海外日本語教師の養成・研修

平成23年度大韓民国中等教育日本語教師研修

参加者の声

(修了式・歓送会のスピーチから一部抜粋しました)

研修旅行の写真
研修旅行

団長 宋 昌錫(ソン・チャンソク)さん : 泰光高等学校

宋 昌錫氏の写真 この1ヶ月をふり返ってみると、本当に忙しい日々の連続でした。ですが、時間が経つにつれて韓国の先生は勿論のこと、ほかの国の先生方とも友だちになりましたし、高校生をはじめ大学生のみなさん、ホームステイのみなさんともつながりができました。このことは、私にとって貴重なネットワークとして一生の財産になるに違いありません。これからも引き続き連絡を取って、このネットワークを維持することができればと思っております。おかげで、帰国してからの高校での授業は、もっと豊かで楽しいものになると思います。また今回の研修は、教師としての自分自身の自己開発に絶好の機会でしたし、何かに挑戦する勇気を持たせてくれました。
みなさんは、今度の研修を一言で言うと何と表現しますか。わたしは、“幸せ”という言葉が浮かびます。先ほどお話したように、ここにいらっしゃるみなさまとお会いできてほんとうに幸せでした。また授業で新鮮な刺激を受けて幸せでしたし、色々な資料の収集ができたこと、そして皆さんと旅行でたくさんの思い出を作ることができたこと、全てが幸せでした。一生忘れられない一ヶ月間の研修でした。

これから私たち35人は、それぞれの教育現場に戻ります。センターの先生方のコメントを肝に銘じて、いつも思い浮かべながら、日本語教育に力を注いでいきたいと思います。関係者のみなさま、本当にお世話になりました。みなさまのこれからの幸せとご健康な毎日、素敵な未来が訪れますよう、お祈り申し上げます。また、お会いできるその日まで、さようなら。どうもありがとうございました。


金 惠林(キム・ヘリン)さん : 佳林高等学校

金 惠林氏の写真 韓国でこの研修に受かったことがわかったときはこれで日本でゆっくり一ヶ月間楽しめるんだと思って喜んでいましたが、実際来てみると意外と大変でした。その理由のひとつは他の韓国の先生方々の熱意でした。日本で見るもの触れるものすべてが自分の勉強になる、また生徒のための資料になると思っていらっしゃったので、毎日毎日一日も欠かさず、いろんなところにおでかけになっては何時間も歩き回って写真を撮ったり動画をとったり、時には睡眠時間をけずってまで一生懸命に何かをなさるのです。本当に先生方の体力には感心しました。おまけに富士山まで登るなんて、本当にすばらしい方がたくさんいらっしゃいました。おかげで日本のいろんなところにいくことができたし、いろんなことを知ることができてとてもよかったと思います。もうひとつ大変だったのはやっぱり発表のことです。主題をきめるまでは順調に進みましたが、その続きがまったく浮かばず、また後でやろうの繰り返しで発表の日なんて永遠に来ないような感じでした。でも、いつのまにかその日が迫ってきて、慌てふためいて大急ぎで自分に与えられた課題に悩まされながらぎりぎり発表の日に合わせて準備を終わらせることができたのでほっとしました。幸い、私が属したなでしこコリアのメンバーは全員優秀だったので、いい発表になったとおもいますが、エネルギー溢れる先生方々の発表を聞いて、これからもっとがんばって先生方に負けないいい授業がしたいと思います。
最後にこのように意義ある研修になるようにいろいろ気を使ってくださったセンターの先生の方々、そしてスタッフの方々にこころから深い感謝の気持ちをもうしあげたいと思います。そして、この研修にご一緒させていただいた韓国の先生の方々。いつも明るくて前向きな先生たちの姿に励まされてがんばってみようという気持ちになれたと思います。この一ヶ月の間、わたしたちの間にできた絆をこれからどういうふうにつなげていくかこれからのたのしみですね。


