海外日本語教師の養成・研修

平成22年度 海外日本語教師長期研修

研修参加者の声

(修了式・歓送会のスピーチから一部抜粋しました)

『地球を、開けよう。』Blog公式Blogでは、海外日本語教師長期研修について紹介しています。

イスロモフ ヤヒヨさん: タジキスタン / タジキスタン国立言語大学
ホネスティ テウノンビラさん: インドネシア / 国立クジュルアン・ムダ第一高校

イスロモフ ヤヒヨ氏とホネスティ テウノンビラ氏の写真 1クラスの9名を代表して、お世話になったお礼と最後のあいさつをいたします。
まず最初に、修了式の日を迎えるにあたって、このプログラムを作って下さった方々、日本語国際センタースタッフのみなさん、日本語を教えてくださった先生方、食堂の皆様、いつもきれいに清掃をしてくださった方々、長い期間にわたって私たちの生活の世話をしてくださった清水さん、管理室の人達、2クラス、3クラス、4クラスの仲間に「ありがとうございました」とお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

このクラスは幸せなクラスだったと思います。私たちは、楽しく勉強しました。1クラスの雰囲気は本当にすばらしかったです。時々授業に疲れると,つまらない冗談を言って、先生を笑わせました。何かを決めたいことがあったら、喧嘩せずに、すぐ決まります。兄弟のような本当の仲間になりました。いつもお互いにサポートをしあって、情報交換をして、一緒に楽しい日を過ごしました。
授業では、いろいろなことを学びました。視聴覚の授業では、テレビを見ながらニュースを聞いて、サマリーを作りました。これには、耳で聴く練習だけではなくて、知識も使わないといけないので、勉強になりました。

文法のクラスもすばらしかったです。1学期は皆、よくがんばりました。 2学期になるとだんだん疲れてしまって、時々集中することができなくなってしまいましたが、そんなときでも、石井先生は一生懸命説明してくださいました。本当に満足できました。
教授法のクラスは、クラスが2つに分かれましたが、どちらのクラスでも同じことが勉強できたので、大変満足しました。国へ帰ったら、先生の教え方を思い出して、それをお手本に楽しく、上手に日本語の授業をやってみようと思っています。

1学期の終わりに行った1泊2日の日光旅行では、きれいな彫刻が施された陽明門に目を見張り、世界にひとつだけの焼き物をつくりました。焼き物は、センターに帰ってきてから私たちの手元に届きましたが、大事に国へ持って帰ります。
4泊5日の関西旅行ではいろいろなところを見学しました。風呂敷に絵を描いたり、結び方を教わったりしました。広島のお好み焼き、チラシすし等いろんな料理を食べて、最高の旅行でした。
6カ月の間、日本語、教授法、日本事情の授業に加えて、書道、茶道、着付けなどの体験、歌舞伎や相撲の鑑賞、関西への研修旅行など、盛り沢山のプログラムを受講させていただきました。ここに来るまで、こんなにさまざまなことを教わったり経験させていただいたりするとは想像していませんでしたので、驚きました。

センターの生活も最高でした。日本語国際センターは、設備が整っていて、何でも簡単に用を済ますことができて、本当に便利でした。
設備だけでなく、センターの中や外でも、多くの人々と交流し、ネットワークを広げることができて最高でした。私たちは、もうすぐ帰国しますが、帰国してからも、ここで作ったネットワークを続けていきたいと思います。
6カ月間ありがとうございました。スピーチの最後に、国際交流基金日本語国際センターに、もう一度心から感謝を申し上げます。


バキハノワ ジャミラさん: アゼルバイジャン / バクー国立大学

バキハノワ ジャミラ氏の写真 私はAコースの2クラスの代表として、最後のごあいさつをさせていただきたいと思います。
最初に、9月から私たちをお世話してくださって、いろいろ教えてくださった先生方に感謝の気持ちを表したいと思います。ありがとうございました。先生方はこの半年間、私たちに日本語の文法だけではなく、日本の習慣や生活のこと、また、私たちが興味あるいろいろなテーマについて教えてくださいました。
このセンターとセンターの人々のおかげで、私たちは日本について自分の知識を深めることができて、日本語の先生になる道でもっと強く自信が持てるようになってきました。このセンターの生活では、みなさんとの楽しい時間もあったし、困った時もありました。しかし、もうすぐ国へ帰ってのんびり生活をすることになっても、いつもこの半年間の長期研修のことを思い出すだろうと思います。

