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文化交流事情 

中学高校教員交流事業 参加者の声

6月22日〜7月5日に来日された諸外国の中学校・高校先生方より、
交流プログラムの感想をお聞きしました。

バンガシュ・ヌズハット・アディークさん(パキスタン)

ジャパンファウンデーションでは設立以来、日本に対する諸外国の理解を深めてもらうため、中学校・高校の先生方を諸外国から招き、日本の教育・文化状況の視察や、日本の先生、教育行政責任者との意見交換をしていただくプログラムを実施してきました。本年度も、54カ国から216名の先生方を2週間の予定で日本に招きます。

滞在中には全員共通のプログラムとして、日本の教育事情のレクチャー、広島平和記念資料館、京都視察などが組まれています。プログラム後半は小グループに分かれ、指定された都道府県を訪れます。そこで教育事情の説明を受け、小・中・高などの学校訪問、名所視察、ホームステイなどを体験します。

この第一陣となる51名が、6月22日から7月5日まで来日しました。今回の参加者は、インドネシア、マレーシア、ネパール、パキスタン、カナダ、スイス、ノルウェー、アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イラク、イラン、トルコ、エジプト、コンゴ民主共和国、ジンバブエの15カ国で、主として歴史、地理を教えていらっしゃる先生方です。
日本で最後の夜に開催された歓送会で、参加者の感想をお聞きしました。

アル・セライディ アフメド アブドゥッラーさん
(アラブ首長国連邦)

◆バンガシュ・ヌズハット・アディークさん(パキスタン)
日本は西欧の先進国と同じだと思っていたけれど、全然違いました。人々は礼儀正しく、伝統を大切にしていることが印象的でした。特に中年以上の方々は、本当に浮ついたところがなく、落ち着いていて好感が持てます。若い人たちはちょっと違っていましたが。
高校で歴史と地理を教え、就職アドバイザーも務めています。服のデザインもやっていて、今着ているのは、自分でデザインしたドレスです。

◆アル・セライディ アフメド アブドゥッラー(アラブ首長国連邦)
日本のすべてを自分の国に持って帰りたいと思います。本当に素晴らしい経験でした。日本人は寛容で、親切で、礼儀正しく、規律を大切にし、他人を敬います。生徒と給食を一緒に食べた経験が、とても心に残っています。自分の国では、生徒と先生がいっしょに食事をすることはありません。両者の間に連帯感が生まれて、とてもよい習慣だと思います。私は男子高校で英語を教えています。

左:チズゥング・タンディウェさん(ジンバブエ)
  右:ヤークー・ウィダード・ユースフさん(イラク)

◆チズゥング・タンディウェ(ジンバブエ)
日本は技術がたいへん進歩している国だと思いました。人々は親切で、思いやりがあり、私たちを温かく迎えてくれました。ホストファミリーにも、たいへんよくしてもらいました。ただ気になったのは、言葉の壁。高校生が英語でちゃんとコミュニケーションできないのは、残念です。ジンバブエでは小学校から英語教育を行っているので、高校レベルでは、英語でちゃんと意思疎通ができます。私は高校で地理の教師をしています。日本がとても清潔なのには感動しました。それから、広島の平和記念資料館を訪れた体験は衝撃的でした。このようなことが起こったのを、非常に悲しく思いました。

◆ヤークー・ウィダード・ユースフ(イラク)
日本は技術が進んでいて、皆さんやさしくて親切で礼儀正しくて、本当に素晴らしい国です。もうこの2週間、夢を見ているようでした。学校の設備もとても充実していて、学校の中に台所があって、調理もできるなんて。イラクでは考えられないことです。私は日本で、生涯忘れられない体験をしました。イラクに帰ったらこれを全部、子どもたちに伝えようと思います。こんな機会をいただいて、本当に感謝しています。私はもう二度と、日本にはこられないと思います。イラクには旅客機が4機しかないから、帰国するのも二日がかりです。学校で地理と歴史を教えています。

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