鄭 又禎(ジョン・ウジョン)さん : 草堂高等学校

鄭 又禎氏の写真 研修の最初は一ヶ月間を気楽に過ごせると思っていましたが、来てみると授業がすべて日本語で行われ、自分の実力のなさを実感し、少なからずストレスも感じました。それで課題とは別の自分の心の声をレポートに打ち明けました。それをごらんになった先生から励ましの言葉をいただき、安心して研修を受け続けることができました。心から感謝しています。日本語の授業では高校生、大学生、市民ボランティアの皆さんとお話できるプログラムを用意してくださったのでほんとうに良かったと思います。

日本文化や日本事情の授業、日本語教授法の授業からもたくさんの情報を得ることができました。また、ホームステイの家族の皆さんは週末にもかかわらず、私のために貴重な時間を共にしていただきました。きめこまやかな気配りをしてくださった家族の方に心より感謝しています。 センターのプログラムではないですが忘れることのできない富士山登山がありました。それまで絵や写真で見た美しい富士山を想像しながら山を登り始めました。7合目までは大丈夫でしたが、夜明けの1時45分、本格的に登りはじめると高山病で苦しくなりました。他の先生がいらっしゃらなかったら、そして酸素がなかったら富士山頂上まで上ることはできなかったと思います。そして、研修旅行!うちのグループは子供に戻ったかのように写真を撮ったりしながら楽しい時間を過ごしました。
研修のためにお世話してくださいましたすべての方に改めて御礼を申し上げます。何よりも1ヶ月間、一緒に生活しながら、いろいろと助けてくださった韓国研修の仲間の先生方にも感謝を申し上げます。 最後に韓国の歌に「人が花より美しい」という韓国の歌詞があります。人と人が交流しながら心と心を交わして、韓国と日本がお互い花より美しい隣国になることを願っております。


裵 成今(ベ・ソンクム)さん : 大邱達西工業高等学校

裵 成今氏の写真 日本に来る前に、あるお医者さんに、放射能のため5年以上は日本に行かないほうがいいと言われました。しかし私の耳には聞こえませんでした。たぶん、新しい人に出会う機会がほしかったのだろうと思います。そして、私はこの研修で本当にたくさんの人に出会うことができました。
まず、韓国の各地のなまりを話す日本語の先生たちに出会いました。そしてセンターに着いたら日本人の先生方がやさしくむかえてくださいました。また顔も肌の色も違うけど、同じ日本語の先生をしている人たちにも会うことができました。彼らが日本語をぺらぺら話していることに本当にびっくりしました。
また、私はこの研修でいろいろな体験をしました。かわいい高校生とプリクラをとったこと、私の娘ぐらいの大学生と出会ったことなど、全部が新しい経験でとても新鮮でした。その中でも一番記憶に残っているのは、ホームステイに行ったときのことです。私は今まで日本人の日常生活の中に直接入る機会がぜんぜんなかったのでホームステイに行く前はとても緊張していました。私の日本語が通じるかどうかも心配でした。しかしホストファミリーの家に行くときにいろいろな質問をされ、それに答えているうちに少し気が楽になりました。私にも話ができるじゃないかと喜びました。韓流のおかげか、日本の女の人には韓国の男の人がたくましく見えるようで、人気があるようでした。私は、人によって違うし、このごろの女の子はとても気が強いという話をしました。そうしたら、日本には草食男子、肉食女子という言葉があるということを教えてくれました。私はホームステイに行って、このように自信を持ってもっと積極的に話したら、もっと早く日本語が上手になるということに気がつきました。研修参加者の皆さんも、これからも私と一緒にがんばりましょう。また、日本語の授業や教授法の授業、日本文化体験では、生徒に教えるためのもっといいアイデアを考えるきっかけになったと思います。
このようにすばらしい経験をさせてくださった基金の方々、職員のみなさま、そして先生方に心から感謝いたします。この経験を、韓国へ帰ってから自分の授業に生かしていきたいと思います。本当にありがとうございました。

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教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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