このセンターの一番おもしろい特徴は、次のことです。世界中には戦争をしている国もありますけど、私たちは53の国の代表としてこの長期研修のプログラムを受けました。そして、人の宗教や肌の色や生活習慣などには関係なく、みんなできるだけ幸せに半年間の生活をしていました。私たちが集まった国は日本でしたので、6カ月間日本にいて、半分日本人になってしまったような気がします。これからも自分の国で、日本語と日本の生活について教えていきたいと思います。
半年間、本当にありがとうございました。


バットジャルガル マンドハイさん: モンゴル / チンギス創世国際大学

バットジャルガル マンドハイ氏の写真 今日、私たち全員にここに集まる機会を与えてくださった国際交流基金、日本語国際センターの皆様、ありがとうございます。
1年前、この研修を受けることになってうれしくて、来日することを楽しみにしていたのが昨日のことのように思い出されます。あっという間に6カ月がたちましたが、この期間は長期研修生の私たちにとっては、色んなことを学んだ大事な期間でした。

私たちは、日本語の能力、日本語の教え方だけではなく人間関係など社会人としても全面的に一歩成長できたと思います。
ここで素晴らしい先生方々に教えていただいた日本語、日本語の教え方や日本の文化などは、すべてが新鮮で、これからの私たちの行く道に不可欠なことでした。日本の色んな文化、たとえば、関西研修旅行のとき、日本のふろしきまで体験できたのも勉強になりました。本の中で見ていた日本文化を直接見て、手に触れてみたことで、教師として説明できること、教えられることがもう一つ増えたと思います。ここで学んだことを国に帰って早速生かしていきたいという気持ちでいっぱいです。

さらに、33カ国から集まった53人の友達にもたくさんのことを学びました。お互いの知っていること、貴重な意見などを交換できて、本当にうれしく思います。何より、私たち53人がこの6カ月の研修生活の中でたった一つの言語、日本語だけで通じ合っていたことは、本当に不思議に思えることでもありました。日本語では日本人とだけ通じると考えていたのは間違いでした。日本語を通じて、33カの友達と知り合って、多様な文化に少しでも触れることができたのは、本当にうれしいことです。

こんな絶好の機会を与えて下さいました日本語国際センターの皆様、先生方々、職員の皆様、食堂の皆様、本当にありがとうございます。心から御礼を申し上げます。
また、ここで出会った研修生の皆さんと一つの大家族のように6カ月間一緒に暮らして想像していた以上に親しくなりました。ホネスティのやさしさ、ボリャナの笑い声、エバの暖かいハグ、インダの歌い声などみんなのことは、私の心の中に刻みこまれています。皆さんが大好きです。本当にありがとうございました。
みなさん!明日から私たちはそれぞれの現場に戻りますね。お別れはさびしいですが、また頑張って、ここで再会できる日を楽しみにしております。


パラブ ネトラさん: インド / 印日協会 ボンベイ

パラブ ネトラ氏の写真 浦和に来る前、これから先何が起こるかまったくわからなくてさまざまな不安な思いを抱えていました。この六ヶ月間のことを振り返って、日本のことだけではなく33カ国の文化や習慣に触れることができ、交流の中で理解できるようにもなりました。そういう経験をとおして、六ヶ月は短い時間でしたが、さまざまな知識が増え、好奇心が刺激されました。

先生方にさまざまなサポートをしていただいたおかげで、この研修期間は楽しく過ごすことができました。私たちは教師として、日本語のような難しい言語を楽しく教えられるようになりました。まだ自分に自信がありませんが、先生方のおかげで、挑戦できるようになったことを感謝いたします。

