海外日本語教師の養成・研修

平成23年度海外日本語教師短期研修(春期)

ラフマディ ヘリ スリさん : インドネシア / スコハルジョ第三国立高校

ラフマディ ヘリ スリ氏の写真 日本での私の経験についてお話したいと思います。研修が決まった時は、本当にうれしいことですが、困った気持ちもありました。
うれしいことは、センターで勉強できることと、色々な国からの友達ができることです。始めてあったのですが、みんな家族のようです。みんなやさしいですから、不安がなくなりました。 困ったことは、子供と生徒と離れることで私にとってはつらかったです。日本はまだ、被災の中にあり、こころからお見舞いを申しあげます。しかし、日本に来たのはすべて生徒と日本語の上達のためです。

日本へ来た時に、昔の生徒で今、日本の大学で勉強している人に会いました。この生徒は私の子供のようです。高校教師の私が博士課程で研修している教え子を持って誇りに思います。 ところで、センターで日本語の勉強だけでなく、日本文化や日本事情なども勉強しました。私たちは国では日本語の先生をしていますが、こちらでは研修生ですから、ときどき子供のようです。自分の生徒を思い出します。ある研修生は宿題がたくさんある時、「先生、また宿題ばかり。」といっていました。他の研修生は宿題をもらった時、「わあ、これはすきな物ですね。」といっていました。(中略)
国へ帰ったら、センターで習ったことを私たちの学校でやって見たいとおもいます。
先生方に色々教えていただいてどうもありがとうございました。


アニソン クリアンチャイさん : タイ / ベンジャマラーシューテイツパッターニー学校

アニソン クリアンチャイ氏の写真 幸せな時間は早くすぎるといわれています。もうみなさんとお別れする日が来てしまいました。日本の2ヵ月はとても早かったです。さびしいと思った日は一日もありませんでした。私たちはいろいろな日本のことがわかるようになりました。日本語教授法だけでなく、教材にかんすることや自国文化と日本文化を比較することなども勉強しました。日本人のボランティアとホストファミリーの方々は、いろいろな文化と日本人の生活を教えてくれて、とてもいい経験になりました。

2クラスはたぶんいちばんうるさいクラスなのに、先生方はいっしょうけんめい教えてくれました。毎週いろいろな発表をして、大変勉強しましたので、私たちの日本語はだんだんよくなったと思います。困った時にもいつも手伝ってくれて、先生方は親切にしてくださり、心から本当にありがとうございます。 2クラスのみなさんはとても明るくて、おしゃべりな人で、2ヵ月いつもいっしょに勉強したり大きくわらったりしました。ある人は新しいニックネームをもらいました。たとえばHarryちゃん、エリンちゃん、OKちゃん、とけいマン、いい男の子となどです。こんなにすばらしい友だちができてうれしいです。いつまでもわすれないと思います。(後略)


グェン ティ トゥー ガーさん : ベトナム / リートゥオン キエット中学校

グェン ティ トゥー ガー氏の写真 2ヶ月 日本にいて、とても勉強になりました。例えば,教授法の授業で文法、会話、聴解、読解の教え方について勉強しました。このセンターに来なかったら,このことについて知ることができませんでした。ですから,とても貴重な機会だったと思います。それから、日本事情の授業では,実際に体験する前に知識をインプットする授業を用意していただきました。知識を得てから体験をするという流れは,わたしたちにとってとても助けになるものでした。そして,わたしたちは体験もたくさんしたり、勉強の知識だけじゃなくて、社会、生活からの知識を蓄積することができました。

国を離れている私たちはここのセンターのStaffに見守ってもらい、たくさんサポートしていただきました。ですから、孤独な感じはありませんでした。(中略)
最後に、日本で蓄積した知識を国に持って帰って、日本語学習のサポートに全力をつくしたいと思います。そして私は自分の国で、日本語の教え方が毎日毎日成長していくように努力し、またそのことを期待したいと思います。


ヂワナンダム モニカ シャルマさん : インド / デリーパブリックスクール

ヂワナンダム モニカ シャルマ氏の写真 このプログラムに参加することができて、とてもありがたいです。このプログラムのおかげで、私は今まで、日本について知っていたことをよく理解できるようになったと思います。

