海外日本語教師の養成・研修

平成22年度海外日本語教師短期研修(夏期)

研修参加者の声

(修了式・歓送会のスピーチから一部抜粋しました。氏名標記は姓・名の順です。)

ジョーさん(チャンタウォンスイー ウィネートさん/タイ/ラチャパットラチャナカリン大学)

ジョーさんの写真 今、私は1クラスの代表というより9か国の代表としてご挨拶をいたします。というのは1クラスのメンバーは9か国からまいったからです。タイ、ベトナム、ネパール、メキシコ、ロシア、マダガスカル、バングラデシュ、カナダ、イギリスです。でも他のクラスのメンバーを入れると夏短の研修参加者の国は31か国になります。 日本に来て初めてこの世界は本当にせまいということを実感しました。今回日本に来られて、とてもうれしかったです。多分喜んでいる人は私だけではありません。皆さんも先生たちもみな喜んでいると思います。なぜなら飛行機代を払わずに世界一周旅行ができたからです。そして、日本語でコミュニケーションができました。これはとても貴重な経験だったと思います。 あと1週間半で私たちは自分の国に帰ります。皆さん早く帰りたいと思っているでしょう。私も早く帰りたいです。ある人は家族に会いたいために、ある人は恋人に会いたいために、早く帰りたいと思っているでしょう。しかし皆さんは大事な人を忘れていませんか。誰でしょう。その答えは、学生です。多分一人ではありません。40人50人それ以上かもしれません。皆さん、今回この研修で勉強したことを学生に教えてください。国に帰って、学生のために、日本語や日本のことを一生懸命教えてください。なぜなら、先生という仕事は学生に知識や技術を教えていることが仕事だからです。人間として成長するために、他の国の言葉や他の国のことを勉強することはとても重要なことだと思います。ですから、皆さんがんばってください。 最後に、言わなければならない言葉は「さようなら」です。でも、本当のさようならではありません。私たちはこれからずっと友達たちの心と先生たちの心にいます。 さようなら友達、さようなら西村さん、さようならスタッフの皆さん、さようなら先生方、さようなら泊まっていた部屋、さようなら研修室、そしてさようならこのセンター。
これで1クラスの代表の挨拶といたします。ありがとうございました。


マーベルさん(ケイロス デ ソウザ ジョゼ マーベルさん/ブラジル/ブラジリア日本語モデル校)

マーベルさんの写真 2クラスの皆さんを代表して、お礼をのべたいと思います。 教職に携わる教師について、考えることは大変重要だと思います。なぜならば、教育が成功するということは、生徒が決められた学習期間で学習目標を達成することであり、その目標を達成するには、授業という形で生徒に教育を行う教師の資質が大きく関係してくると考えるからです。教師に求められる資質として、「教師という職業に対する愛情」という資質は不可欠だと思います。私は教師という職業に対する愛情というのは、いわば「聖火」であり、教師はそれを持って、走る走者であると言えます。教師の役割は、先人より受けついだ聖火を守るとともに大きくし、それを生徒に引きつぐというものであると考えます。聖火を燃やし続け、やがて生徒たちの将来を照らす大きな「明かり」になると思います。 7月15日、色々な国から来た日本語の教師は日本語国際センターに集まって、日本語の研修が始まりました。そこで、教師は「PC講習、教授法、文法、日本事情、生け花、歌舞伎、茶道」という聖火をいただきました。特に、教授法の模擬授業では、違う国の人とグループになり、異なった教え方、意見、教え方について「あぁだ こうだ」やりました。授業の流れを考えた授業をグループで教え、発表するのは大変でしたが、良い経験になりました。そして、その模擬授業を次の日は、1クラスの人たちに報告もしました。教師として、どのようなステップをふんでいけばよいか、研修で色々学べた点です。今回、各科目の先生に、松尾所長に、担当者の西村さんに、日本語国際センターの職員の皆様にお世話になりました。この2カ月、私たちへの心遣い深く感謝します。どうもありがとうございました。


クスーシャさん(ファトクリナ オクサナさん/カザフスタン/アル・ファラビ名称カザフ民族大学)

クスーシャさんの写真 このセンターで過ごした2カ月本当にあっという間でした。この2カ月、とても短いにもかかわらず、感謝や感激、忘れられないことがたくさん詰まっていました。3クラスは、担当の古川先生のご指導のもと、さまざまな教授法の授業を受けたり、諸先生方に総合日本語や日本語の文法を教えていただいて、本当に勉強になりました。分からないところについて質問すると、日本語国際センターの先生方、センター職員の皆様が親切に教えてくださいました。そのほかにも、いろいろな伝統芸能や芸術を鑑賞し、体験させていただきました。書道の書き順など、生け花の香り、茶道の和菓子の味、歌舞伎の美しさを今も覚えております。それらを経験させていただき、本当にありがとうございました。 日本語国際センターでは、日本語教育に関する各分野の文献が揃っていますので、授業の後、3クラスの私たちは図書館で文献を読んだり、自習室で家族のメールのやりとりだけではなく資料も探したり、何回もの発表の準備をしたり、晩御飯の後、娯楽室で卓球やカラオケをしたりしていて、充実した毎日を過ごすことができました。 この研修に参加できたおかげで、世界中から来た先生方と知り合いになって、授業の時、ほかの先生の経験を聞いたり、悩んでいる問題をみんなで議論したりして、日本語の授業について深く考えることができました。自分の授業を振り返ることもできました。そのうちに、自分の教え方の不足点に気がつきました。それに、日本語国際センターの先生方に生き生きした教え方で教えていただき、授業改善の方法も分かりました。研修参加者のみなさんは、今私と同じように、ぜひここで学んだことを自分の授業で実践したいと思って、やる気が沸いているでしょう。私たちは国が違っていますが、同じことをしていますので、日本語の教師としては、不可分の一体であると言えるのではないかと思います。国に帰っても、ここでのことを忘れないで、みんなメールでお互いに励ましたり、いい経験を交流したりしましょう。そのとき、きっといい教師になれますし、いい授業もできるでしょう。日本語や日本文化や事情を学生に話す時、センターの生活が思い出されて、懐かしくなることでしょう。いつも、日本語を教えるよりよい方法を研究されている日本語国際センターの先生方、これからも日本から私たちのことを応援してください。 最後に再び日本語国際センターの先生方をはじめ、センターの職員の皆様、心からお礼を申し上げます。ここで学んだことをこれからの仕事や研究に活かしていきたいと思います。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

