かってきました。そして、ホームステイで日本の家庭生活を体験できたこともとてもよかったです。一泊だけの体験だったのですが、家族の皆さんが優しくしてくれて、心から暖かい気持になりました。これからも研修を通して学んだことを、私の生徒によく教えるように努力します。


崔 恵鈴(チェ・ヘリョン)さん: 驪州自営農業高校

崔 恵鈴氏の写真 時代がたくさん変わった分日本語を教えることにも多様なアプローチが必要なようです。外国語はすべてまったく同じだと思いますが、国際化時代に外国語を教えるということはまず学生たちから文化的好奇心を引き出すことで出発しなければならないという気がします。そんな意味で今回の国際交流基金の一か月の研修は日本語教師としての個人的な欲求の充足以前に学生たちの多様な知的好奇心を満たしてあげる役目を果たすために来ようと考えました。

センター内の授業と多様な日本文化体験プログラムは時間と内容面でバランスがよく取れているように構成されていて、教師である私たちが日本に来て自分で見て自分で感じて自分で学んだものが多ければ多いほど学生たちはより一層幸せな授業を受ける権利が与えられるでしょう。

毎日続けている資料収集のための外出、ショッピング、飲み会など元気なエネルギーを持っている多くの先生たちを見て、普段怠けていた私に勤勉を学ぶきっかけになりしました。

そして生教材のポスター発表会の時、積極的で親切に助けてくださったセンターのすべての先生方とスタッフの方、それから、人間的な暖かさと深い思いやりを感じさせてくださったホームステイ家族のみなさんにももう一度感謝のあいさつを伝えたいです。


張 喜傑(チャン・ヒゴル)さん: 京安高等学校

張 喜傑氏の写真 今から17年前、韓国で日本語を専攻している大学生として、この日本語国際センターに来たことがあります。その時は日本語の勉強をしていたのですが、実際に日本に来るのがはじめてだったのでわくわくしながら飛行機に乗ったことが、今でも私の記憶にはっきりと残っています。

当時、先に日本語教師として研修中であった韓国の先生たちと会って、色々なことについて話し合いながら、いつか私も先生になってまたここに来ようと決心しました。そしてその時から17年がたち、再びこのセンターに来て本当になつかしい気がしました。

日本語の中で「一期一会」と言う言葉があります。一生の縁になるかもしれないから人と人の出会いを粗末にしてはいけないという意味です。これはただの個人だけでなく、国家と国家の出会いも同じことだと思っています。

韓国と日本は長い間、付き合ってきました。時には傷つき、時には喜びの出会いが今まで続いて来たのです。これから韓国と日本が、世界を導いて行くためには個人であれ、国家であれ、お互いの出会いを大事にしなければならないと思います。

だから私はこの研修を生かし、日本語ばかりでなく両国の文化的な違いを教えて、生徒たちが未来の民間外交員として国際交流に資することができるよう全力をつくしたいと強く思っています。国際交流というのはこのような一人一人の小さな出会いが積もって、ひいては国家間の堅い友好関係が成立するものではないでしょうか。そういう点で今度の研修は私にとって立派な経験になったと信じてやみません。

韓国は日本の隣の国です。
私は日本から一番近い国である韓国が先進国として、日本と肩を並べて世界の中心に立つことを希望しています。そうなるために一生懸命教えるつもりです。そして日本との多くのつながりができるよう努力をいたします。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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