1998年度国際交流基金地球市民賞 受賞団体

文化・芸術による地域づくりの推進

1998年度 受賞

札幌こどもミュージカル育成会

北海道札幌市

代表者
細川 真理子
設立年
1975年(現在は解散)
札幌こどもミュージカル育成会の活動の様子

活動内容

札幌こどもミュージカル育成会は、アイヌの民話を題材にしたオリジナルのミュージカルを創作し、近所の子どもたちが集まり歌い踊ったことから始まりました。その後、3歳から17歳までの少年少女が歌と踊りの練習に励み、生き生きとした舞台を生み出した。この様子がポーランドの国営テレビで放映されたことから、日本とポーランドの子どもたちとの文化交流、ローマの法王庁での合唱などに発展しました。こどもミュージカルの音楽的な水準は、高い評価をうけ、教育面でも参加したこどもの豊かな成長につながっています。

市民連携・国際相互理解の推進

1998年度 受賞

藤沢町国際交流協会

岩手県一関市

代表者
岩淵 英生
設立年
1983年
ウェブサイト
http://www.fujisawa-kokusai.jp/
藤沢町国際交流協会の活動の様子

活動内容

藤沢町は、現在一関市に合併されていますが、旧藤沢町が異文化の相互理解と国際協力を推進してきた歴史は、一関市とオーストラリアのセントラルハイランズ市との間の国際姉妹都市提携に発展しています。藤沢町国際交流協会は、講師による国際理解教育プログラムやホームステイ交流事業を通じ、市民の意識の国際化、活性化に大きく貢献しています。藤沢地域中学生海外派遣事業により、中高校生がオーストラリアに派遣され、日本語や日本文化を伝えています。

受賞後の変化

1999年受賞後は、一層活動の深まりを目指し、シドニーオリンピック聖火リレーイベントへの参加。国際姉妹都市提携、東日本震災等復興プロジェクト(藤沢-AUS-ベトナム同時凧揚げ)を開催し、合併後の一関市全域へと広がりを見せております。

これからのビジョン

・オーストラリアとの学生教育交流を一関市全域に広げ、将来を担う中学生に貴重な体験を提供していきます。
・ベトナムとの交流を学生教育交流から文化・産業交流へと結びつけていきます。

最新の活動

  • 藤沢町国際交流協会の最新の活動1
  • 藤沢町国際交流協会の最新の活動2

2013年に協会設立30周年記念を開催、2015年には「日越教育交流事業20周年記念式典」を、ベトナム・ホーチミン市と藤沢町において開催し、今後の躍進を祝いました。

文化・芸術による地域づくりの推進

1998年度 受賞

ミティラー美術館

新潟県十日町市

代表者
長谷川 時夫
設立年
1982年
ウェブサイト
http://www.mithila-museum.com/
ソーシャルメディア
https://www.facebook.com/ミティラー美術館-Mithila-Museum-1435953770008566/
ミティラー美術館の活動の様子

活動内容

ミティラー美術館は、廃校になった小学校を美術館に改築し、インドのミティラー地方(ビハール州北東部)において、3千年にわたり母から娘へ伝承されてきた壁画850点、日本に来て描かれた作品および大作300点、ほかにインド先住民族のワルリー画、テラコッタ等を所蔵し、常設公開しています。そのミティラー画の収蔵は、質と量において世界に類がないものと高く評価されています。この美術館を拠点に全国への「出張展覧会」の開催や、インドの舞踊や音楽の紹介など豊かで多彩なインドの文化を伝える活動を行っています。

受賞後の変化

開発計画が中止となり、廃校の小学校はミティラー美術館として活用され、大池と呼ばれる池周辺の自然は残されることになりました。開館から10数年経って受賞したことで、地元紙による大きな広報もあり、ミティラー美術館を取り巻く環境は良い方向へと変化し、大きなサポートとなりました。

これからのビジョン

開館して34年。民俗アートや先住民等への社会の関心の少なさはほとんど変わらないのではないかと思われます。地球における人類の自然との共生というテーマも向十年来社会に大きな変化は起きていません。自然との深いコミュニケーションを持つ文化は未来社会への貴重な文化遺産であり社会へ様々なメッセージを美術館として送りたいと考えています。

最新の活動

  • ミティラー美術館の最新の活動1
  • ミティラー美術館の最新の活動2

インドの文化財団の理事長の提言で、ミティラー美術館コレクションの図録をインド大使館の協力の元、インド政府ICCRに働きかけようと準備を進めています。

受賞団体からのコメント

インド経済が発展していく中、日本に残されたインドフォークアートの作品、また日本で生まれた美術館展示レベルの作品は貴重なものとなっています。インドおよび日本国内、世界の美術関係者からもっと知られるべきだと思います。世界からインドフォークアートの専門家や学芸員等の問い合わせ、訪問が見られるが、もっと大きくアピールできないかと望んでいます。インドの国際交流基金事務所なども積極的にミティラー美術館を紹介していただきたいと思います。

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