文化体験プログラム(生け花)の写真
文化体験プログラム(生け花)


ヴィオリーさん(ニアガ ヴィオレッタさん/フィリピン/日本語センター財団)

ヴィオリーさんの写真 2010年度海外日本語教師短期研修(夏期)の皆さん、研修をやりぬけておめでとうございます。おつかれさまでした。本日まで支えてくださったJAPAN FOUNDATIONの先生方やスタッフ、受け入れてくださったホストファミリー、管理室、食堂のみなさん、心よりお祝いと感謝を申し上げます。 今回の研修の4クラスを代表させていただいたフィリピンのヴィオリーと申します。4クラスのみなさん、この大体の2カ月にいろんな出来事があったでしょう。授業で学んだこと。いくつかの発表で失敗したこと。ディベートで必死に説得力を発揮してみせたりしたこと。東京旅行の時や食堂でいろんな国からの研修参加者とおしゃべりしたり、さまざまな楽しかったことが頭に浮かぶと思います。どうか何よりもこの2カ月の人と出会ったことを、それぞれの国へ帰ったら時には思い出してください。この研修期間は短いと言っても一生のフレンドシップのきっかけかも知れませんよ。今日を限りに研修が終わってこれから別々の仕事場に進まれるわけですが、ぜひとも国際交流基金で身に付けた教授法や磨きをかけた日本語を生かしましょう。 以上をもちまして、私からのお祝いの言葉とさせて頂きます。
今日は本当におめでとう。JAPAN FOUNDATION の皆さん、色々とお世話になりました。

ニルマニさん(シュレスタ ニルマニ ラルさん/ネパール/カトマンズ日本語学院

ニルマニさんの写真 この2カ月間、先生方や職員の方はもちろん、いつもおいしい料理をだしてくださった食堂のみなさん、いつも助けて下さったフロントのみなさん、部屋をきれいにして下さったみなさん、図書館のみなさん、管理室のみなさん、来日の際にお世話になったみなさん、本当にありがとうございました。 そして世界各国の日本語教師の仲間たちと出会い、交流できたことを、何よりも貴重な財産だと思い、いつまでも大事にしていきたいです。 今は、宿題をさせられてよかった、ありがたいと思っています。なぜなら、国へ帰ってから、前より自信を持って教えることができるからです。ここで学んだことをぜひ生かして、学生の期待にこたえたいと思います。
2カ月前、ここにきて最初のころは、お互い不安な気持ちでいっぱいでした。しかし厳しい先生も優しい先生も、インドの教師も、インドネシアの教師も、ロシアの教師も、カナダの教師も、アメリカの教師も、ブラジルの教師も、ベトナムの教師も、ギリシャの教師も、スペインの教師も、みんなと仲良く楽しく冗談を言いながらあっという間に2カ月過ぎてしました。こんなにまったく知らない人と2カ月間で、こんなに仲良くなるとは思わなかったです。その間、苦しいときもありましたが、楽しい思い出もいっぱいです。
日本の伝統文化の生け花や茶道を体験でき、歌舞伎を劇場で寝ながら見たこともいい思い出のひとつです。東京見学の時、東京の暑さでみんな大変でしたけど、帰りに東京のあちこちに行ったりして楽しみました。この暑さも楽しい思い出と一緒にずっと記憶に残っていくのでしょう。

ホームステイは貴重な体験でした。私は日本の家庭でも現代の若い日本人家族を見ることができて、それがとてもおもしろくて、いい勉強になりました。ほかの仲間たちもそれぞれ色々な体験をしたと思います。その中でよかったと思う人もいれば、自分が期待していたものとちょっと違ったと思う人もいますが、それは今の日本だからそれはそれで勉強になったと思います。家庭によって生活習慣が違うからです。まったく知らないわたしたちをホームステイに迎えて下さって、誠にありがとうございました。わたしたちが知らない間に失礼なことをしてしまったかもしれませんが、みなさん、大丈夫でしたか。大変お世話になりました。
ここにいらっしゃる先生方や仲間たちとは、これからも連絡を取り合い、相談しあえるような関係を続けていきたいと願っています。
本当に2カ月間楽しく幸せにすごせました。ありがとうございました。
今日は本当におめでとう。JAPAN FOUNDATION の皆さん、色々とお世話になりました。

東京見学(国会議事堂にて)の写真
東京見学(国会議事堂にて)

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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