平成24(2012)年度海外日本語教師日系人研修 概要

小学校見学で説明を受ける参加者の様子の写真小学校見学で説明を受ける参加者(三重県)
研修期間
2013年1月16日(水曜日)~3月15日(金曜日)
実施場所
国際交流基金日本語国際センター
(埼玉県さいたま市浦和区北浦和)
研修参加者国名
メキシコ・アルゼンチン・ブラジル・ベネズエラ・ペルー
研修の方針
中南米の日系人対象の日本語教育機関に勤務している日系人日本語教師を約2ヵ月(8週間)日本に招聘する研修です。この研修では、教授法の授業を中心に、日本語力の向上や日本文化・日本事情の知見を深めるための授業を行います。
この研修の目的は、中南米地域の日系社会における日本語教育の質的改善・充実をめざし、日本語教育の継続と学習者増を促すことです。
授業の様子の写真授業の様子
研修内容
  1. (1)「教授法」を中心に学びます。
    ①「文字」「会話」「読解」など、さまざまな日本語の教え方を具体的に学びます。
    ② 外国語教育の新しい考え方をコースや授業に取り入れる方法を学びます。
    ③ 研修で学んだことを自分の現場に生かすための授業改善や新たな取り組みについて、講師のアドバイスを受けながら考えます。
  2. (2)「日本文化・日本事情」の情報を収集し、その扱い方を考えます。
    ① 様々な講義、体験、見学等を通して、「伝統的な」文化と「今の」日本の両方を学びます。
    ② 収集した情報を使って、コースや授業の中で文化や事情を扱う方法について検討します。
    ③ 日系人が多く住んでいる地域や関連機関を訪問して様々な視点から情報を収集し、現場での教育方針の策定やコースデザインに生かします。
  3. (3)「プロジェクトワーク」で、具体的な課題解決を図ります。
    参加者や所属機関が抱えている個々の課題について、講師のアドバイスを受けながら解決方法を考えます。
  4. (4)「文法」を中心に日本語の知識を整理し、授業での教え方についても学びます。