先生方の他にセンターで働いている管理室の方、お掃除の方、受付の方、図書館や食堂の方々にも感謝したいと思います。お父さんのような管理室のスタッフのみなさんたち はいつも優しく接してくれました。寒い日には、上着を持って行ってくださいとか夜遅く帰ったら心配してくれて、やさしい愛情を感じました。お掃除の方たちはきれいに掃除してくれて、食堂の方々はおいしい料理を作ってくれて、お母さんのことを思い出しました。私たちが出かけるときや帰るときに、受付の方々は「いってらっしゃい」「お帰りなさい」とか言ってくれて、家のように感じました。特に、いつも私たちのことに気を使ってくださるお姉さんのような清水さんにありがとうと伝えたいです。

授業では模擬授業、説明会、読解、文法、漢字、アンケートなどいろいろな大変なことがありましたが、一生忘れられない思い出になりました。ある人の生け花はアマゾンの森のように見えました。着物を着たとき、きつくて、呼吸できませんでした。ある人の折り紙の鶴は竜に見えました。ある人の書道は象の足元のようにえがかれていました。そして、漢字クイズのとき新しい漢字を作った人がいました。これらの出来事は私たちの記憶に残っています。

この研修で一番一番大切なことは、友達を得たことだと思います。私は今ここに立っていて、頼もしい友達の顔を見て、温かくて 、幸せな気持ちに包まれています。 将来だれかにこの研修期間について聞かれたら、私たちは絶対、笑顔でこの研修のすばらしさを伝えると思います。この研修でいい思い出ができたことに感謝します。ありがとうございました。


チャンタロー ワラリーさん: タイ / カサセート大学

チャンタロー ワラリー氏の写真 研修参加者の33カ国50名を代表して、皆様に、お世話になったお礼と最後のあいさつをさせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
この研修を受けた六ヶ月は私にとってとても素晴らしい経験になりました。最初は、国の家族と離れて、日本で生活するのは不安がいっぱいありました。例えば、言葉の問題で漢字が読めなくて、間違って買い物してしまったり、日本人と日本語で話すとき、スムーズに伝えることができなかったり、タイ料理のようなからい料理を食べる機会がなかったりしたことです。それに、さまざまな国から来た研修参加者との生活はカルチャーショックの連続でした。文化や習慣などが違うことで誤解させたり、驚かせたりすることも多くて、不思議に思いました。しかし、みんながそれぞれにその違いを理解するように向かい合ったので、自分の家族のように安心して日本で過ごせるようになりました。

次に、研修ではさまざまな授業を通して、日本語を学んだり、友だちとコミュニケーションをとりながら実際に学んだことを使ってみたりして、日本語運用力を高めることができました。また、日本語の勉強だけではありません。私たちのような教える経験が浅い先生はみんなそれぞれ自国の授業について不安に思ったり、疑問に思ったりすることがたくさんあったと思います。この研修で基礎的な教授法の理論について触れることができ、模擬授業を通して、教授技術を向上させられたのはとてもいい勉強になりました。模擬授業は私にとって大変なことでしたが、そのとき、どんなに苦労しても、友だちが協力したので、諦めずに最後までやることができました。それに、先生方のご指導も自分の授業の参考になり、恵まれた良い機会になりました。

また、文化体験プログラムを通して、インターネットや教科書からは感じられない生の文化を体験することができました。例えば、折り紙、生花、舞踊、茶道、書道などのデモンストレーションを先生方が指導くださってとても感動しました。また、さいたま市民との交流会やホームステイの際にも実際に日本人の習慣や考え方などを見たり感じたりすることができ、日本についての理解を深めることができました。そして、研修旅行では、個人旅行では得られないような幸せな時間を過ごすことができました。こういった素晴らしい経験は言葉で説明できないぐらいです。このような機会を用意してくださった先生方や清水美里さんに、心を込めて感謝申し上げたいと思います。

そして、センターでの生活では、自分の家のように暖かく迎えてくれたり、サポートしていただいたりして、6カ月の間、心から安心して生活できたのはセンターのスタッフの皆様のおかげです。

私たちは今回この研修を受けられたことは、価値のある経験であり、人生で一番大切な思い出となりました。また、ここで世界中の33カ国の友達が作れたことも絶対忘れられないことです。今後、私たちは日本で、先生方から学んだことと体験したことを日本と日本語に関心を持つ学生たちに精一杯努力して伝えるつもりです。さらに、先生方のように愛情を持って、やさしく指導できる先生になりたいです。最後になりましたが、皆様のご健康とご活躍を心より祈っております。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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