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フルブライト-カルコン合同シンポジウム

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フルブライト-カルコン合同シンポジウム
「日・米ソフトパワー:地球的課題への取り組み」 (プレスリリース)

フルブライト・ジャパン(日米教育委員会)のイニシアティブにより、また、昨年6月のカルコン第23回合同会議で採択された報告書『日米関係の再定義』のフォローアップとして、フルブライト-カルコン(*1)合同シンポジウム「日・米ソフトパワー:地球的課題への取り組み」が2009年6月12日に東京で開催された。日米の政府関係者、経済界、学界、メディア、文化芸術団体、市民社会組織ならびにアジア地区のフルブライト奨学生および同窓生を含む約300名の参加を得た。また午後のセッションには皇太子殿下の御臨席を賜った。

ジョセフ・ナイ ハーバード大学教授(ビデオ・メッセージ)ならびに小宮山宏東京大学総長顧問(三菱総合研究所理事長)の基調講演に続き、日米の著名な有識者から成るパネリストが、日米両国がソフトパワーを活用しつつ協力して地球的課題に如何に取り組んで行くべきかについて活発な議論を展開した。日米間の文化・教育・知的交流に携わる政策決定者等関係者にとって示唆に富む以下のような点が指摘された。

  1. 民主的な価値観を共有する日本と米国は、グローバルな公共財のために協調して行くにふさわしい立場にある。例えば、環境とエネルギー、貧困、開発と援助、保健とパンデミックの予防、核不拡散・核軍縮などの課題への取り組みがその一例である。エネルギー効率、科学技術およびイノベーションの分野において日本が貢献できることは多々ある。日米と第三国の協力の可能性も探るべきである。
  2. 日米両国は、同盟関係を維持しつつ、両国のソフトパワーの手段をうまく組み合わせてアジアの平和と繁栄をもたらす最適な方途について、それぞれの国の戦略を調整して行くべきである。

更に、具体的な方策の例として次の点も指摘された。

  1. 日米間の知的交流が著しく減少している流れを是正するため、その基盤を構成するシンクタンク、大学、財団を含む公的及び民間の関連組織に対する更なるリソースの投入が緊急課題である。日本におけるアメリカ研究および米国における日本研究を、今日の世界における互いの役割についての理解を深めることに役立つように促進して行くべきである。米国に留学する日本人の数と日本に留学する米国人の数を、お互いの社会に精通した将来の指導者層の出現を確保するクリティカル・マスに到達するまで増加して行かなければならない。
  2. グローバルな課題への取り組みにおいて世界各地の市民社会組織が益々重要な役割を果たす中、日本は、より強力なスタッフと専門性を有して、この分野に貢献することのできる国内の市民社会組織を育成して行く必要がある。市民社会組織に対して、日本政府、企業、民間財団や個人からの潤沢かつ安定した資金供給が行われる必要がある。
  3. 日本の美術を米国に発信する機会を増大すると共に、相互に近代および現代の演劇を紹介するための措置を取って行く必要がある。

最後に槇原稔日本側カルコン委員長(三菱商事株式会社相談役)、ティエリー・ポルテ米国側カルコン委員長(J. C. Flowers & Co., LLC 共同経営者)およびロナルド・J・ポスト・フルブライト・ジャパン委員長が各参加者に対する感謝の意を表すると共に、本シンポジウムの成果を今後のフルブライト・ジャパン及びカルコンの活動に活かして行く決意を表明して会議を締めくくった。

(*1) フルブライト・ジャパン(日米教育委員会)ならびに日米文化教育交流会議(US-Japan Conference on Cultural and Educational Interchange

 

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