18号(1)

新宿区につながりのある中高生を対象とした
映像共同制作ワークショップ その1

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1. 概要

国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、新宿区に在住する外国につながりを持つ中高生及び日本人の中高生を対象とした映像共同制作ワークショップを実施しました。海外を舞台に国際交流活動を展開してきた国際交流基金ですが、2008年度に新宿区に本部が移転してきたことに伴い、これまで培ってきた文化芸術交流のノウハウを生かした地域への貢献活動の一環として実施しました。

日程:
9月22日 火曜日、10月25日 日曜日
場所:
新宿区大久保児童館
参加者:
外国につながりのある中高生他
主催:
国際交流基金ジャパンファウンデーション
協力団体:
NPO法人みんなのおうち、新宿区大久保児童館
講師:
佐藤博昭先生、東英児先生、服部かつゆき先生、
田中廣太郎先生、佐野洋介先生
その他協力者:
株式会社アップル、特定非営利活動法人市民がつくるTVF
東京フィルメックス実行委員会

2. 背景

新宿区では、10人に1人が外国籍と言われています。特に大久保地域では、アジア各国をはじめとして、様々な文化的背景を持つ人々が多く在住しており、在籍生のうち、外国につながりを持つ子どもたちが6割を超える学校もあります。子どもたちの多くは、自分の意志で日本に来たわけではなく、親の仕事の都合で、日本語や日本文化が全くわからないまま来日するケースがほとんどです。文化の違いや言葉の壁のために、なかなか学校生活をはじめとした生活になじむことが出来ず、日本社会に対する不安感を抱えているということも少なくありません。
私たちの日常では、文化的背景の異なる人々や違う価値観を持つ人々と接触する機会がこれまで以上に増加しています。しかし、同じ地域社会に在住しているにも関わらず、価値観の違いなどから外国人が孤立してしまうケースも見られ、さらに関係が悪化すると摩擦や偏見に発展することにもなります。新しい価値観、異質な価値観に出会った時に、それを排除するのではなく、いかにそれを楽しいものとして受け止め、互いを生かしあいながら営みを続けることが出来る受容の力を育むことが、これからの社会に必要なのではないでしょうか。


3. 事業の狙い

国際交流基金がながらく培ってきた異文化理解における文化芸術交流のノウハウを活かして、多様な文化的背景をもつ子ども達を対象に、映像の共同制作を実施することで、以下のような狙いを掲げました。

  • 文化や生い立ち、出自の違う子たちが、映像を一緒になって作り上げるという共同作業を通じて、互いを出自や人種の違いとしてみるのではなく、一友人として互いの信頼関係を深めるきっかけを提供すること
  • 映像を通して自分や他者、外の世界を見、自分自身と自分が生活している環境についての新しい視点を得るきっかけを提供すること
  • 技術や機材の発展で映像制作が身近になっている現在、今後も続けられるひとつの表現方法として映像制作を体験する機会を提供すること

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