2ヵ月のこの研修で私たちは、まず日本語、その後、日本の文化と社会についてもいろいろ勉強しました。このプログラムで自分の日本語のレベルをアップしながら、効果的な教え方を習いました。今まで、とても難しいと思っていた文法を分かりやすく教えてくださり、漢字と発音の練習をしたりしました。

このプログラムで何回も日本語の発表をして、もう、発表できる自信が付いたと思います。その後、小学校と高校を訪問して、日本の教育制度について詳しく分かるようになりました。また、歌舞伎を見たり、茶道をしたり、折り紙を作ったりして得た体験を自分の生徒によく伝えることができると思います。後、凧作りもして自分の子どものころを思い出して、本当にとても楽しかったです。

日本と日本の文化にはとても興味があります。日本の文化、社会と私たちはいろいろなことを深く分かるようになりました。東京見学で、東京タワーに行った時は、景色を見て一目ぼれをしました。浅草と江戸東京博物館を見学して、日本の豊かな歴史を何となく感じることができたと思います。これからも関西見学でもいろいろな勉強になると思って、楽しみに待っています。 また、ホームステイの経験はとても楽しくて、日本の普通の生活を感じることができました。これから国へ帰っても日本語だけじゃなくて、日本の文化と社会などについても生徒に教えることができると思います。

このプログラムで13カ国の国からいらっしゃった45名の皆さんと会うことができて、自分たちのアイディアを交換することができたと思います。これからもお互いにこのような関係を続けていきたいと思います。(後略)


グループでのスピーチ

グループでのスピーチの写真 今年の3月11日、日本では東日本大震災が起こってしまい、それから、しばらく、毎日強い余震が続き、さらに福島第一原子力発電所では事故が起こりました。それでも、日本の国民は落胆せず、勇気を持ってこの難関を乗り越えてきました。日本の皆様のこのような七転び八起きの精神に敬意を表します。

私たち夏短期研修参加者は来日前に自分の国で東日本大震災のニュースを見ました。日本のことを大変心配し、こんな大変な時期に本当に日本に行っていいのか、日本の皆様に迷惑をかけるのではないかと真剣に悩んだ人も多くいました。しかし、国際交流基金日本語国際センターの皆様は私たちのために一所懸命研修の準備をして下さり、お蔭さまで研修に参加することが出来ました。

今回の研修プログラムはさまざまな意味で大成功であると思っています。例えば、今回の研修プログラムのお陰で、日本語の教え方や日本事情だけではなく、国際理解セミナーにも参加し、日本の高校生とも交流が出来ました。また、29カ国の日本語教師が一堂に集まり、各国の日本語教育状況に関する交流ができ、日本語教育に対する理解を一層深めることができました。私たちは予想以上の成果が得られたと思います。日本語には「十人十色」ということわざがありますが、私たち研修参加者は個性を生かし、力を合わせ「一人はみんなのため、みんなは一人のために」日本語国際センターの皆様とともに大家族のように楽しく二ヶ月間を過ごせました。

もちろん、この二ヶ月の研修はセンターの皆様のお蔭だけでなく、埼玉県の皆様、すなわち、ホーム・ステイに協力していただいた皆様、総合日本語の授業で防災・地震や仕事・労働のインタビューに参加していただいた皆様、ルネッサンス・スポーツ・クラブの皆様にも大変お世話になりました。心を込めて感謝を申し上げます。

取り分け、センターの皆様、夏短期研修担当の皆様、言葉で上手く伝えることができないのですが、心からお礼申し上げます。

最後になりますが、研修を通して、先生方から様々なことを学び、自信を付けて頂き、いろいろな知識を深めることができました。先生方に深く感謝いたします。そして、研修参加者の私たちにとって、2か月の研修生活は長いようで短かったです。帰国してよりよい先生をめざし、日本語を教えながら日本文化や日本事情を広く伝えようと考えております。

お問い合わせ

国際交流基金日本語国際センター
教師研修チーム
電話:048-834-1181 ファックス:048-834-1170
Eメール:urawakenshu@jpf.go.jp
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